第21話 逃亡

もう完結したつもりでした。この題材。


でも本当はしばらく逃亡しました。


闘病記って、重い、と思ったのです。


でも、実際に症状は結構重いかと思います。


完結して一度話を終えても、私の生活は変わりません。


色々な人に支えてもらい、家に居てます。


ぼろぼろな心の自分がはずかしくなったのです。


今の自分がどう見えるかは、わかりません。

歩いていて、避けられたりもしません。


でも、何だか..

身なりに気をつけても、元気のあるなしはまた別の話で。


テレビで暴行、暴力事件が流れると、聞き入ってしまいます。

やっぱり、暴力は事件なんだ、とか色々思い出します。


落ち着かず、お薬で抑えます。


だいぶましにはなったかな。

時間薬というけれど。


でも、見えないところで、しょっちゅううずく傷みがあります。


だって、もう何度も聞いてもらったし、この話ばかり聞くほうも嫌になるかも。

そう思い、気をそらしていた日々。


何度も同じ話をしているかもしれないことを、気にしているのですか?

前の病院でカウンセリングの時に言われた言葉です。

それだけ大切なことなのだと思いますよ。今の容子さんにとって。


そんなことを今ふと思い出しました。

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