懲りない三人

「んっ……❤」


 ヴァイスシルト・リリア・ヴァレンティアは、何者かに熱い口づけをしていた。

 彼女の青い髪に隠れた人影は、必死に金のツインテールを揺らしている。その正体は、ララ・アルマ・バーンスタイン殿下であった。


「~~~~~ッ!!!」

「んん……ふふ❤

 ぴちゅ❤ くちゅ❤ ちゅぅっ❤」


 と、そこに銀と紫の光球が現れた。

 アルマ帝国皇女、ブランシュ・アルマ・ウェーバーとその娘のグレイス・アルマ・ウェーバーである。


「あら、ヴァイスシルト殿下。お早い事ですわね」

「お母様、でしたらヴァイスシルト殿下では味わいきれない所を、存分に❤」

「そうね、グレイス❤」


 ブランシュとグレイスはララの後ろに回り込み、臀部と胸をねちっこく撫で始める。


「んんんんんーーーーーッ! んんんんんんんーーーーーッ!!」


 強制的な快楽に、涙を流しながら身悶えするララ。

 無論逆効果であり、ヴァイス、ブランシュ、グレイスの三人は更に調子づいた。


「んんっ❤ んちゅぅっ❤」

「ふふ、深いキスをなさって……。あっ、濡れていらっしゃいますわね叔母様❤ 寂しそうですわぁ❤」

「けれどそこは想い人の為の場所❤

 ですからわたくし達は、そこには触れないのです❤」


 三人は夜が更けるまで、ララをじっくりといたぶっていた。

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