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2018年11月26日 03:39
初めまして転ぺんと言います。企画への参加、ありがとうございます。 まだ未完成ということで、こちらの応援コメントにまずは感想を上げさせてもらいます。 まず感想なのですが、形をしっかりと想像出来るキャラクターに驚きました。ユクトの行動原理であったり、他の……特にウルの行動や言動だったりがすんなりと自分の中で納得出来るものであったのが、素晴らしいと思いました。 本来、キャラクターを作る上で私が困難だと考えているのが、その『納得』というものがあります。 作り手さんが作るキャラクターとは生き物です。こうであったからそうなった。こんなことを経験して今の形を成している。ですが、あまりに高低差のあるギャップだと読み手は納得してくれません。 もちろん、今はまだキャラクターについての情報が全て記されているわけではないので、これから様々な背景が出てくることだと思いますが、それでも――私はウルとエルナの関係が好きなので、例えに挙げさせてもらうのですが、ウルはまさに大人らしい調和と行動の根底にエルナを置いているというのが読み進めていく文章の中で納得出来たり、エルナは子どもらしい言動と子どもらしく大人や大人に準ずる人の顔色を窺えたりとキャラクターが仮に友だちにいたとしても「ああ、彼らならそうするだろうな」と思えるような造形に脱帽しました。 ウマロ様はリアリティのあるキャラクター作りより、リアルな背景を繋ぎ合わせたキャラクターを作るのがとても堪能なのだとこの作品を通して伝わりました。 そして、この『補助魔導士という良く分からないジョブ適正だったので、取りあえず剣士やってます』の内容の感想なのですが、私自身ファンタジーがとても好きなので、世界観やジョブの設定、それらにとても心惹かれました。 ユクトがユニークのジョブ適正であることから始まり、そこから最初にいたギルドでのいざこざ、それを経て今のギルドでの再出発、そしてクエストの解決に向かうというとても王道な、それでいてわかりやすい物語の構成、先ほど述べたキャラの作りと相まってとても読みやすい内容です。 個人的に素敵だなと思ったシーンなのですが、『マシューの村の神隠し』より、13話『情報交換』にある森林食堂にてエルナがみんなの分の料理を食べてしまった。というシーンなのですが、彼女の子どもらしい謝罪の仕方と周りの反応に自然と笑みがわいてきてしまいました。 基本的に殺伐としがちなファンタジー作品であれだけ心和むシーンはとても貴重なのではないかと思いました。 と、ここまでを作品の感想にしたいのですが、どうしても気になった点が1つ。 これは私自身、普段から作品を書く際、42文字の36行で150枚、もしくは200枚を意識して書いているからというのが理由であるのですが、現在にして80000文字で、原稿枚数にすると約70枚から80枚、そのことからとても物語の進行がゆっくりな様に感じました。 およそ、理由としてあげられるのが、起伏の少なさからくるものではないかと考えています。 ウロマ様は本当にとても丁寧に文章を書かれています。ですが、あまりに丁寧過ぎて文章にインパクトが少なくなっているのではないかと思います。 言葉を変えるのなら、文章が丸くなりすぎて全体で見ると平坦になってしまっている。 キャラクターでは喜怒哀楽をミランとアベル、そしてエルナが担当しているように感じましたが、地の文での起伏の少なさ、丁寧さが淡々と物語を進行させているようにも思え、セリフやキャラクターだけではなく、物語全体でミランとアベルのようなコロコロと表情の変わる描写を加えてみたらどうでしょうか? と、身不肖でありながらこのような感想を挙げさせてもらいました。 ですが、そんな私などが抱いた点なんかよりも、ずっと素敵で卓越した技術をウマロ様が持っているのは、ここまで読んだ身として重々承知しております。 これから先、一体どのような展開になるのか楽しみで仕方がありません。 応援していますので、ぜひぜひ完成を待ちわびています。 長くなりましたが、これで私の感想を終わりにさせていただきます。
2018年11月25日 12:42
エルナが無事なら良いですが…
作者からの返信
私も心配です……大丈夫、きっとウルが頑張ってくれるはずです!
初めまして転ぺんと言います。企画への参加、ありがとうございます。
まだ未完成ということで、こちらの応援コメントにまずは感想を上げさせてもらいます。
まず感想なのですが、形をしっかりと想像出来るキャラクターに驚きました。ユクトの行動原理であったり、他の……特にウルの行動や言動だったりがすんなりと自分の中で納得出来るものであったのが、素晴らしいと思いました。
本来、キャラクターを作る上で私が困難だと考えているのが、その『納得』というものがあります。
作り手さんが作るキャラクターとは生き物です。こうであったからそうなった。こんなことを経験して今の形を成している。ですが、あまりに高低差のあるギャップだと読み手は納得してくれません。
もちろん、今はまだキャラクターについての情報が全て記されているわけではないので、これから様々な背景が出てくることだと思いますが、それでも――私はウルとエルナの関係が好きなので、例えに挙げさせてもらうのですが、ウルはまさに大人らしい調和と行動の根底にエルナを置いているというのが読み進めていく文章の中で納得出来たり、エルナは子どもらしい言動と子どもらしく大人や大人に準ずる人の顔色を窺えたりとキャラクターが仮に友だちにいたとしても「ああ、彼らならそうするだろうな」と思えるような造形に脱帽しました。
ウマロ様はリアリティのあるキャラクター作りより、リアルな背景を繋ぎ合わせたキャラクターを作るのがとても堪能なのだとこの作品を通して伝わりました。
そして、この『補助魔導士という良く分からないジョブ適正だったので、取りあえず剣士やってます』の内容の感想なのですが、私自身ファンタジーがとても好きなので、世界観やジョブの設定、それらにとても心惹かれました。
ユクトがユニークのジョブ適正であることから始まり、そこから最初にいたギルドでのいざこざ、それを経て今のギルドでの再出発、そしてクエストの解決に向かうというとても王道な、それでいてわかりやすい物語の構成、先ほど述べたキャラの作りと相まってとても読みやすい内容です。
個人的に素敵だなと思ったシーンなのですが、『マシューの村の神隠し』より、13話『情報交換』にある森林食堂にてエルナがみんなの分の料理を食べてしまった。というシーンなのですが、彼女の子どもらしい謝罪の仕方と周りの反応に自然と笑みがわいてきてしまいました。
基本的に殺伐としがちなファンタジー作品であれだけ心和むシーンはとても貴重なのではないかと思いました。
と、ここまでを作品の感想にしたいのですが、どうしても気になった点が1つ。
これは私自身、普段から作品を書く際、42文字の36行で150枚、もしくは200枚を意識して書いているからというのが理由であるのですが、現在にして80000文字で、原稿枚数にすると約70枚から80枚、そのことからとても物語の進行がゆっくりな様に感じました。
およそ、理由としてあげられるのが、起伏の少なさからくるものではないかと考えています。
ウロマ様は本当にとても丁寧に文章を書かれています。ですが、あまりに丁寧過ぎて文章にインパクトが少なくなっているのではないかと思います。
言葉を変えるのなら、文章が丸くなりすぎて全体で見ると平坦になってしまっている。
キャラクターでは喜怒哀楽をミランとアベル、そしてエルナが担当しているように感じましたが、地の文での起伏の少なさ、丁寧さが淡々と物語を進行させているようにも思え、セリフやキャラクターだけではなく、物語全体でミランとアベルのようなコロコロと表情の変わる描写を加えてみたらどうでしょうか? と、身不肖でありながらこのような感想を挙げさせてもらいました。
ですが、そんな私などが抱いた点なんかよりも、ずっと素敵で卓越した技術をウマロ様が持っているのは、ここまで読んだ身として重々承知しております。
これから先、一体どのような展開になるのか楽しみで仕方がありません。
応援していますので、ぜひぜひ完成を待ちわびています。
長くなりましたが、これで私の感想を終わりにさせていただきます。