悪魔が男の体に手をかざすと、光の球のようなものが宙に現れた。


「これが貴様の魂だ……。頂いたよ」


 光の球は悪魔の掌の上に浮かんでいる。


「くそっ。いったいそれをどうする気だ?」


「ククク、これをな……。水を沸騰させた蒸し器に入れて、蓋を閉じ、それから20分ほど中火にかけてくれるわ!」


「や……やめろ。俺の、俺の魂を……」


 男は叫んだ。


かすなぁ!!!」

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