ずっと、永遠に
吐息が白く濁る頃。二人で歩く帰り道。
交わる指の感触が互いを事実と分からせる。
彼の横顔が見える度、汗が気になって仕方ない。
それでも、私は知っている。この熱と口角が下がるのを。
「皆どんどん帰ってくね。」
バスロータリーから駅へ流れる人の波。私達も同じ水。
耳から伝わる夜風が楽しい余韻を凍らせた。
繋がった手は離れない。
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