[10]六種族王


【ザレンシオ】(炎の王/人間族フェルヴァーの王)


 身長185cm。

 燃えるような赤い髪と、深紅の目のどちらかというと優男の風貌をしている。


 女癖が悪い。ウィリルソフィアとは恋人同士だが、人間フェルヴァーの女性を口説くのはライフワーク。

 今のところ唯一のセルシフォードの理解者でもある。




【ウィリルソフィア】(風の女王/翼族ザナリールの女王)


 身長162cm。

 深く澄んだ紺青の髪とサファイアの目を持つ、快活な美女。


 純粋で一途な性格で、ザレンシオを愛している一方、セルシフォードを恨んでもいる。

 純粋な傷つきやすさの反面、明るく奔放で、六人の中のムードメーカー的存在。




【ラヴァトゥーン】(光の王/妖精族セイエスの王)


 身長・172cm。

 光を放つような金の髪と、明るい月色の目の青年。


 物静かで柔和な性格をしており、六人の中では一番幼い。

 リーズラジェスと中が良く、また彼をとても尊敬している。




【ディアレーン】(水の女王/鱗族シェルクの女王)


 身長165cm、体長185cm。

 光の角度によって微妙に変化するアクアブルーの波髪にアクアマリンの目の美女。


 おっとりとしており、口調ものんびりしている。

 地上の物事に余り関心を持たず、神殿でいつも過ごしているが、怒った時は一番怖いという噂がある。




【リーズラジェス】(土の王/獣人族ナーウェアの王)


 身長・190cm。

 深緑の森のような青緑の髪に琥珀の目の、ウェアドラゴンの様相を持つ。


 ちなみにウェアドラゴンは彼のみである。

 雰囲気的に六人の中で最年長で、厳格さと指導力を持つ反面、寛容さや包容力をも併せ持つ。




【セルシフォード】(闇の王/魔族ジェマの王)


 身長・180cm。

 漆黒の髪に真夜中のような藍の目の、冴えた美貌を持つローブ姿の青年。


 現在、行方不明中だが、時に、死期の近づいた魔族ジェマの元に現れる事もあるという。

 その冷たい外見や噂と違う、優しい一面を持つ。


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