心霊写真
自分が撮られた写真に霊が写っているものが、1枚だけあります。
基本的に写真を撮られるのが嫌いな私なので、私が写っていて尚且つ霊が写り込んでいるとなると、とても珍しい気がします。
その写真は、中学時代の旅行で撮られたものです。
写真には、長いテーブルについて昼食を摂っている所を撮られていました。私は壁際から数えて3人目の位置に座っていて、カメラに気づかず缶ジュースを飲んでいます。
私の隣の子はしっかりカメラ目線でしたが、壁際に座る子はカメラに気づかず、前の席の子へ笑いかけて居ました。その壁際に座る子と壁の間に、おにぎりを持った左手がにゅっと出ているのです。
どう見ても、人が入れる余地はありません。出ている腕の状況から見れば、壁際の子の隣に座っていないと不自然な形です。けれど、そこは壁であり、出ているのは左腕1本です。
壁際の子の背後には人が居ません。
特に悪いものは感じないのですが、心霊写真であることは、確かです。
私は霊能者ではないので、何故写ったのかとか、何を訴えているのかといったことは分かりません。ただ、悪いものは感じないので、問題は無いだろうと持っています。
ぼんやりとではなく、くっきりと鮮明に写り込んでいる上に、おにぎりを持っているので、全く怖いと感じない心霊写真です。
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