Middle 03
Scene Player ――― 辻蓮
辻蓮:(ダイスを振る)このシーンは、潜伏していて“絶対運命”の動きが読めないということになりました。
信士:情報収集はできない?
辻蓮:できますよ。イベントチャートはさっきと同じくNPCなので、誰か適当なNPCを登場させたい。
マナ:誰が登場する? 逆に登場しない人いる? 多分侵蝕率的には登場したほうがいいんだけど。
辻蓮:みんな登場しましょう。
信士:無論登場。
辻蓮:(ダイスを振る)10も増加した……。
鷹臣:7増加で63。どんどん侵蝕するぜーい。「くっ、”絶対領域(サンクチュアリ)”のレネゲイドに刺激されたか……俺もまだまだだな」
信士:UGN多摩支部に呼び出されたことにしよう。マナは協力者という体で。
マナ:OK。あ、そうだ、強化ビジネススーツの購入判定もしておきたいので、今するね。(ダイスを振る)9。うーんダメダメね。
信士:では情報収集ダイスを振って、その結果次第で演出とNPCを決めましょう。
鷹臣:(ダイスを振る)8。〈知識:つばさちゃん〉は得意なんだが……。
辻蓮:コネを使って(ダイスを振る)13。
信士:(ダイスを振る)15。お、【社会】1だけど今日は新聞読んできたのかな。
マナ:おお。収集チーム(仰倉)で。(ダイスを振る)16。
辻蓮:プライズ2。仰倉やったじゃん。
マナ:仰倉やるね。御褒美だね。
信士:おおお。
マナ:私が一番高かったからプライズチャート振りますね。(ダイスを振る)えーと、無差別暴走です。一応UGN支部を襲っているっていうことだったので、襲撃の順番とかが無差別ってことにしよう。
辻蓮:じゃあNPCはUGNがいいね。無差別に暴走しているらしい、と七海支部長から情報を聞いたという感じで。
信士:七海汐織は淡々と情報提供を行う。「“絶対運命”は町田支部に出現後、行方をくらましています。捜索隊を出しているけれど、有力な情報は上がってきていないわ。大きな支部から狙っているわけでもなく、地理的にもまったくバラバラなのよ」
鷹臣:「襲撃を受けている支部に規則性はないようだな。敵の目的が読めませんね……」
辻蓮:「ふむふむ……」
マナ:被害を受けた支部に印がつけられている関東圏の地図を眺め、汐織が「ただ、西東京から多摩方面に犯行が集中しているわ。犯人は東京に住んでいるとみて間違いないでしょうね」と。
信士:「……」
マナ:「なるほど……」と、最初に事件が発生した地域から類推して、やはり陸が何か重要なカギを持っているのでは、くらいまで推測しておくね。「(最初の被害があったところ、陸くんがよく通っているスーパーの近くの支部だわ)」
鷹臣:よう知ってるな。
マナ:まあね。「(ふーん、そういうこと、か。まあ早合点する必要もないわね、慎重に調べないと。陸くんも私の大切なオモチャなのだから……)」
鷹臣:スーパー……廃棄……餌……野良猫……陸君……。
信士:鷹臣のものの考え方がつばさと同じレベル!!!
マナ:よう似た兄妹だよね。
鷹臣:兄ありて妹ありですよ。
鷹臣:「支部長、瑞希くんからは何か情報は入っていないのですか?」
辻蓮:汐織は思案顔で昨日の息子の様子を思い出す。「瑞希は捜索隊に加えているけれど、なにも見つからないとやや落ち込んでいたわね……(今日はハンバーグにして励ましてあげようかしら)」
ハンバーグ(はんばーぐ)……ハーツ本編PC①瑞希の好物。彼は子ども舌なのだ。
マナ:「(ミッキー……ふふふ、ざまあ無いわね)」
鷹臣:「そうですか……彼の協力も得られれば心強いのですが」
マナ:「(せいぜい足掻くがいいわ。私の掌で踊らされているとも知らずに)」
信士:「彼にも、あなた方が協力者であることは伝えておきます。引き続き調査をお願いします」と汐織は会議を締めくくるよ。
マナ:「(うわべだけの……ね)」マナちゃんモノローグがいそがしいていそがしいてな。
信士:楽しそうでなによりだな(笑)
マナ:本当にこの場にいる人からはめっちゃ静かな子だと思われるだろうね。
鷹臣:「ありがとうございます。我々も引き続き情報を探ってみます」
信士:「(陸……本人は知らないと言うが、なにかに巻き込まれているんじゃないのか……)」
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