第9回角川つばさ文庫小説賞1次選考突破!

 約一週間ぶりの更新です。

11月11日、角川つばさ文庫小説賞の中間発表が掲載されていました。

この「角川つばさ文庫小説賞」は、私にとっては印象深い賞です。

前回の第8回角川つばさ文庫小説賞への応募が、私にとっての初めての児童文庫小説賞の応募でした。そしてそれが今まで応募した小説賞の中で初めて、1次選考を突破したからです。


 そして今回は、2作品応募して2作品とも1次選考を通過するという私の中での大きな快挙を成し遂げました。本当に、ありがとうございます。


 正直、去年のつばさ文庫小説賞で2次選考以降も通過していた人たちが今回1次選考落ちしているのを見て、小説賞の難しさを痛感しています。


 一作品一作品の勝負であり、どういった作品なら必ず通るというマニュアルが存在しない。それがよさであり、それがつらさでもある世界だと思います。


 けれど、頑張って勝ち取ってうまく出版にこぎつけたとしても、様々な小説の書き方の本でも言及されていますが、「作家はデビューしてからが本番」です。


 デビューできたとしても、次々に作品を作り、「私はこういう作品が得意ですよ」。読者からは「この人の作品は、(自分にとって)はずれがないから買う」というブランド、○○ワールドを形成できるくらい完成されたものでなければ、生き残れずに消えていくのだと。


 もちろんデビューしたいのは山々ですが、万が一デビューできたとして、受賞作しか出版できなかったら、と思うと今はただ、ひたすらに

「自分はどんな作風が得意で、どんなものを書きたいのか」

を自分に問い続け、それを物語に昇華できる力をつけるしかないと思っています。


 今回も正直なところ(といっても作品の更新履歴を見れば分かりますが)、〆切ギリギリまで書いて、投稿していました。それはおそらく、私が怠惰であるがゆえです。けれど言い訳させて頂きますと、私の場合は追い込まれた時にのみ、書きあげるエネルギーが生まれます。それまでは、なんやかんや言い訳してちょっとずつしか書けません。


 そんな怠惰な部分と相談しながらも、様々なものを見聞きし、吸収してまだまだ精進していきたい次第です。


 去年に引き続き、今回も1次選考を突破させて頂いたことで、

「2年連続通過できたし、少しは児童文庫に向いている作品作りができているのかな」と自信にはつながりました。けれど、上記の理由により、来年も1次通過が叶うかどうかはわからないと肝に銘じて努力を続けようと思います。


 ああ、願わくば、1作品は2次選考を通過してくれないものだろうか……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る