Opening Phase
Opening 01
―――― Master Scene
信士:それでは先ほど決めた内容でグランドオープニングを描写していきましょう!
辻蓮:ドガーン「ああ! 八王子支部がやられた!?」
鷹臣:八王子(笑)
辻蓮:「おい、あの少年は何者だ!?」
マナ:「は、はやく逃げろ!! 火の回りが早い!(ことにした)」
鷹臣:「負傷者の救護を急げ!」
辻蓮:一方……(瑞希になって)「くそ、また支部が壊滅……あの方向は……くっ」
鷹臣:弱ってる14~17歳は最高だと思うのね。
マナ:??? 急にどうしたの?
鷹臣:少年の涙とか天使の雫かよ~~~って思うのね。
マナ:聖水ってことね?
鷹臣:そうなんです。採取したい。
信士:(急に危ない話に)
マナ:そのジャームは大きな獣の様相を呈していた。漆黒の影をまとい、コントラストの美しい純白の羽を散らしながら、雷撃による攻撃で支部を壊滅に追いやって行った。
信士:とても聞き覚えのある描写だね。
辻蓮:瑞希の傍らにはつばさの姿もある。「何がしたくて襲ってるんだろう……それが分かれば殴っておしまいなんだけど」
鷹臣:つばさちゃん! あなた殴れないでしょ! 支援専門!
マナ:だいたいストーリーは分かったな。素晴らしいオープニングだ。
辻蓮:以上、グランドオープニングでした。
◆ Opening 02◆
Scene Player ――― 桜坂信士
辻蓮:個別オープニングは事件への動機付けを行うシーンです。PC①からお願いします。
信士:ラッシャイ!(ダイスを勢いよく振る)6増加で侵蝕率47に! 目指せ120%運動。
マナ:むちゃくちゃしゃしゃり出る陸パパということね。基本侵蝕値が高いからいけそうだね。
信士:そうなの。必殺技打ちたいから頑張る。何かオープニングの指針などありますか? 完全に自由ですか?
マナ:ミドルの第1シーンでハンドアウトにあった助けられるシーンが回収されるので、結構自由じゃないかな。
信士:了解。では、朝。家で陸とともに朝食をとっているところから始めます。
マナ:平和だ。
鷹臣:イイネ。
信士:今日はダージリンティー(直輸入)とマフィン(手作り)、ソーセージ(手作り)とサラダ(自家栽培)というメニューです。
鷹臣:陸君てば、ついに野菜の自家栽培まで始めちゃったのか。
マナ:まだまだウォーミングアップ程度ですわ。
鷹臣:ソーセージの手作りって農業高校みたいだね。
信士:あんがいできるらしいよ。
鷹臣:へえ~~~高くつきそう……。
信士:ラジオから、八王子の建物で工事中の事故が発生したというニュースが流れている。「最近、工事中の事故多いね。」と言いながら、陸が紅茶を継ぎ足してくれる。
マナ:工事現場じゃなくてUGN支部を襲ってるんじゃなかったっけ。
辻蓮:一般報道ですね。
信士:UGN支部なんて報道できんから。
マナ:あーなるほど。
辻蓮:「これ、ジャームのしわざ……かな?」と陸が不安そうに訊ねてきます。
マナ:「お前のようなカンのいいガキは嫌いだよ」
鷹臣:マナちゃん……俺よりひどいよある意味……。
マナ:まあまあ。
信士:紅茶をおいしそうに飲みながら「そうだ。最近厄介なジャームが現れたらしい。陸、夜道には気をつけなさい」
辻蓮:「うん、父さんもね」
信士:「ああ。さて、そろそろ仕事に向かう」と食器を片手に立ち上がります。八王子支部襲撃とは穏やかじゃないな。少々情報を集めておくか……。
マナ:ニュースも別の話題に変わっていますね。
鷹臣:自分で下げるんだ、偉いねパパ。理想の夫。
マナ:陸さんもそろそろ学校かも。
信士:「あ、父さん、片付けは帰ってからやるから置いといて! それより途中まで一緒に行こう!」と陸が慌てて学校に行く準備をしはじめます。父さん幸せだなあ。
マナ:自家発電がすごい。なんだこれ。
信士:といった朝の貴重な時間を過ごし、二人で仲良く家を出るのでした。
鷹臣:陸君、苦労してきたからね……幸せに……。
信士:GOOD END
鷹臣:true love
辻蓮:終わった(笑)
◆ Opening 03◆
Scene Player ―――恭恵愛心
辻蓮:ではPC②のオープニングいきましょう。
マナ:あい。侵蝕率が8増加。まずライバルの瑞希がUGN多摩支部長室で母・汐織からことのあらましを聞いているところを演出しておきたい。そこを盗聴する形でシーンに入っていくから。
信士:盗聴(笑)
鷹臣:そういう設定よく思いつきますねえ。尊敬します。
マナ:いやあそれほどでも。(瑞希)「なるほど、それがUGNばかりを襲うジャーム“絶対運命”のデータか」
辻蓮:(汐織)「……ということね。瑞希も調査にあたってちょうだい」
マナ:そうそう、そういう感じ。で、その会話を離れたところで傍受する美女がひとり……。「ふーん、なるほどねえ、“絶対運命”かぁ」
鷹臣:瑞希君は順調にいろいろな任務を任されているというのに、俺ときたら……。
マナ:「ま、私としてはUGNの支部が潰れていくのは痛快なんだけどね」
鷹臣:キミは俺達と協力する気があるのか?
マナ:頑張るわ。「でも、あのお方に命令されてしまっては仕方がないわね」
鷹臣:?????
辻蓮:”あのお方”
マナ:あ、ちなみにあのお方はNO DATAなので、特に意味はありません。
鷹臣:それっぽさですね。
マナ:そうです。一応ハンドアウトがそうなっているので。
信士:瑞希がハッと顔を上げます。何か気配を感じ取ったようで周囲を警戒する。「……?」
マナ:「退屈していたところだし、ミッキーの悔しそうな顔も見たいし、“絶対運命”の捕獲に動き出すとしますかね」
辻蓮:くっそ言いそう。
鷹臣:もうマナが話すたびに笑っちゃう(笑)
マナ:ありがと。
鷹臣:こちらこそありがとうございます。
信士:人の気配をドアの外から感じた瑞希が「誰だ!?」と扉を勢いよく開ける。
マナ:そこには誰もいないのであった。「気付かれたわね、ま、さすが私が気にかけているだけの男だわ」
信士:「……気のせいか……いや……?」と瑞希は怪訝そうにしつつ、周囲を注意深く見回すが、誰も見つからないのだった。
鷹臣:楽しそう。
マナ:「ふふ、これで勝ったと思わないことね、ミッキー、いえ、レネゲイドビーイング、七海瑞希」
鷹臣:一体なんの勝負をしているの(笑)
マナ:「あのお方からの命令はただ一つ、“絶対運命”をUGNの手に渡らせないこと。つまり、“絶対運命”の生死は問わないってことよね、フフフ」
信士:こわい!!
辻蓮:そういえばPCにあんまりUGNいなかったわ。
マナ:「さ、早速行きましょ。悪さをする坊やの調教にね」といって闇に消えていくマナ。そのあとを仰倉が追っていく。以上です。
信士:仰倉いたのか(笑)
鷹臣:仰倉(笑)
マナ:これで一緒に戦えそう!
信士:利害一致ってやつね。
◆ Opening 04◆
Scene Player ――― 天野鷹臣
鷹臣:それでは兄者登場。侵蝕率は10増加です。
信士:ヒュー!
鷹臣:「くっ……まだレネゲイドのコントロールが難しいな……。いつ任務に復帰できることやら」
信士:飛ばしすぎだ天野君。
鷹臣:お兄ちゃん張り切っちゃうぞー! では、俺たちも朝食のシーンから。今朝は兄者の手打ちざるそば、季節の天ぷら盛り合わせ。テレビには朝ドラが映っている。
辻蓮:食卓の会話の中で協力者であるつばさが[目標]の調査を依頼する、という感じかな。
鷹臣:OK。「最近部活はどうなんだ、つばさ」
マナ:まずは世間話からね。
鷹臣:そう! 愛のブレックファースト。
マナ:最近も何も、本編で部活感一切なかったけど。一応ラクロス部なんだっけ。
鷹臣:まあまあ。これから出していきましょう。
辻蓮:「うーん、まあ、そこそこ?」とそばをかきこみながらつばさが答える。
鷹臣:「そうか」つばさちゃんは天才肌だから、そこそこでレギュラー取ってしまうんだよなあ。さすが俺の妹。
マナ:何なんだろうこの兄妹。
信士:お互い思ってること言い合ったらお互いドン引きしそうだね。
マナ:意外とお互いの距離がぐっと縮むかもしれないな、これだと。
信士:それはそれで問題がありそうだな(笑)
鷹臣:「今日はハローワークに求人を見にいくけど、夕飯はいつも通りの時間だから」
辻蓮:(つばさ)「そっか、部活終わったらすぐ帰ってくるね! ところで」
鷹臣:「ん?」逆プロポーズかな?
辻蓮:(つばさ)「結婚しよう、お兄ちゃん」
鷹臣:「翼……命を懸けて幸せにするよ」全米が涙!!!!!!!
信士:なんだこれ(笑)
鷹臣:いまのはまーしーのせいでしょ!!!!! 話進めてよね!!!!
辻蓮:(つばさ)「お兄ちゃん……頼みたいことがあって」つばさとしては絶対に関わらせたくなかっただろうから、気が進まないかんじで切り出そう。
鷹臣:「なんだ? 弁当にはちゃんとささみチーズかつ入れといたぞ」
マナ:頼み軽いなおい。
信士:ささみチーズかつは、美味い。
マナ:ということは、最近の弁当は兄が作ってるんだね。陸じゃなさげ。
信士:そうだね。
鷹臣:お兄ちゃんのお弁当と陸君のと両方食べてるよ。
マナ:贅沢ね。
鷹臣:早弁は兄者弁、昼休みは陸弁。
信士:運動部あるあるですね。弁当は2個ないと足りないやつ。
辻蓮:(つばさ)「お兄ちゃん、工事現場の事故のニュース見た?」
鷹臣:「ああ。表向きの報道では八王子市の工事現場とされているが、ジャームがUGN八王子支部を襲ったという話だ。武蔵野支部にも調査の案件が回ってきていたな。ターゲットは確か……」
辻蓮:(つばさ)「“絶対運命”でしょ?」
鷹臣:「なんで翼が知ってるんだ」
辻蓮:(つばさ)「汐織さんに聞いたの。思ったより凶悪なジャームらしくて、お兄ちゃんにも調査に入って欲しいって」
マナ:つばさちゃんはマネージャーか何かなのか。
鷹臣:フェルトのマスコット作ってほちい。つばさちゃんUGN手伝ったりしてるのかねえ。
マナ:まあ手伝わない理由もあんまないよねえ。UGNイリーガルって感じじゃないかしら。
鷹臣:「またUGNに首を突っ込んで……そろそろ受験なんだから控えなさいと言っただろう。で、支部長は何と?」
辻蓮:(つばさ)「詳しく話すから支部に来てって。お兄ちゃんリハビリ中だし行かせたくなかったけど、汐織さんがどうしてもって……」
鷹臣:「……ハローワークは明日にしよう。今日、支部に顔を出してくるよ。事務仕事も溜まっているし。翼は心配しなくていいから、学校に行ってきなさい」
辻蓮:(つばさ)「うん、わかった。絶対に無理しないでね」
マナ:フラグ立てんのはめっちゃうまいよね、兄貴。
鷹臣:そんなことないですから!!!!「ああ、もう大丈夫だよ。エフェクトも落としているし」
マナ:メタい! もうひとつ搭載していたはずのDロイス「起源種」も今は封印しているからね。
鷹臣:「ほら、お弁当。いってらっしゃい」
辻蓮:(つばさ)「うん……いってきます」
鷹臣:はっそろそろ斉藤さんの予感! 皆の者、待機せよ!
マナ:出発=斉藤さんのお出まし。
鷹臣:旅立ちの象徴ね。
マナ:で玄関を開けて外に出ると。
鷹臣:カモーン☆彡
辻蓮:「あら、つばさちゃん。いってらっしゃ……今日は元気が無いわね?」
マナ:斉藤さん鋭いなおい。
鷹臣:エンハイか?!?!
マナ:さすが”日常の象徴”斉藤文恵ね。この程度は造作もないわ。
鷹臣:(つばさ)「あ、斉藤さん、おはよー。お兄ちゃんと、ちょっとね……」なんだかお年頃っぽいセリフ!
辻蓮:「枕を洗われちゃったのかしら」
信士:知ってる(笑)これは重大な秘密を握られている……!!
マナ:この程度は造作もないのよ。
信士:斉藤夫妻ただ者じゃない……。
マナ:(晴雄)「おやおや、兄妹は仲良くせんとな」
鷹臣:(つばさ)「あ、晴雄さんも、おはようございます! 大丈夫、喧嘩とかじゃないから! お兄ちゃんがいつまでたっても子どもっぽくて自分勝手だから、妹として心配なだけ!」
マナ:「ふふふ、兄思いのいい妹さんね」「まあ色々悩み事も多かろうが元気を出しなさい。今日もいい天気だし良いことも多かろうて」と斉藤夫妻が慰めてくれます。
鷹臣:文恵さん……! 晴雄さんの老成っぷりもやばい。「うん、ありがとう晴雄さん。いってきまーす!」
マナ:「いってらっしゃーい。車に気をつけてね」と文恵が声をかける。
鷹臣:(つばさ)「はーい!」
マナ:鷹臣も最後になんか言っといたら? モノローグでもよくてよ。
鷹臣:「……さて、いい天気だし洗濯でもするか。まずは翼の部屋で脱ぎっぱなしの靴下の回収だな……」言いました。
辻蓮:嗅ぎそう。
鷹臣:大丈夫、嗅がなくても靴下の方から嗅覚に語り掛けてくるから。エンハイだから。
マナ:最後にちょっと斉藤夫妻の演出していい?
鷹臣:いいよ。
マナ:(文恵)「……お父さん、つばさちゃんを元気にするために使いましたね? ”
鷹臣:?!?!?!?!?
辻蓮:使ってた(笑)
信士:晴雄(笑)
マナ:「ほっほっほ。若人を導くためじゃ、このくらい安かろうて」と晴雄が答えて、ほほ笑みながら家に戻る夫妻であった。ちょっと幸せを引き寄せたりしたのよ。オルクスの力でね。
鷹臣:「翼……? いや……気のせいか……」微かにレネゲイドの気配を感じてみたり。
マナ:「流石鷹臣くん、感覚はまだまだ現役ね」と文恵が気配に返答しておくね。多分晴雄の部屋には歴代の教え子の写真が入った額縁とか飾ってあるんだよ。UGN支部長クラスがずらっと。
鷹臣:50人くらいの教え子に囲まれてるんですね、晴雄が。
辻蓮:何者(笑)
信士:IFだからってなんかすごい設定が追加された(笑)
◆ Opening 05◆
Scene Player ―――辻蓮
辻蓮:ではPC④は適当に。侵蝕率が6増加で37に。「うーん、だいぶ危険な仕事って気がするっすよねえ……」
マナ:被害を止めるため、“絶対運命”に立ち向かう。って、辻蓮そんなアクティブだっけ。
辻蓮:「でも報酬の牛丼1年分には何事も敵わないっすよねえ……」
マナ:買収されてるね。これも瑞希の母上の差し金かな。
辻蓮:元をたどれば瑞希の母上でしょうね。
マナ:身近なところで、日下先生経由で依頼されているとかでどうかな。
信士:それでいこう。「そうでしょう、ま、多少の危険があってもあなたの逃げ足なら問題ないと思うわ」と言い放ち、日下は味噌汁缶を一気に飲み干す。
日下早香(くさか・さやか)……朝日台高校の新任英語教諭でUGN武蔵野支部所属のエージェント。鷹臣の元カノという公式設定については賛否両論あり(というか興味のない人からすればどうでもよい設定であるため)、黙殺されつつある事実。普通買わないような珍しい缶飲料を好む。
辻蓮:「ここは僕が人肌脱いでパパっと解決するっす! で牛丼を2年分にしてもらうっす!」
信士:辻蓮は買収が簡単だね。
マナ:2年分って割と高く付いているような。
辻蓮:「放置して学校に被害が出ても困るっすから」
信士:「(汐織さんはその辺厳しい人だから無理だと思うけど……)ええ、伝えとくわ。お願いね」ととりあえず返事をする日下先生。
辻蓮:「といっても一人じゃ無理っすね……協力者、協力者……」と言いながら情報を集めにいきます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます