Middle 05

Scene Player ――― 辻蓮


辻蓮:ではお次は(ダイスを振る)ヒロイン、陸の挙動チャートだね。

信士:ちょうどいいじゃん。

鷹臣:はっ陸君がつばさちゃんに手を出したってことか?!?!?!

信士:次は瑞希に手を出せばいいんじゃね。

鷹臣:まあ! プレイボーイ! ロールキャベツ系男子かよ。許すまじ。

信士:なにそれ(笑)

マナ:中は肉食ってことよ。見た目は草食だけど。人たらしパターンね。

信士:へえ、最近はいろいろあるのね。

マナ:さて、陸の行動ですが、(ダイスを振る)[目標]を探しまわる、か。

辻蓮:陸は“絶対運命”を探しまわっている……ということになりますね。

鷹臣:うん? 陸は“絶対運命”ではないの?

辻蓮:陸は自分では気づいていないパターンってことかな。

信士:獣が陸の姿を真似ているとか? 餌付けした猫がまさかジャームだったとは! とか。

マナ:陸が「“絶対運命”を探しまわっている」というパフォーマンスをしている可能性もある。

鷹臣:(陸)「バカの振りをするのも楽じゃありませんね」ってやつか―――!

マナ:逃げ出した猫に、ボス戦時に乗っ取られるってのもあるかも。

辻蓮:では登場→情報収集判定→プライズ確定をしてから演出しましょう。


全員が登場ダイスを振る。


信士:うーむ。120遠いよー!

マナ:ジェネシフトすればいいのよ。まあまだ衝動判定もあるし。さあ情報収集しましょ。

辻蓮:情報収集判定だ。(ダイスを振る)14。

マナ:(ダイスを振る)17。ボーナスも忘れずにねー。

信士:陸~!(ダイスを振る)19! えっどうした。死ぬのかな? またもクリティカルだぞ!

鷹臣:(ダイスを振る)9。

マナ:2ポイント溜まったぞー。一応陸がボスデータになりそうなので、ボスの衝動は妄想になった。Eロイスは《歪んだ理想》《本質的虚構》を所持している、ということで。

辻蓮:得られた情報は、敵は無差別に攻撃していた、になった。

マナ:なるほど、吉野は偶然狙われたのか。

辻蓮:で、プライズが溜まったのでこの後トリガーイベント→クライマックスの順で進みます。“絶対運命”を探しまわっている(このシーン)の最中に乗っ取られるかなんか(トリガーイベント)して戦闘(クライマックス)でどうでしょう。

信士:いいね。

鷹臣:ノブ……山場やで!!!

信士:おっしゃー!

マナ:頑張って。

信士:家の前を張っていると、陸が出てくる。

鷹臣:パパ、陸君にGPSつけてないの愛ゆえに?

信士:えっGPSつけるって何!? つばさにつけてるの!?

鷹臣:俺はエンハイの能力があるからつけるまでもないけど、他のシンドロームの人は必要じゃない?

マナ:それ愛でなく狂気じゃないの?

鷹臣:愛のままに我がままに僕は君だけを傷つけない。

信士:ひでえ。鷹臣の偏愛っぷりやばいな(笑)

マナ:これつばささんが♂になっただけのキャラっすよね???

辻蓮:鋭い。まあ、中の人は同じだからね。

鷹臣:そんなことないよー! つばさちゃんはお兄ちゃん好きだけどお年頃だし表には出せない。鷹臣君はつばさちゃん好きだけどいい大人だから表には出せない。

マナ:表には、出せない……ウッ頭が……。

鷹臣:交わらない想いなのよ~。

マナ:絡み合い過ぎてこちらからは解けないくらいだよ。

信士:さて、家から出てきた陸は、何かを探すかのようにきょろきょろしながら、どこかへ向かっていく。「……行くぞ」とみんなに声をかけて、後をつけよう。

マナ:「はい、後を追いましょう」

辻蓮:「絶対怪しいっす。陸先輩が犯人っす」

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