自己中な色
緑溢れるこの庭を駆け、
無口な蒼に体を晒す。
銀の蛇が街を守り、
暖かい橙の卵は還るのを待っている。
そして、音沙汰なしの黒点が産まれ、
風に揺れる小麦色は部屋に広がり靡かない。
「世界は僕を楽しませる為にある。」
多彩な味に出会える緩い真朱。
心は白。
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