第二章9 『悪剣遣い』
その後の結末
僕はへパイトスとの闘いの後に、
まず、ベオウルフさんの
ただ、ベオウルフさんが
”タイムアタック勝利の報酬”として、武器を調達するための経費を第零課正史編纂室が支払わされることになった。そんな約束はしていなかったのだが――無茶苦茶である。オリハルコン製武器一式の費用をどう確保するかについて、ミミは珍しく真剣に頭を痛めている様子であった。
その代わりといってはなんだが、ベオウルフさんは僕にこっそりと
次に、へパイトスが切り札として用意していた”
あのへパイトスとかいうおっさんは、罪のない一般人を辻斬りするわ、
もし生きているのであれば、ロング丈のクラシカルメイド服の良さについて夜通し語り合いくらいの人間ではあった。惜しい人を亡くしたものだ――。まぁ僕が殺したんだけど。
ミミから預かってきた
”魂さえ入れられれば”といっていたへパイトスさんの無念も、ミミによって叶えられるのであろうから地獄の血の池地獄で泳いでいるへパイトスおじさんも喜んでいることであろう。
僕はといえば、
ベオウルフさんが暗殺対象5人のうち4人を倒してしまうというイレギュラーはあったが、これにて悪剣遣い討伐は一件落着である――。
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