第43話泣かせてたまるか
オレは、真希奈さんを悲しませないため、独自の復讐をすることにした。
顔面にパンチを食らっただけで、情けなく敗走したんだから、喧嘩はあまり強くなさそうだ。
しかし、ヤツがいる。
シューマだ。
サッカー部エースの片割れなんだろう。
あいつは仲間を集めてかかってくる。
どんなことをしてでも、こちらを陥れようとしてくるだろう。
オギに頼ろうにも、あいつには今サナちゃん先輩がいる。
危険な目にあわせるわけにいかない。
卑怯な手を使ってくる相手には、からめ手で行くしかないな。
いや、うまくすると二人ともいっぺんに片づけられるかもしれない。
そのいち、サッカー部エースとシューマに手紙で呼びだしをかける。
差出人は、イニシャルでM.O.とする。
二人が差出人を真希奈さんだと誤解すれば、油断してやってくるだろう。
そのに、二人がそろったところで、相討ちしてもらい、邪魔なやつらの排除と真希奈さんの仇うち、両方を叶える。
うまくいくかは問題じゃない。
今やらなきゃ。
オレは頭をひねった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます