読書、ということ

わたしは、読書がすきだ。

別に、紙の本でなくとも良い。

電子書籍でも、石板に記された文章でも、なんだっていい。


わたしにとって重要なのは、その本に何が書いてあるか、ということ。

文章を伝えるその媒体がなんであるか、ということは問題ではない。


ただ、表紙が分厚い本は、すこし苦手だ。


わたしは本に折り目や変な癖がつくのがイヤで、そろりそろりと本を開く。

ところが、表紙が図鑑のように分厚い本では、それが難しい。


無理に開こうとして背表紙が大変なことになっては困るので、2センチほどページを開いて、そこへ差し込んだ光だけを頼りに本を読み進めていかなければならない。

側から見れば、その様子は非常に滑稽に映るだろうが、わたしは真剣なのだ。


でも、人前でそれをやるのは少し恥ずかしいので、表紙の分厚い本は電子書籍版があると嬉しい。

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