第10話 ちがう私

希死念慮をまぎらわすため、早く意識を失いたくて、昨夜から今朝の間に、また余計な薬を飲んでしまい、足元がふらついていた。眠いのに眠れない。


助けを求められるひとがいません。


だから、お薬に頼ります。


彼氏とか友人ではなく、今の私には医療従事者が必要です。

できれば、毎日、調子を聞いてくれたり、ふつうに話せるひとがいると、私はだいぶ楽でしょう。


先生にはそんなことを話してみましょう。


私、体も心もしんどいのに、髪の色をぬいたり(体にわるい)、体の服の上からではわからない部分を少し傷つけました。


そして、しんどいのに無理して買いものでお金を使いました。でも、うれしくありません。疲れるだけです。


もう、いい、生きるのがもうしんどいから、こんな気持ちがそうさせます。


臨時に明日診察を受けますが、今の季節の変わり目、調子を崩すひとが多いそうです。

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