第4話 運命
「ただいま〜」
少し疲れながら気怠げに家の扉を開ける
普段誰かと遊んで帰って来るなんてまずしないから精神、体共にボロボロである
「おかえり、お兄ちゃん!」
台所の方から妹の声が聞こえる
親の帰りが遅いため普段は交代で家事などを交代で行なっているのだ
「今日遅かったね、珍しく遊んできたの?」
「まあ、そんなとこだな」
「ふ〜ん」
軽く会話をしながら階段を上って行き、
自分のベットへとダイブする
「やっと休める〜」
全ての体重をベットに預ける、体から疲れが抜けていくのがわかる
「ふ〜」
するとそのタイミングで電話がなり始める
全く、人おが全力を持って休んでいるとゆうのになんたる無礼者だろうか
スマートフォンをポッケから取り出し電話を開く
画面を見るとどうやら相太からのようだ
「もしもし」
「もしもし、今日の帰りののあれ
なんだよ!」
「俺もよく分かんないわ」
「嘘くさ」
まあ、絶対嘘だってのは分かるわ
「まあ、帰りに何したかくらいは教えてくれないか?」
「それくらいなら別に...」
俺らの関係のことを言えてないのも少し後ろめたいしな
「とゆうわけでな最後に迷子になってる女の子の親を探して、帰って来た」
「それだけだ、あとは何にの無い」
「もしもし、ポリスメン?」
「いやいや、何もしてないから俺」
「いやほら、最近は女性を眺めてるだけでも
犯罪に当たるらしいじゃん」
「何それこわいな」
「思わず、小学生は最高だぜ!何て人前で
言わないようにしなきゃな」
「こいつはいつ捕まっても、おかしく
ねえな」
「ちゃんとテレビの取材が来ても、俺を擁護してくれよ?」
「いつかやると思ってました、ってフォロー
しといてやるよ」
「嬉しくねえなぁ」
下から呼び出しががかる
「お兄ちゃん、ご飯できたよ〜」
「悪い、通話落ちるな」
「おう、また明日」
携帯をベットに放り投げライビングへと向かっていく
さてさて、今日は待ちに待った休日である
普段であれば、一人楽しくか、野郎どもと楽しく書店やゲーム売り場をアンデッドのごとくねり歩くのだが
「へ〜普段こんなとこ来るのね」
隣を見れば安定の香恋さんである
物珍しそうに周りをキョロキョロしながら歩いている
休日空いてるかというメールに、無理と送ったのだが、理由を聞かれ返したところ
むしろ好都合だったようで急遽ついて来ることになったのだ
「本当に良かったのか?」
「ん、何が?」
「やあほら貴重な休日をさ、こんな風に
使って」
あまり自分の興味のない趣味を知る事は、
人によってだとは思うがあまり楽しくないと思う
「いいのよ、一緒にいれるだけで十分
私の休日は充実してる」
「それなら、いいんだけど」
しばらく歩き書店に入る
休日とゆうことだけあってやはり人は少し
多めだ
「香恋さんは普段なんか読むの?」
「う〜ん、ファション誌とかかなぁ?」
「なるほど、そうゆう感じか」
一概に本を読むと言っても、人によって違いが出て来る物らしい
「忍くんはなんに読むの?」
「僕は文庫本とかライトノベルかな」
「ライトノベル?」
ああ、リア充の方には伝わらないか
てか伝わったとして、引かれたりしないだろうか
まあ、引かれたら引かれたで適度な距離感眼ができていいかもしれない
「アニメの小説バージョンみたいな
感じかな」
さて、反応はいかに
「なるほど、いいじゃない!前からそれ興味あったのよね」
あら、意外と好印象だった
「オススメの本とか教えてよ」
「あ、うん」
「よし!行きましょう!」
なかなかに嬉しい展開だ
自分が好きな物を誰かに理解されるとゆうのはとても嬉しい
先導してライトノベルコーナー行き数冊手に取って渡す
「これとかかな」
「へー」
表紙を少し眺めていたかと思うと、ぱっと目を明るくしてこちらに向ける
「この女の子、かわいいわね!」
キャラクターはとりあえず気に入ってもらえたようだ
安堵から少し顔を上げると見知った人が目に映り込む
思わず目を奪われ、釘ずけになる
でも仕方ない僕は彼を、好きになってしまったのだから
初めて会ったあの日から一度足りとも忘れた事はない
たまに学校で勇気を持って話しかけてみるが、まあどうにも少し避けられる印象を受ける
「あ、京子さんじゃん」
香恋さんも気がついたようだ
すると京子さんの方に向かって行き声を
掛けた
普段から、あんまり話して無さそうなのに
よくやるわ
遠目に見ていると、京子さんは初めこそ
少しそわそわして恥ずかしそうだったが
だんだんと自分から生き生きと話すように
なり、今では楽しそうに二人で会話している
俺はいくら課金すれば出来るようになるのだろうか
軽く話して終わりかと思ったが
京子さんと2人で楽しく会話しながら
やって来た
「ただいま、忍くん」
「えっと、こんにちわ忍くん」
「えっと、こんにちわ」
さて、今日一日精神力が持つだろうか
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