視力

 お話を書きたい。なのに書けない。

 書きたいものと書けるものが一致しない。

 しかも読まれている流行りとなると、それぞれのベクトルが合致せず、ますます持って書けなくなるのだ。

 つまり、書きたいものと書けるものと読まれるもの、全てのベクトルを一致させればよい。

 昔はここまで考えなくても書けたのは、無意識にベクトルが一致したものを書いていたからだ。

 年齢や個性、時代の流れにより、それぞれがずれていき、近視や遠視、乱視のように焦点が合わなくなってしまったのだ。

 ということは、眼鏡が必要なのだ。

 メガネを購入するときは、眼科で視力検査してレンスを加工してもらっている。

 同じように物書きも、執筆力を検査して調整する必要がいるのかしらん。

 どこの病院にいけば執筆科があるのだろう。

 だからメガネを掛けるのだ。

 

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