(速報)三皇(王)女、ララ様に対し間接的な暴挙
ヴァイス
「お邪魔いたします」
ブランシュ
「いらっしゃいますわね、ドクター・ノイベルトにドクター・ゲープハルト」
グレイス
「今回も、抱き枕製作の依頼ですわ」
ヴァイス
「単刀直入に行きますわね。
今回のモデルは……」
ブランシュ
「わたくし達三人ですわ」
グレイス
「大叔母様ことララ様にお送りするのです」
*
ララ
「こ、これは……!」
アルマ帝国第四皇女、ララ・アルマ・バーンスタインは、目を白黒させていた。
何故なら、あられもない姿をしたヴァイス、ブランシュ、グレイスの抱き枕があったからだ。
ララ
「ぐぬぬぬぬぬぬ……」
しかもそれらは揃いも揃って、胸が大きい。色合いと相まって、かなりリアルだ。
ララ
「くそっ、こんなもの……」
だが、ララは思わずヴァイス(の抱き枕)の胸を揉む。
ふにっとした感触が、ララを誘惑した。
ララ
「ふぁあ……♪(クソッ、もの凄く腹が立つ! なのにこの胸をもみもみしたくてしょうがない……ッ!)」
ララは三人(の抱き枕)の胸をひたすらもみもみし、グレイス(の抱き枕)の狐耳と尻尾をもふもふした。
*
ララ
「はぁ、はぁ、はぁ……ッ!
どうだ、思い知ったか!」
ララは涎を垂らしながら、三人(の抱き枕)に吐き捨てる。
正直威厳もへったくれも無かった。
ララ
「……む?」
と、何かの端末を見つける。
ララ
「何だ、これは……? のわっ!?」
ララが触れると、端末が起動した。
ヴァイス
『ごきげんよう、ララ殿下♪』
ブランシュ
『叔母様、そちらではもうすぐ12月25日でしたね♪』
グレイス
『地球には、その日に“クリスマス”なる文化があるそうです♪』
ヴァイス
『ですので、“クリスマスプレゼント”を送らせていただきましたわ♪』
ブランシュ
『わたくし達の“胸を揉める抱き枕”でございます♪』
グレイス
『存分に、日ごろの疲れを癒して下さいませ♪』
三人
『『では、良きクリスマスを!!』』
ビデオレターだ。
ララ
「ぐぬぬぬぬぬぬ……。
き、きき、き…………きぃいいいいいいさぁああああああまぁああああああらぁああああああッッッ!!!!」
ララは我慢の限界を迎え、部屋中の物という物を手当たり次第に殴り壊した。
しかしその三日後。
三人(の抱き枕)の胸に顔と両手をうずめ、存分に柔らかさを味わいながら寝るララの姿が、そこにはあった。
ララ
「くそぅ……許さんぞ……むにゃむにゃ」
寝言を呟くララの表情は、満足そうであった。
作者からの追伸
有原です。
そういう訳ですので、ララちゃまにクリスマスプレゼントを贈ることにしました。もちろんお代は頂きません。
憎たらしい巨乳にリフレッシュされる屈辱を味わいながら、良き眠りをお送りくださいませ。
もしくは、三人に襲われる淫らな妄想を浮かべながら、一人自らを辱めるのもいいかもしれませんね♪
では、今回はここまで!
相も変わらず可愛いよ、ララちゃま❤
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