まだまだ書きますイチャラブ話(その1)

※この物語でのララ様は、バスト108cmの肉体です。


「し、師匠……」

「動くなよ、馬鹿者」

 夜、アルマ帝国が帝都リゲルに存在する皇城にて。

 須王龍野は、アルマ帝国第四皇女ララ・アルマ・バーンスタインに貞操帯を外されていた。


     *


 そもそもの話は、五日前に遡る。


「さて、龍野。貴様に特別メニューを施してやる」


 そう言ってララは、貞操を取り付け、しっかりと鍵をかけた。




 翌朝。

「し、師匠!? 何なんですか、これは!?」

 当然の事に、龍野が戸惑う。


 無理もない。

 目が覚めてみれば、いきなり股間に変な器具が取り付けられていたのだ。


「おはよう、龍野。何、貴様の忍耐力を鍛えてやろうと思ってな」

「いや、まあ、俺の我慢が足らねえのは自覚してますけど(そりゃあ、ヴァイス以外には負担になるだろうけどさ)」

 そう。

 龍野はアルマ帝国に(ララに鍛えてもらうために)来てからというもの、事あるごとにララに“鎮めて”もらっていたのだ。

「いつもの事ながらやり過ぎた」、龍野はそう思っていたのだ。


「そういう訳だからな、勝手に外すなよ。まあ外せないよう、帝国の中でも選りすぐりの材質を選んで作った特注品なのだからな(……ふふ。外したら、どうなってしまうのだろうな?)」


 しかし、ララには別の思惑があった。

 が、どの道龍野には分からなかった。




 それから五日間は、慣れない感覚との戦いであった。

 加えて、元々絶倫だった龍野の欲望は、爆発寸前にまで膨れていた。

「……ッ」

 落ち着けようにも、体を動かすしか手段が無い。

 龍野は歯を食いしばりながら、外される日を待っていた。


     *


 そして冒頭に至る。

「外したぞ。まったくもう、こうでもしなくては……私がもたん」

「すんません、師匠……(っと、師匠を見るな。見たら壊れる)」

 必死に目線を外す龍野。

「おい、貴様聞いているのか? 目を見ろ、目を」

 だが、ララが巨乳を押し付けながら、龍野の顔を覗き見る。

「っ……はい……」

 何とか逃れようと、龍野が恐る恐る顔を合わせた。

「ふん。最初からきちんとしろ、馬鹿者」

 と、ララはあっさりと龍野から離れた。

「さて、馬鹿弟子のせいでえらく疲れた……寝るか」

 などと言っているが、何故かララは腰を軽く振っていた。


「…………(あ、やべ)」


 うっかりそれを直視してしまった龍野にとって、それは誘惑でしかなかった。ゆらりとララに近づく。

「ん、龍野?」

 ララは何やら気づいたようだが、後ろを向かなかった。

 龍野が止まるわけも無く、ララの真後ろにつく。


 そして、ドレスを丁寧に暴き始めた。


「え、ちょ、こらぁっ……(ふぁあっ……きたっ、きたぁ❤)」

 抵抗するララだが、それは口先だけだ。

 龍野の手つきに合わせ、脱げやすいように体を微妙に動かしていた。

「や、やめっ……(あんっ、手際が良すぎだろぉ❤)」


 そして、あっという間にほとんど暴かれていた。

 龍野の好みもあって、暴かない場所もいくらかはあったが(ニーソックスやハイソックスなど。ヴァイスとシた時は暴く習慣が無かったので、だいたい暴かない)。


「なぁ、龍野? 今からでも遅くはないぞ、今やめれば全て水に……(うぅ、やっぱり怖い……。けど、頼むから続けてくれぇ❤)」

「ごめんなさい、師匠。そりゃあ聞けない話です」



 と、龍野がララの腰を両手でがっちりと掴み、後ろからララを貪り始めた。



「~~~~~ッ!❤(あぁ、我慢してた甲斐が……! ふふっ❤)」

 ララは悶えつつも、心中で龍野の豹変ぶりを喜んでいた。

「ひあっ、らめっ、激しっ」

 開始早々、まともな呼吸を挟ませない。

 いつものようにけだものと化した龍野に蹂躙される感覚を、ララは存分に味わっていた。

「ふあっ、あっ……えっ?(もう膨らんで……!? ちょ、早いぞ……❤)」


「………………ッ!」


「ふぁあああああっ!❤(あっ、つ……。まったく、我慢させてた結果か……ふふ❤)」

 ララは龍野からの熱を、じっくりと味わっていた。

「………………」

 しかし龍野はそんな事などお構いなしに、続きを始めた。

「ひっ……ま、待て……ふあぁっ❤」

 ララの懇願も空しく、ケダモノ龍野は目の前の異性ララを求め始めた。


     *


 一時間後。

「………………ッ!」

「んん~~~~~ッ!❤(まだ、全然勢いが……❤)」


 二時間後。

「………………ッ!」

「ひあっ……❤(らめ……❤ もうへとへとになりそう……❤)」


 三時間後。

「………………ッ!」

「あはぁっ……❤(もう……限界……❤)」


 そして、八時間後。

「………………ッ!」

「……ッ❤」

 龍野が落ち着きを取り戻す頃には、既にララは失神していた。

「ちょ、師匠!?」

 必死に叫んでも、もはや遅すぎたのである。


     *


「まったく、貴様は」

「すんません」

 翌日の正午。

 龍野は床に正座させられ、ララからの説教を受けていた。

「とは言っても……今だからこそ、告白するか」

 ララがぽつりと、つぶやき始める。

「我慢させて、ケダモノと化した貴様に襲われてみたくなったのさ。龍野」

 それを聞いた龍野は、一瞬ポカンと口を開けた。そして。

「あっはははは! 何だ、それならそうと言ってくださいよ師匠!」

 こらえきれないといった様子で、大笑いし始めた。

「大馬鹿者! 言ってしまったら、意味が無いではないか!」


 ララもまた、笑いながら返したのであった――。



作者たちの裏話


ヴァイス

「終わりましたわね」


ブランシュ

「お疲れ様ですわ、ヴァイスシルト殿下」


グレイス

「それにしても、このケダモノぶりは容赦がありませんわね」


ヴァイス

「ええ。どこかでわたくし達が、オモチャにされていると聞いて」


ブランシュ

「そうですわ。以前見た、『アルヴァーレ』ですわね」


グレイス

「オモチャにしてくださるのは嬉しいのですけれど、一方的ではつまらないものですからね。うふふ」


ヴァイス

「そういう訳で、筆を執らせていただきましたわララ殿下」


ブランシュ

「もっともっと、楽しみましょう。この戦いお祭りを、ね」


グレイス

「では、騎士様に鎮めていただきましょうか」


---


有原

「ミサキ殿下、次は貴方です。クレド様も巻き込んで、大騒動を起こすとしましょうか! クフフハハハハハハ……ッ!」

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