まだまだ書きますイチャラブ話(その2。若干の不快要素有り?)

※時系列は「俺アン」本編終了後を想定しております。

※口調の違いなどございましたら、ご指摘願います。

 ただし、正蔵に対するミサキ殿下の呼び方、「正蔵様」だけは、ここでは例外とします。

※「クレド様を巻き込む」というのは、“R18行為に”では

 大前提として、日本では13歳未満とは。そしてまだクレド様は、13歳を迎えていない状態です(少なくとも、本小説の中では)。


※「発散せねば気が済まない」という有原の主義主張に反しておりますが、今回ばかりはかなぐり捨てます。横取りは書いている身としても、気分の悪いものですから。

 しかし今回は、ミサキ様を“魔女”に据えるというものです。そういう訳ですから、お覚悟を。

 最後に一つ。クレド様、後で存分に喧嘩なさってくださいませ。


※ミサキ殿下がどうやって来たかは、特級秘密です。ええ。うっかり漏らしたら、有原の頭の上に隕石が落ちますので。

 え、安心しろ? そんな事を守らなくても、隕石は落ちる?

 HAHAHA、ご冗談を……(音信途絶)



「すぅ、すぅ……」

 アルマガルムクレドこと佳乃よしの椿つばきが、眠りに就いて数分後。

「さて、椿さんも寝たことだし、俺も……」

 綾瀬重工の跡取り息子である綾瀬あやせ正蔵しょうぞうもまた、眠ろうとした時、突如として金縛りに遭った。

(……!? くっ、動け、ない……!)

 抵抗を試みるも、体はぴくりとも動かない。

「うふふ、効果てきめんと言った様子ですわね」

(! この声……まさか!?)

「私ですわ、正蔵様」


 声の主は、アルマ帝国第三皇女、ミサキ・アルマ・ホルストであった。


「今、話せるようにして差し上げます」

 ミサキがさっと手を振ると、正蔵はすぐさま口を開いた。

「ミサキさん、どうしてここに……」

「正蔵様、今椿様は寝ておられます。そんなに大きな声で話されては、起こす事となりますわ」

「う、うん」

 どうやら金縛りは解けたようだ。

 ミサキの言葉に従い、正蔵は別の寝室へと向かった。


     *


「さて、これで声の心配は要りませんわね」

 ミサキが正蔵に近づき、目を見据えて話しかける。

「ええ。ところでミサキさん……」

「どうして地球に、という事ですわね?」

 既に質問を想定していたミサキは、ゆっくりと、妖艶に答えた。


「それはですね、弟か妹を宿してほしいからですよ。正蔵様」


「……」

 さしもの正蔵も、しばらくの間呆然としていた。

「ふふ。火遊びというものも、そそるものですわね。今ならネーゼお姉様のお気持ちが、身に染みてわかりますわ」

「ちょ、やめ……」

 手を伸ばそうとするが、再び体が硬直した。

「うふふ。私が誰か、お忘れなのですか?」

 そう。

 陰で『帝国の魔女』と呼ばれているミサキ・アルマ・ホルストは、手段を選びはしないのであった。

「大丈夫ですよ、正蔵様。今、気持ちよくして差し上げますから……」

 そしてミサキは、するりするりとドレスを脱いだ。

 抵抗出来ず、しかし意識はハッキリしている正蔵は、ただされるがままとなる他無かった……。


「さて、正蔵様」

 正蔵の前に跪き、携える果実でソレを鎮めるミサキ。

(ぐっ……。耐えろ、耐えるんだ、俺……。椿さんの、為に……)

 だが、確実に果実の蹂躙は、正蔵の理性を奪っていく。

(ッ、ああっ……!)

 そして、ついに限界を迎えんとしたその時。


 ミサキがスッと、何かの容器をソレに被せた。


(~~~~~ッ!)

 正蔵の我慢がはじけ飛んだのは、その直後であった。


     *


「そういう訳で、検体を頂きに参りました。では、これにて」

 正蔵から“検体”を貰い受けたミサキは、音も無く消え去った。

「はぁ、はぁ……(また、俺はミサキさんに……。椿さん、ごめん……)」


 正蔵は自らの理性と椿への愛情に葛藤し、眠れずじまいであった。



作者からの追伸


 有原です。


 自分の主義主張を捻じ曲げるハメになってしまいました。

 冗談抜きで、自分で自分の精神にダメージを与えております。


 この事からの教訓。


「次回は椿さんを13歳以上にして、3人で“くんずほぐれつ”してもらおう!」というものです。


 まあミサキ殿下の悪女ぶりを示す目的だけは、達成したのですが(空元気)。

 ですからクレド様もとい椿さんの激怒ぶりを、どこかで見てみたいですね(他力本願)。


 では、次こそはリベンジ致しましょう……。

 チクショウ、全然納得いかねえや……。こんなんじゃミサキ様に鼻で笑われる……。




 ちなみに余談ですが、このエピソードに例の三人組は一切関知しておりませんので、そのつもりでお願い致します。

 ええ、私は立てましたよ。

「自分自身の死亡フラグ」というものを。

 さあ、誰が私をボッコボコにしに来るのだろうか……。

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