第9話 余談です。その1
しばらく間があいてしまいました。
我が家にも受験生がおり、年末年始は私の仕事もバタバタしまして、腰を据えて物書きをする時間があまりなかった(そういう気分にもなれなかった)
次男は来週、試験を控えており
本日末っ子の通う小学校から学級閉鎖のクラスが出たと...恐ろしい...。どうにか乗り切りたいところです。
次男の学年は、小学校時代から非常にお勉強ができる子がたくさんいる学年で、小3になると公立中高一貫の塾に通い始める子が多数おり、そこで夢破れた子は普通に近所の中学に上がってきたのですが、これまた常に100点が当たり前の世界でして...。
私自身が中学校受験を経験し、私立の進学一貫校に通い不要な劣等感にストレスを感じなきゃならない思春期だったので息子達には一切勉強の類を強制はしませんでした。
(言うべきことは言ってましたよ。提出物は出そうよとか、とりあえずテスト前までにノートまとめたら?とから)
そんな中、次男はどうみても受験生とは思えない生活を送っているにも関わらずいわゆる中間層らしく、無事に推薦もいただけて本人の希望する高校を受験する権利を獲得いたしました。
公立の学校で本当に学べることって、現代ではもはや勉強ではなく、人付き合いや理不尽な事を上手に乗り切るとか、友だちを作るとか、本当に社会に適応していく能力の1部でしかないなぁと強く感じてます。
昨日、息子の通う中学校の秀才レベルの子達が通う個人学習塾のブログを見ました。
次男の学年は90人弱。
そのうちの30人は定期テストで90点以上を取り、その塾に通う子の学習レベルは最低でも5教科450以上。恐らく95点より下はありえないんだと思いますが、ブログによると塾を開校して以来前代未聞の学習能力(悪い方)だそうです。
勉強ってなんのためにするんでしょうか。
誰のためにするんでしょうか。
それが本当にその子の幸せなんだろうか。
うちは3年間の間、一瞬塾に入れました。
目的は学習方法と習慣を身につけられるのか?を見たかったからです。
結果、通っている間点数は上がりましたが、塾に行っていることに満足して家庭学習の週間も学習方法も身につかないままでしたのですぐにやめました。
私から見たら適正能力がない(座学の)
勉強だけが人生じゃない。
勉強ができた方が世界が広がるでしょ?
そう言われたこともあります。
でも、私が高校を中退してもN高を卒業しても人生が何か変わるわけじゃないのと同じように、子どもには子どもの能力に合った何かが必ずあって、それは親の価値観で決められたら絶対に行けないなと今年も痛感しています。
ちなみに、長男は身の丈にあった高校でいままでに経験したことの無い充実感を経験していますので、その子が幸せならそれでいいんです。
うちの子は勉強ができない
うちの子は家で全然勉強しない
たぶん、それが1番健全で普通の事なんだと思います。
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