第7話 魔導士の女

 ネビンの兵営南に広がるスランノル草原。

 丈の長い茅植物が鬱蒼と生い茂った、なだらかな平野。

 魔導士の老婆の依頼を受けたフィオンは、この地に生息する草鰐を求めて来ているが、すぐには草地に足を踏み入れない。手持ちの片手剣と落ちていた長く丈夫な枝を組み合わせ、とある物を作っている。


 背丈ほどもある草地は闇雲に侵入すれば視界を覆い隠し、そのまま歩き回る事は危険を伴う。

 草鰐は季節にもよるが暗緑色か褐色の鱗を纏い、生息する環境に応じて保護色で身を隠している。かつて軍が掃討をした際には草地をまとめて焼き払うか、湿地帯に電撃の魔導士を起用したという。

 フィオンにはどちらの手段も取れる訳は無く、地道に一人で狩る為に、とある物を必要としていた。


「ん、よっし。……こんなもんか。んじゃ、ちょっくらやるか」


 頑丈な枝にロープで剣を結びつけ、即席の大鎌を用意したフィオン。

 無論これで草鰐を攻撃する訳でもなく、あくまで鎌には鎌の本分を、草を刈り取るために組み上げた。そのまま剣で草を刈れない事は無いが、枝に固定し鎌状にする事でより容易に効率的に刈る事が出来る。


 草地に踏み入りつつフィオンは即席の大鎌を振るう。腰を基点にして半円を描いた木の枝と剣の鎌は、全てとはいかずとも充分な草を刈り取ってくれた。

 足元を確認しつつフィオンは大鎌を丁寧に振るいながら草地の奥へと入っていく。ここから先は勘と運に任せながら、一歩一歩を踏みしめて行くしかない。


 一刻も早く洞窟を抜け、ダブリンで冒険者としての活動を始めたいという焦燥。

 依頼を寄越した老婆への拭い去れない不審感。

 ここに来るまではフィオンそれらに駆られ、少々焦りを持っていたが、即席の鎌を作り草刈をするという作業は、懐かしい過去を振り返らせると共に落ち着きを取り戻させてくれた。


 かつてレクサムで狩猟生活を始めた時、最初は町で購入した弓矢を用いていた。

 トネリコの木の弓は素直で扱い易かったが、狩りにのめり込んだフィオンは次第により上等な道具を欲するようになった。

 だが町で得られる既製品では満足できず、自身の手で作り出すという選択を彼は選んだ。


 ハンザの店で得た本から複数の素材を用いる複合弓に関する知識を仕入れ、イチイの材木と動物の腱や骨を自身で調達した。

 試行錯誤を繰り返しながら何本もの失敗や試作品を経て、満足のできる弓が出来るまでは三年余りの時間を要した。

 今手にしている木の枝と剣の大鎌は比べるべくも無い単純なものだが、矢以外では久しぶりの物作りである。それは、フィオンの心に懐かしい感慨を思い出させてくれた。


「ぉ? やっぱりあったか。後は、こいつを辿れば……」


 暫く草刈をしながら歩き回り、刈られた草の隙間から何かを引き摺った様な跡を見つける。獲物を直接見つけられる方が話は早いが、痕跡を見つけられたのならば、確実な方を選ぶ。

 フィオンは草鰐が通ったであろう、根元から薙ぎ倒された草の跡を追いながら、更に草地の奥へと踏み入っていく。


 そう時間は掛からずにそれは見つかってくれた。

 跡を辿り数分後、刈った草の間からは周りとほぼ同色の、しかし質感はぬらりとした、暗緑色の鱗に覆われた尻尾の先が姿を現す。

 ゆっくりと地面を這いながら少しずつ草地の奥へと、縮んでいく様に姿を隠そうとする。


 フィオンはすぐさまその尻尾から予想できる鰐の本体を想定し、周りの草をぐるっと刈り取り獲物を追い詰めた。

 一所だけ残った刈り取られていない草の中では、異変を感じ取った草鰐が姿を隠したままガサガサと草を揺らしている。


 役割を果たした大鎌から剣を取り外し、弓矢を構えて草の中へと目を凝らす。

 奥歯を欲する以上は仕留める他は無く、ならば出来るだけ苦しませずに仕留めたい。人間が勝手に抱くエゴであり、狩られる側からはどうだろうと堪ったものではないが、それでも狩人の精神はそれを望ませた。


 草の間から僅かに覗いた警戒を顕にした二つの目。その眉間にフィオンは狙いを絞り、即座に矢を放った。

 しかし、姿勢の低い草鰐に対し矢は充分な威力を発揮できない。

 角度の浅い矢は鱗に弾かれ、逆鱗を逆立てるのみ。


 突然の狼藉に対し草地の主は、叱るべき報復を起こす。

 草鰐は周囲の茅植物を薙ぎ倒しながら飛び出し、フィオンへと襲い掛かった。大顎から覗き出た鋸の様な牙の群れが、目の前の足を食い千切りに掛かる。


「うぉおお!? っぶねえ……いや、だったら……!!」


 寸での所で足を振り上げ、フィオンは何とか噛みつきを躱す。

 姿を現した草鰐の体調はおよそ3メートル。充分に年長の部類に入る。

 噛みつきの初撃を躱されガッチリと閉じられた大顎は、鋭い牙を剥き出しニ撃目を繰り出そうとする。


 しかし、フィオンは振り上げた足でそのまま草鰐の上顎を全力で踏みつけ、そのまま両足で押さえ込みながら口の上に跨った。

 草鰐はダメージは無いまでも、口を開けられずにじたばたとフィオンの尻の下でもがく。

 噛みつく力は1トン以上の破壊力を誇る強靭な顎だが、逆に開ける力は30キログラム程度が精々である。

 両足で絡む様に乗り上げたフィオンをどうにも出来ず、草鰐は怨嗟を込めた唸り声と視線を狩人へと注ぐ。


「悪いな。まぁ……許す許さねえじゃねえけどよ」


 そのままフィオンはナイフを草鰐の頭へと振り下ろす。力み無く正確に振るわれた刃先は鱗を突破し、薄い頭蓋ごと中枢を抉る。

 脳を穿たれた草鰐は一瞬全身を震わせ、ぐったりと動かなくなり息絶えた。


 フィオンは草鰐の上から立ち上がりながら、深く安堵の息を吐く。

 まずは目的の奥歯を取るかと草鰐の顎に手を掛けた所で、辺りに怒声が響いた。


「くぉらああ!! 何やってんだてめえはあ!? 動くんじゃねえ!!」


 背後からの怒声に振り返ると、一人の男がこちらへ斧を構えて凄んでいた。

 よく使い古された作業着に身を包み、日々の労働が垣間見える焼けた肌と荒い顔立ち。背中に背負った大鎌には鞘がわりのボロ布が巻かれ、手にした片手斧は年季の入った刃をしている。


 フィオンは大方の状況を飲み込み、草鰐から手を離しつつ刺激しない様にゆっくりと立ち上がる。男の怒りはフィオンにも多少は理解出来るものであり、先に断りを入れていなかった自分に非があると感じていた。


「ここの猟師さんかい? 悪いなうっかりしてたよ。……これ以上荒らす気はねえからこいつだけは」

「なーにを調子に乗ってやがる。ここらの草鰐は俺達の大事な財産だ! 鱗の一つだって盗られて堪るかあ! そいつから離れろこの盗人があ!」


 猟師は斧を手に睨みを効かせたままズカズカとフィオンへと近付く。実際に手を振るいはしないまでも、怒りと興奮を混ぜた荒々しい鼻息と、斧の刃先をフィオンへと脅す様に近づけた。


 しかしフィオンとしても依頼の為に草鰐の奥歯は必要であり、ここは引く訳にはいかない。

 何とか穏便に済ませようと、下手ではあるがするべき主張は引っ込めなかった。


「……俺は依頼を受けてこいつの奥歯を取りに来た、他の部位は、正直持て余す所だった。奥歯の一本以外は全部あんたに譲……いや、手をつけねえよ」

「ぬ? 全部? ぅ、むう……。それは、いや……んぐ」


 猟師はフィオンの反発を予想しており、予想外の譲歩に勢いを削がれた。

 同時にその風貌から同業者狩人の気配を感じ取り、頭に上った血が急速に冷めていく。改めて状況を確認すると、地元猟師という肩書きを振りかざし若者から獲物を横取りしようとしている、という事態。

 男は罰が悪そうに勢いを弱める。


「まぁ、俺もそんな……。しかし、村には……ぁーぁー、ったく」


 男はぶつくさと言いつつフィオンを避けて草鰐の横に回り、手慣れた動作で斧を振り下ろす。

 草鰐の尾を中程で一太刀に両断し、男は斬られた尾を押し付けてくる。


「こいつの中で一番上等な所だ。こいつと奥歯なら、まあ俺の面目も立つ……。後は俺が貰って行くぞ? 草鰐が俺達の生命線ってのは、譲れねえからな」

「……済まねえなおっさん、有り難く頂くぜ。詫びって訳じゃあねえが解体の手伝いを……」


 猟師は草鰐の頭部に穿たれた痕をじーっと睨み、それを手で探りながらほぅっと息をもらした。

 先程までの怒りや粗野な空気は無く、同業者の仕事ぶりに対する感心を表す。


「こいつは、ナイフか何かか? 俺達はいつも斧で頭を砕いてるが……もしや、その弓か?」

「ぁーそいつはな……。噛まれそうになって咄嗟に足を振り上げて、そのまま顎に乗ってから……仕留めたんだよ」


 今度はフィオンが罰が悪そうに、草鰐との一幕を白状する。思い返してみれば紙一重の攻防であり、もう少しで足をやられている所であった。

 話を聞いた猟師は口をあんぐりと開け、呆れは隠さないままに青年の無事を豪快に笑った。


「そいつは……足が何本あっても足りねえ狩り方だな、運の良いやつめ。……俺の村はこっからすぐのプスヘリにあるんだがな、昔は草鰐様々で村は潤ってた。皮、牙、肉、目玉も内臓も……どこを取っても草鰐は良い値が付いた。……だが、魔物掃討で事態は一変しちまった」


 猟師は草鰐の解体の準備をしつつフィオンに昔を語る。

 草鰐の後ろ足に太い縄を括りつけ草地の外まで二人で引っ張り、手頃な木を利用して逆さに吊るす。

 フィオンは草鰐を狩るのはこれが初めてであり解体も経験が無い。話に耳を傾けつつ解体の手伝いをしようと、自らもナイフを手に作業を手伝う。

 猟師はそれに感謝し、手は止めないまま話を先に進める。


「軍のバカ共は何を思ったか、草鰐まで一緒に殺してまわりやがった。……噂じゃ他にも魔物と間違えて結構な巻き添えがあったらしい。魔物が消えたのはそりゃあ助かるが、稼ぎの種まで消えちまったら……どうやって生活しろってんだか」


 やり場の無い愚痴とは対照的に、猟師は解体の手を淀みなく進めていく。

 斧で首と前足を切り落として血抜きをしつつ、腹側から入れたナイフで胴体から皮を剥がしていく。背中側の皮は硬く肉からも離れ難く、一人では中々に骨の折れる作業である。

 手順としては豚や鹿とそう大差は無く、猟師の昔語りと共に二人は草鰐の解体を程無くして終えた。


「それでもこいつら無しに俺達は生活ができねえ。今じゃあ数の管理をしながら細々と狩ってるが、それでも少しずつ減ってきてる。ここらはどうにも畑に向いてねえし、でっけえ町までは遠いしよお。……手伝ってくれて助かったぜ、すまねえな付き合わせちまって」

「いーや、元々俺が土足で踏み込んじまった訳だしな。勉強代としちゃあ釣りまで貰っちまってる。……ありがとよおっさん、尻尾は大事に食うぜ」


 解体を終えてフィオンは猟師に別れを告げる。予想外の事に出くわしたが、本来の目的である草鰐の奥歯とおまけを得て、ネビンの兵営に向け歩き出す。

 少し遠巻きになってから、猟師はもう一度同業者へと別れを告げた。


「尻尾にはしっかりと火を通せよー、達者でなあー」


 出会い頭の剣幕は影も無く、二人の狩人は遠巻きに別れの手を振り合う。

 互いに名前さえ明かさぬままの一幕であったが、二人にとってそれは瑣末な事であった。


 日も高い内に、フィオンはネビンのキャンプへと戻って来る。

 老婆は変わらずテントの入り口でのんびりと茶を啜っており、拳大の牙を見せるフィオンをそのままの態度で出迎えた。

 皺の深い顔から覗く赤い左目としゃがれた声。座ったままで首を少しだけフィオンへと向けて応対する。


「婆さん、言われた通り草鰐の牙を取ってきたぜ。早速報酬の方を」

「おやおや……仕事が早いのは良い事だね。まあそう急ぎなさんな……中へお入り。金の扱いは人目を憚るもんさね」


 老婆はゆらりと立ち上がり、曲がった腰でテントの奥へと向かう。

 フィオンも老婆の後に続いて、薄暗いテントの中へと入って行った。

 少々手狭なテントの中には老婆の荷物と思しき大き目のバッグ、備え付けの木棚と粗末なベッドが置かれている。


「それで……草鰐の狩りの方はどうじゃった? 思ったよりも時間が掛かったが、苦戦したのかえ?」


 老婆はバッグを漁りながらフィオンへと話し掛けてくる。

 のろのろとした動きだが流石に他人のバッグに手を伸ばす訳にも行かず、フィオンは老婆を待ちながら話に応じた。


「草を狩りながら捜してなぁ……そう苦戦はしなかったが、地元の猟師と出会っちまってよ。そいつで少し時間が掛かっちまったな」

「地元の猟師……。ほぉ、そいつとモメたのかえ? 田舎の年寄りは、何かと頑固で大変だったろうねえ」


 老婆はくぐもった笑いをテントに響かせる。その音は少しばかり感情を煽り立てる様な、意地の悪いものであった。

 フィオンは自身に食って掛かってきた猟師とのやり取りを思い返す。初めはまるで喧嘩腰であったが、話して見ればその事情は切実なものであり、元狩人としてもそれには同情すべき所があった。

 土産に貰ったまだ手付かずの草鰐の尾。バッグから端が覗く布に包んだそれを見ながら老婆に答える。


「最初は危ない雰囲気だったがな……。向こうの言い分は尤もだったし、話してみれば良いおっさんだった。奥歯に加えて尾まで貰っちまって……。というかおっさんが出てこなかったら、俺一人じゃ残りを持て余す所だった」


 話を聞く老婆は、いつの間にかバッグから小袋を取り出しフィオンへと向き直っていた。

 しかしその様子はどこかがおかしい。フィオンが持っているお目当ての草鰐の奥歯を急かすでもなく、口元に手を当てて何かぶつぶつとしている。

 老婆には似つかわしくない左目だけの赤い強い瞳で、どこか品定めする様に目の前の青年を観察する。


「ふーん……ちゃんと草を刈りながら狩って現地民とも穏便にか。……それで、今後組むのにはどう考える? 何か異論や意見はあるか?」


 老婆の質問に、何か違和感をフィオンは感じる。

 だがそれが何なのかはっきりとせず、首を傾げつつ老婆の問いに答える。


「魔導士が味方につくってのは心強い、ずっと座って動かなかったのは正直不安だったが……。そう体が不自由って訳でもねえ様だし、だったら持ちつ持たれつで丁度良いんじゃねえか?」


 老婆はずっと座って動かず、足が良くないという事にフィオンは不安だった。

 だが実際に今普通に歩いて見せて、金の入った小袋も少々遅れがちだが取り出せた。ならば実際に組んだ後は、足りない所はフィオンが補えばそれで事足りる話。

 選り好み出来る立場に無いフィオンには、四の五の言える余地は残っていない。

 返答を受け取った老婆は再度ぶつぶつと独り言をしつつ、ふわりとベッドに腰掛けて考え込んでしまった。


「弓矢と剣の狩人、魔導士への偏見も無い。……これ以上粘って高望みってのもねぇ、値崩れしかねないか。脳筋って訳でも無いし、こんな所かね……」

「……なあ、あんた……年は幾つだ? さっきからなんつうか、違うよな」


 フィオンが抱いていた違和感が、はっきりとした形で疑問となって浮き出る。

 老婆は声色や姿形はそのままだが、口調や仕草等は明らかに変化している。

 依然錆びれた声のままで、その口調は滑らかに。腰の曲がった背はいつの間にか真っ直ぐで、ベッドには骨や関節の老化をまるで感じさせずに腰掛けた。

 警戒を顕にし身構えるフィオンに対し、老婆は「あぁ……」とどうでも良い事に気づいたかの様に軽く応える。


「女の一人旅ってのは色々と面倒でねえ、特に組むか組まないかなんて話……。実力も何も度外視で、股でしか考えられない奴が寄ってきちまう。ちょっと待っといてくれよ」


 言い終える前に、老婆の体は紺色の煙に包まれる。煙は周りに拡散せずに老婆の体に纏わり付き、薄っすらと浮かぶ輪郭は徐々に別人のものへ変貌していく。

 突然の不可思議にフィオンは剣を抜き距離を取ろうとするが、初めて聞く声がそれを制止させる。


「魔法を見るのは初めてかい? ったく、先が思いやられるね……。どこの田舎者だい」


 強い意思を感じさせる、少し年上の女の声。声は確かに煙の中から聞こえ、口調だけは先程の老婆のものという奇妙なものである。


「良いから黙って待っときな。それと……女に年を聞くのはマナー違反だよ」


 程無くして煙は晴れ、一人の女魔導士がその姿を現した。

 黒い装束は先程の老婆と共通しているが、その細部はまるで別物。長旅と荒事を想定した、明らかに堅気とは程遠い装い。


「……あ゛ー、あー……一週間も姿を変えてたのは初めてだ。っふぅ……これで、体の方も心配は無いだろうし、年寄りの介護なんざあんたも御免だろ? それともまさか……そういう趣味が?」


 ボディラインの浮き出た黒い装束と、それを隠す濃紺色のマント。五体の起伏はそう激しいものでは無いが、芯の強さと、程好い熟れを感じさせる。

 凛とした顔立ちは端整だが、淑やかや可憐と言う言葉は跳ね除ける。

 仮の姿である老婆は消え去り、鉄火場の空気を纏う女魔導士が姿を現した。

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