闘い

@yuukaizumi40

第1話えぐい憎しみ

えぐい憎しみ。ひとり闘う。どんなに憎くてもできることは、かぎられて、くる。憎しみで、気を失いそうになっても。憎しみで、うずくまって、動けなくなっても。解決策が、おりてくるもんでもない。そんなのなんども経験ずみだ。なんども・・・なんども・・・なんねんも。女の子をかごに入れて、ときおり定期的に、痛みをくわえて、体にきずが、できて、なおったころ、また、おなじ、きずを、からだに、つける それを繰り返したら、どうなるんだろう。そう、こうなる。わたしみたいに。                  憎しみは そう にぶくて えぐい音。 その音を、聞いたらたいていのまわりの人は、どんびく。きいたこと、ないような、ひとが、ひとを、傷つける、おと。      これがまた、ひとに、聞かれることで、その傷が、よけいに、恥ずかしく、羞恥心を、かきたてて、深く深く深く、のこる。     そのおとを、聞かれた、聞いたひとまで、消そうとして。証人が、いることで、つらいから。見られたことが、つらいから。つらく、なっちゃって 周りにただいた、その子は、ただ・・・なにも、できなかった、だけなのに。助けようとしたかも、しれないのに。悪くないのに。            こんな・・・・ぼろぼろで、にくしみと、痛みで いっぱいで 憎しみと、痛みに耐えることでいっぱい、いっぱいで。         こんな、今のわたしの、居場所や、こんな今のわたしの、行き先や、未来。     こんな、わたしの、帰る場所。      こんな、わたしを、あいしてる、ひと。  そんな、ひとの、胸に、わたし・・・・    帰っていいのか 分からないの。     許しかたが、分からないの。自分に、自分を、許す方法。               許せば、それと、引き換えになると、思う。許した対価で、しあわせは、自動交換器で、出てくると、おもう。許す、の、ボタンさえ、ぽん、て、簡単に、押せたら。    でも、その憎しみは、わたしが頑張った証明書のようなもの。許したら・・・なんの、ための、戦いだったのか。          消えちゃうようで。            でも、消えないよね。きっと。     許しても、がんばったこと、消えないか。 その、ボタンを、勇気をだして、押さなきゃ・・・・・目のまえの、おなじように、苦しんでいる、彼を、救えない。もしかしたら・・・・彼も捕まっていて、拘束されていて、おなじように、ナイフが、彼に向いているかも、しれない。救えるのは、じぶんだけ。その、ボタンだけ。それなら?            押すかな?自分のため、と思わないで。相手のために。自分の首のナイフに、目をとられないで。相手の、今、まさに、かざされる、ナイフを、よく、見て。         どちらを、選ぶか、決めて。      自分に、向いたナイフを、うばいとって、相手のくびに、かざすのに、かかる秒数は、数秒。その、数秒で、かれを、すくえる。                       彼を救えたなら ・・・・彼が自由になったなら、・・・・彼はたすけに、くるよ。      もう、勝ったも、同然。

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