第20話 ダメじゃない

訪問看護の方が午後に訪れて下さいました。


昨日の診察、体調、面談の話へとお話は進みました。


希死念慮が起こるときの気持ちの話になりました。


嫌悪感、絶望感、自分はだめな人間だと思う、自分は好かれない人間なんだと思う。そんなことを思い始めたらパニックになると話しました。でも、これは軽い方で、重いものも3つあります。ひとつは付き合った特定の異姓に関するトラウマです。ふたつめはデイケアや家族から非難され、人として患者として信頼されなくなり、すっかり元気がなくなりました。3つ目は性的なトラウマ、欲望の押し付けに感じたことです。それら3つの記憶とつながると希死念慮は強まります。


そんな話を看護師さんにしました。


今日、午前中にストレッチをしたらかちかちだけど、気持ち良かったと言ったら、今度は一緒にヨガをしましょう!と言われました。


容子さんは全然ダメなんかじゃないです。大丈夫です。と帰る用意をしながら声をかけてくれました。


一緒にやっていきましょう‼と元気一杯に言われました。

これからも、きっと話を重ね心を重ねてゆくのでしょう。


つらかったことも多かったけど、個人的に様々な方に癒される方法で、私はこの一年と少しを過ごしてきました。


きっと良くなる、あるかなしかのかすかな希望が心の底から顔を出します。


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