わたしのかんがえたこと、あれこれ。

佐城ぶどう

すごいな、とおもうこと

エッセイというものを書くのは、はじめてだ。


小説は何度か書いたことがある。でも、エッセイはない。

エッセイ。つまり、随筆。


見聞・経験・感想などを気の向くままに記した文章。

広辞苑によると、随筆とはそういうものを言うのだそうだ。


それはつまり、自分語りをする、ってことだ。

自分の意見を、不特定多数の相手に伝える、ってことだ。


自分の意見を発表するというのは、こわい。

特に、インターネットで随筆を書くというのは、本当にすごいことだとおもう。


紙の本であれば、情報にアクセスできるのは基本的にその本を購入したひとに限られる。

その本を読みたいと思ったら、書名や著者の名前、出版社なんかを確認して、本屋さんでその本を見つけなければいけない。


でも、ネットは違う。

誰でも、簡単に、瞬時に、その情報にアクセスできる。

記事を読みたければ、検索エンジンに言葉を数語入力してエンターキーを押すだけでいい。


小学生のとき、クラスのみんなの前でなにかを発表するのがこわかった。

しかもそれが、大勢の知らない人の前で行われていて、発表するのは世間の関心事に対する自分の意見なのだから、もっとこわい。


そういうわけで、わたしはインターネット上で自分の意見を発表できる人を尊敬している。




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