センパイ!だいすき!

「センパイ!受け取ってください!」


ユミコは思いを伝えるべく、両手で封筒を差し出す。センパイが受取ろうと手をの……


KABOOOM!!!


突然封筒が爆発!ユミコの両手が吹き飛び、気絶!

センパイは爆風で、転倒!


「センパイ!大丈夫ですか!」


ヤヨイは先輩に近づき、不安そうに見る。


「ユミコが先輩を暗殺しようと、封筒に爆弾を仕掛けたことを知って、慌ててきたんですけど、誤爆したみたいですね☆」


矢継ぎ早にしゃべるヤヨイ。


「センパイ立てますか?念のため保健室に行きましょ!」


「あ、ああ……」


いまだ茫然とするセンパイに肩を貸し、ニヤリと笑う。


センパイとの密着ゲット!


今回の爆破を仕組んだのはユミコではない。ヤヨイである。

センパイに好かれていないと感じたヤヨイは、センパイに近づく女を狩ることに決めた。

自分しかいなければ、自分以外選べない。

センパイに近づく女は後11人。


【続く】

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続きのない物語 一時のトキ @ittokinotoki

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