人工知能の発想

ちなみに哲学科でも「シンギュラリティ(知らないかたはぐぐってみてね、です)」についてはよく論じられるのだけど、私はいろいろ勉強するうちに、


「人工知能の脅威を論じるだけではなく、人工知能との倫理的相互対話の可能性を探っていくべき」


って持論ができあがってて、でもこれ作家仲間や哲学科の仲間やプログラミング専攻の友人とかに話しても、あははまたなつきさん変なこと言って!! と、相手にしてもらえなかった。ろくに。



でも、その科哲の先生だけは、私の話を笑い飛ばさなかった。

だって、そのテーマでもう駄目元で小論文を書いて提出したら、評価の厳しいことで有名なはずの先生なのに燦然と輝くSをくれたんだ。


そのあとのお疲れさま飲み会でも、酒を飲みながらしんみりその話を聴いてくれた。

私は、私の発想は間違ってなかったんだ、って思った。だから、いまもアゲインを真正面から書き続けられている。

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