第4話 田村隆一に捧げる詩
4 田村隆一に捧げる詩
枕ほどの高さの
田村隆一全詩集を
まさか枕にするわけでもなく
抱き枕としゃれこんで
抱えこんで寝ている
酒をノメ
黄金色に輝くウェスキーをのめ
酒を飲もうぜ
詩集は毎夜詠いだす
困ってしまう
アル中で死ぬのが
ぼくの夢なのだが
まだ書きたい小説がある
書き上げたら
心の師
私淑しているあなたと
田村隆一さま
お酒飲みたい
のみたい
ノミタイ
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