作成者の話(蕾と異国の騎士)

ヴァイス

「出来たわね、うふふ。ありがとうございます、ブランシュ殿下」


ブランシュ

「いえいえ。お役に立てて何よりでございますわ」


ヴァイス

「ところで、不思議そうな顔ですわね、ブランシュ殿下?」


ブランシュ

「いえ。ただ、『一夫多妻を容認されているのかしら』と思っただけですわ」


ヴァイス

「うふふ、容認しておりますわ。それに殿下とご息女(グレイス)には、既に『お互いの相棒は一人』という雰囲気がございますもの、適役ではないでしょう。だからこそ、わたくしの相棒である龍野君を……という訳でございますわ」


ブランシュ

「それを聞いて安心しました、ヴァイスシルト殿下。

 それにしても、叔母ララ様の男日照りは終わりそうにありませんものね」


ヴァイス

「だからこそ、こうして物語を作成したという訳ですわ。

 まあ、あの性格ですもの、ララ殿下がこれを読まれたらご立腹ですわね」


ブランシュ

「その時は、その時ですわ」


ヴァイス

「ええ。そして今回ばかりは、龍野君を(暴力に)巻き込ませる訳には行かないのですから」


ブランシュ

「ともあれ、ヴァイスシルト殿下はここで筆を休められる、と」


ヴァイス

「ええ。ですから、お願いいたしますわね。ブランシュ殿下、そしてグレイス殿下」


ブランシュ

「承知しておりますわ」


グレイス

「ええ、ヴァイスシルト殿下」


三人

「「うふふふふふふふ」」


※まだ続きます。

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