第2章

2章 第1話

「ミツル先輩、大丈夫ですか」

「そう言うアリサは大丈夫なのか」

「そんなわけないでしょう」

「僕もだ」


ミツルとアリサはどんよりとしながら歩いている。昨日、ヒナガとアスガに約束を破り、その罰に激辛を食べる事になったミツルとアリサはヒーヒーと言いながら気絶するまで食べていた。その結果ベットで一日中寝たっきりになっていた。今日、目が覚めるがあの辛さが今でも口に残っていた。あんな思いは、二度としたくない。しかし、ヒナガとアスガに武器を扱う許可が降りた。


「いいのか、ヒナガ、アスガ俺達が武器を使っても?」

「はい、あなた達でしたら信用できます。私達が約束を破ったのは理由があった」


ヒナガは二人が武器を使ったのは自分達の為ではなく、私達を助ける為に取った。それがわかったからミツルさんとアリサ先輩に武器を使ってもいいと思えたから、ヒナガとアスガは二人に何処か訓練ができる場所がないか聞いてみた。


「ここに訓練所か、この街にそんな所あったかな、悪い、分からないな」

「そうですか。ヒナガお姉ちゃん一度探検してみましょう」

「ええ、この街を探検してみましょ」


探検に出かけるヒナガとアスガはミツルさん達と別れ、街に向かった、街の広さは東京ドーム三個分の広さがあり、訓練所を探すのは時間がかかると、思うが昨日の化物に苦戦し、その化物に戦い方がなってないと言われた。


もしアリサ先輩達が来なければ今頃生きていたか、どうかわからない。


もしかすると、死んでいたかも。あ、一度死んでいるんだった。


そんな事を考えていた二人はある建物を見て足を止めて驚く。


「こんな所に」

「訓練所が、あるなんて」


ヒナガとアスガは目の前にある建物に視線を向ける。他の建物と違い綺麗な状態であり、大きさも結構あった。2人は中に入る。中はあの武器を作る場所と同じ空間だった。真ん中にはパソコンがありそれに近づく。操作はあまり知らないがとにかく操作してみる。画面に映っているのは街の地形などがのっていた。隣にはレベルなどがある。気になりそれを何となく押すと急に空間だった場所が街に変わった。


「これは一体」

「まさか街に転送された?いや、これは映像、触ってみたけど普通に触れる」


まさに不思議な場所だ。


「ヒナガお姉ちゃん、なにか来るよ」


アスガの言葉に私は前を真っ直ぐ見つめる。そこには死者がたくさんこちらに近づいている。まさかこれも映像なのか。すると一体がこちらに近づき攻撃をしてきた。いきなりでヒナガはとっさにガードする。攻撃を防いだがその攻撃は黒い影と同じぐらいの力がありヒナガは後ろに吹き飛ぶ。


「ヒナガお姉ちゃん!」


アスガはヒナガの所までかけより大丈夫か聞いてみる。ヒナガは何事もなく立ち上がる。傷らしき場所は何処にも見当たらない。


「もしかして攻撃は食らってもダメージはないの?」

「それにパソコンにのっていたレベルが1だけど強さが黒い影の強さがある」


2人は黙り混む、もしこれが実際の戦いなら確実にやられているだろう。しかし、だからこそ感謝もする、ここなら思う存分訓練ができると。

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