何気ない終わり

 面白いことを考えた。

 ここでもし、私が止まってしまったら。

 頬が緩んだせいだろう、虫が肌で騒ぎ出す。

 こちらが知ったことではない。寧ろ感謝を要求する。

 命を生んだ責任は、居住があるだけ相殺だ。

 彼らが自由であるように、私の動きも勝手だよ。

 考えたのはいいものの、止まれば日焼けができてしまう。

 日々の美容を欠かさない、出来る私は銀河一。

 このまま生き続けることだけが、私に残った定めなら。  

「止まるのも疲れるね。」

 ちょっとした妄想も、偶には。

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