Middle 04

Scene Player ――― 天野鷹臣


マナ:イベントチャートお願いします。

辻蓮:ほい。協力者はつばさだから、つばさの追及チャートからの……つばさの親しい人が犠牲になる、だ……。

マナ:すごいの出たね。

信士:よ、よーちゃ―――ん。

鷹臣:吉野――――――!!!


田中陽介(たなか・ようすけ)……朝日台高校の瑞希たちのクラスメイト。通称よーちゃん。サッカー部所属のお調子者。


吉野梓(よしの・あずさ)……朝日台高校の瑞希たちのクラスメイト。つばさと仲がよい。


マナ:しかも例によって暴走の結果チャートにより、被害者ジャーム化するんだけど……。

信士:なんてこと。

辻蓮:ほんとだ(笑)

信士:じゃあ、イワちゃんかな。

マナ:ひっど。親しくないだろ!!!

鷹臣:階段守男――――――!!!

辻蓮:親しくないだろ!!!


岩尾隆行(いわお・たかゆき)……朝日台高校の瑞希たちのクラスメイト。通称イワちゃん。野球部のライト。坊主。食いしん坊。


階段守男(かいだん・もりお)……本編4話で階段の前を守っていた屈強な男。完全なるモブキャラであったが、愛称をつけられたことにより人気度が一段階昇格した。ちなみにワンパンでお亡くなりになった。


鷹臣:事件後、ライン交換したんですよ!

信士:まじかよ!

鷹臣:階段守るの大変ですよねー、みたいな。

辻蓮:つばさが吉野に『生命の息吹』するのどう?

信士:それいいね。ジャーム化を防ぐ!

鷹臣:よかった、つばさちゃんが協力者で。

辻蓮:立川支部が襲われた時、偶然吉野が近くに買い物に来ていたということで。

鷹臣:ついに立川に魔の手が……。

マナ:吉野不幸だな。

信士:おっけ。

鷹臣:登場ダイスロール! 侵蝕率が1増加して64に!


全員が登場ダイスを振る。


辻蓮:今みんな70くらいだね。では絶対運命の気配を探して立川を訪れました。

信士:「敵の目的がUGN支部であるならば、まだ被害を受けていない場所に現れるはずだ」

マナ:立川に来たついでに強化ビジネススーツの調達判定するね。……お、成功したー。

鷹臣:「翼の気配がする! mod●ビルの方からだ!」

信士:つばさの気配ってわかるのかよ!

辻蓮:鷹臣にはわかります。ちょうどつばさが『生命の息吹』をしているところに駆けつけるのどうですか。

マナ:なるほどそれはスムーズでよろしい。

鷹臣:「この光は、『生命の息吹』……! 翼、だめだ!」と叫んでチャリで駆け出します。立ちこぎです。

信士:だいぶ鷹臣のイメージつかめてきたな。本編よりもキャラ立ってる。

マナ:そうね、キャラ想像以上に濃いね。

辻蓮:「あ、ちょ、お兄さん!?」

鷹臣:光速での移動も侵蝕されちゃうから……なるべく人力で頑張ってる……。

信士:「行くぞ」と辻蓮をつまみあげて鷹臣を追う。

マナ:私は強化ビジネススーツの調達で少々後れを取っているのだわ。

鷹臣:mod●ビルの前でガシャーンとチャリを乗り捨てて叫ぶ。「翼!」

信士:つばさがかざした手の先には吉野が横たわっている。

鷹臣:そこにはまばゆい光に包まれた天使もといつばさちゃんの姿が!!!「うわっエンジェル!!!」

信士:鷹臣にはそのように見えていると。

辻蓮:侵蝕率2D上がってるところだけどな??

鷹臣:「じゃなくて……! 翼、これは一体どういうことだ?!」

辻蓮:つばさは目に涙を浮かべながら、鷹臣の方へ振り返る。「お兄ちゃん……ごめんなさい……息吹使っちゃった……私じゃ守れなかった……」友人の吉野のことをギュッと抱き寄せる。

鷹臣:「か、かわい―――!!!」

マナ:大丈夫かなこの人。

信士:心の声漏れてますがな。「落ち着け、天野君。それで、何が起こったんだ」鷹臣が乗り捨てた自転車を道路脇に寄せながら、聞きます。

マナ:ホントに落ち着け。

鷹臣:「コホン。翼が無事ならそれでいい。その子は……吉野ちゃんじゃないか。なぜ彼女が」

辻蓮:「いきなり変な奴が襲ってきて、まともに戦えるの私しかいなくて、私一人じゃ何も出来なくて」と、つばさは一生懸命説明しようとするが、動揺しておりしどろもどろと言った様子だ。

鷹臣:か~~~わい~~~!「怖かっただろう」といって頭撫でよう。GOOD。

辻蓮:さて情報判定を振って、プライズチャート振ってから話す内容決めましょうかね。

信士:了解! 情報収集か。【社会】1の父さんの力を見よ……14。ふっ。

マナ:仰倉をパシるわね。22! ふふふ。

鷹臣:つばさちゃん17! これが、true love。

辻蓮:(ダイスを振る)19。お、マナが3ポイントゲット。あと2で終了条件を満たす!

信士:いいねー。てかみんな高いな!

マナ:(ダイスを振る)おお、ヒロインと強い繋がりを持っている、が出ました!!!

辻蓮:“絶対運命”は陸と強い繋がりを持っている。ということになりました。

マナ:このプライズポイントは合計6ポイントになったので、これはもう確定コースですわ。我々の運命力もなかなかね。

信士:陸……。

マナ:仰倉は御褒美をたっぷり受けたので、高揚感一杯になり動けなくなりました(情報収集チームの回数切れました)。

鷹臣:オクラ……安らかに……。

辻蓮:「さっきのやつ……陸君の……」つばさは口に出すのもためらわれると言った様子で、言葉を飲み込む。

信士:「陸が、どうした?」ずずいと詰め寄る。

鷹臣:「陸君の……?」捨て猫かな。校舎裏で世話してたりしそうだもの。

辻蓮:つばさはしばらく沈黙してうなだれる。「ううん、やっぱ違うと思う。信じられないもん」信じたくない的な。

鷹臣:「翼。お兄ちゃんに話してくれないか」

信士:なんだろう。やっぱり、陸であって陸でない者説か。

マナ:ジャームに乗っ取られている可能性もあるよね。

鷹臣:「たくさんの犠牲者が出ている。どんな手がかりでもいい」

辻蓮:もう確定っぽいから言っていいですよね。

マナ:良いと思う!

信士:「頼む」

辻蓮:信士の強い言葉に促されるように、つばさは俯いたまま小さな声で答えた。「さっきの……陸くんの姿だった。陸くんそっくりだったの」

マナ:「(やっぱりね、そうなったか)」

信士:驚きを隠せないという様子で、独り言ちます。「陸……昨日もいつもどおり晩御飯を作って……そんなバカな」

鷹臣:「そうか……ありがとう。つらかったな、翼。UGNの救援部隊を呼ぶから、吉野ちゃんと手当を受けなさい。『生命の息吹』後のメディカルチェックもしっかり受けるんだぞ」

辻蓮:「うん、わかった」とつばさは素直に従います。

マナ:「(まあ仕方ないわ。本人だとしても違うとしても、おイタをした子にはお仕置きしないとね)」

辻蓮:「(やっぱこうなったっすか~最初に現れた時から怪しいと思ってたっすよ~)」

鷹臣:「俺は行くよ。桜坂さん」すっと立ち上がって自転車のスタンドを上げる。

信士:「ああ、わかっている。行こう。陸の元へ」

鷹臣:「心中お察しします。ですが今は、自分たちの目で確かめましょう」

信士:押し黙る。信士にしては珍しく動揺している風であった。

マナ:「お気を確かに。大丈夫、陸くんはきっと大丈夫ですから」と言っておこう。

信士:と言いつつ、プライズポイントはまだなんですよね。

マナ:あと2ポイント溜まればラストに向かいますわ。

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