第三章 告白と交際

 そういえば、お昼食べてないな。クラスに戻ってあの二人からご飯分けてもらおう。あと、竹原から聞きたい用事あったからな。俺は廊下をコトコト歩いた。俺の隣の席で榎咲と美味しそうに笑顔で食べる竹原。改めて見るとめちゃめちゃ可愛いなぁ。竹原がこっちを見て天使を誘惑するような笑顔で俺は胸が苦しくなり、俺はその場で倒れてしまった。俺は夢を見た。幼い頃、ある女の子と遊んでた。なんだっけかな。ヒーロー戦隊者とかスマートモンスターとかのなりきりやってたな。あの女の子いまはどうしてるだろうか。気が付いて目が覚めたら保健室のベットにいた。起きると目の前にすでに横で寝ていた竹原がいた。俺は動揺して言葉が出なかった。俺はふと思った。寝顔かわいいな。俺の事、気にかけてくれたんだ。すると、竹原が永遠の眠りから起きた。竹原は「ふにゃん?私寝てた。ふぇえええ。千靖くん!ね、寝顔見たでしょ!!この変態!」と言い放ち俺の顔面を容赦なく殴られた。まったく、この子の寝顔は最高だぜ。ってどっかのライトノベルで聞いたセリフだな。まあいいが。

 「千靖くん。つい殴ってごめん。あ、あのね。や、やっぱなんでもない!わ、私教室に戻るね!千靖くんはあ、安静にしててね!!」と竹原は言って保健室を出ようとした。「なぁ。竹原。いやなつみ!今日俺と一緒に帰らないか?」と俺はなにって言ってんだか。「うん!いいよ!一緒に帰ろ!!」と女神の微笑みを見せた。そしてなつみは教室へ向かった。俺は胸がまたはち切れそうになった。「てか。刻都先生聞いてたんすか。」といい刻都先生は「いまの話、ボイスレコーダーで録音しているからな。」と言った。俺は「それどーするんですか?まさか録音したやつを校内放送で流すんですか!?」と強い口調で言った。「そんな校内放送で流す事はしないよ。あたし、実は新聞部の顧問やってるし!」とアラサー過ぎたお年頃はと俺はやれやれと思いながら先生は言った。「俺もう教室に戻りますね。なつみに伝えなければならないので。」と保健室を去った。

 放課後になった。「千靖くん。一緒に帰ろうか?」となつみは俺の胸をドキッと鳴らせた。俺となつみは教室を出て廊下を歩いた。窓から日の差し、暖かい風がそよそよと吹いている。いい雰囲気だ。なつみを見た。なつみも顔が赤くなっていた。

 「なぁ。なつみ。言いたい事がある。俺はなつみにあの助けたときから一目惚れしました。俺はなつみの事が好きです。俺はなつみの事守ります。なので付き合ってください。」と俺は全身全霊、なつみに想いを告げた。なつみの返事は「はい、私でよければよろしくお願いいたします。千靖くん!大好きだよ!!」と天使、いや女神のような笑顔で俺はなつみの恋人になった。「千靖くん!帰ろうか!えへへ。」とまったく、オタクの彼女も悪くないようだな。「なつみ、帰るか!今日はコンビニで寄り道な!」

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