Middle 02
ScenePlayer―――天野つばさ
マナ:イベントチャートは毎回シーンプレイヤーが振るものとしましょう。
つばさ:はーい!
マナ:まずは登場を。他の人は適宜登場を。登場しない場合はちょっと離れた場所で別行動とかそんなんで処理します。
田中:了解っす!
マナ:行き先は私が……(ダイスを振る)ホールです。
つばさ:侵蝕率は……9増加。おおっと!
マナ:1Dでイベントチャート振ってください。
つばさ:はーい! ヒロインの動向チャートだ。ヒロインは陸君だね。
マナ:もう一回1Dを。
つばさ:「積極的に脱出場所を探す」。
マナ:陸は積極的に脱出場所を探してください。
田中:ではなんとなく手分けして手がかりを探しているということで。
マナ:おけ。
NPC/陸:「うーん、手がかりって言っても普通に学校だよなあー」とゴミ箱をひっくり返してみたり、カーテンの裏をチェックしたり。
つばさ:「あ! 空き缶みっけ! デポジットしよ」
仰倉:セコい(笑)
マナ:緊張感のある仕事をしなさい!
田中:この二人じゃ緊張感は難しいな(笑)
マナ:そうだね……。
NPC/陸:掲示板を眺めてみたりします。「うーん、何かないかなー」
マナ:今度はホモ百合に目覚めさせるんじゃなくて、めっちゃシリアスにさせてしまう能力者とか敵で出せそうね。
つばさ:それ楽しそう!
マナ:ちゃんとのシリアスできるのん?
つばさ:YDKですよ!
マナ:ホントかなあ。
田中:セリフが減るな。
つばさ:それな。
仰倉:情報収集の技能は、UGN、軍事、学問、裏社会。9以上。
マナ:どれも馴染みなさそうな二人。
つばさ:私は【社会】4ありますぞ!
マナ:高い。
仰倉:俺は【社会】2の《情報:裏社会》が1だ。
つばさ:意外と社交的!
マナ:あ、確実に成功する方法もありますよ。つばさが《導きの華》使えばいいのです。
つばさ:なるほど! 導かれたい人~~?
仰倉:つばさが普通に振ればおっけーじゃね。登場したくない。
田中:燃費の良い俺が登場してダイス振って、それにエフェクト使ってもらう?
マナ:《導きの華》した方がポイント貯まるから、今回はそれでいいかも。
田中:登場ダイスは1! 燃費の良い田中登場!「【社会】1の田中爆誕―――! なんか見つかったか―――?」と騒がしく駆け寄ってきます。
つばさ:オッケー! ホール全体に因子を行きわたらせて、みんなの集中力を高めますね。実際は対象:単体ですが。判定値に+14。
田中:「お、これが天野の能力か!」情報収集ダイスは……《情報:UGN》で1プラスして10!
マナ:素で成功してるじゃない。
田中:「おっ! なんかいいもんみっけたぜ―――!」お調子者はチャンスを逃さないぜ!
仰倉:3点ゲット! 9点溜まったらイベント進行します。
田中:「ふむ、ピンクの表紙……『世界一桃色』?」
つばさ:「その本なんか薄いね?」
マナ:なぜホールにそんな本が。
田中:「そうだな。バーコードとかもついてないし、文芸部とかの本かな?」井上の私物っぽいな。
マナ:んじゃプライズチャートを振りましょう。えーっと……井上はFHエージェントらしいです。
田中:まじでか。
つばさ:そんな! 井上さん!
マナ:裏切ったFHエージェントを抹殺するというあのお方からの命令だったというわけね。
田中:なるほど。
つばさ:私欲に暴走したのですね。ホモユリという私欲。
田中:「よくわからんけど、とりあえずここにはもう何もなさそうだな! 次行こうぜ!」というわけでシーン終了です。
遠ざかる3人の姿を、ドアの影からそっと見つめる女子生徒の姿があった。その女……井上咲子は逆光眼鏡をキラリと光らせ、不敵な笑みを浮かべたのであった。
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