乳様には勝てねェや by うのか 様

ランダム検索をしていてたまたま見つけた作品です。

まさかエッセイを紹介する日がこようとは、私も予想しておりませんでした。笑

ただ、私にとってとても興味深いエッセイだったのです。


こちらのエッセイはノンフィクションです。

作者様本人の出産から出産後の体の様子、その後の育児についての事が書かれています。


私本人としては、出産の経験はありません。

そして妊娠、出産、育児に対し、とてつもない不安を感じている者の一人でもあります。

ネットや周りの話から聞ける事って、断片的すぎませんか?

学校で教えてくれるのは生理の事と、コンドームの使い方と、子供が出来る仕組み(精子と卵子が~とか)だけ。

あとは個人によってかなりの格差が出てくる気がする。


特に、こと出産と育児になると、とてつもなく不透明になる気がするんです。

「赤ちゃんは可愛いよ!大変だけど、良いものだよ!」

「出産する時の痛さは鼻からスイカが出るような感じ!」

そんなんで分かるか、と。笑

もっと色々、事前に知っておきたいと思うのは私だけでしょうか?


このエッセイには、そういった「これって本当はどうなの?」がたくさん詰まっています。


会陰切開の処置ってどうやるの?とか、出産後のお腹ってどうやって萎むの?とか、得体の知れない赤ん坊の生態ってどんなの?どんな生活になるの?とか、分からない事だらけで不安ですよね。

また上記以外にも、私の知らなかった母親の苦労とか、赤ちゃんの可愛くもおかしい生態なんかも知れて、とても学びになるお話でした!

赤ちゃんの乳首を吸う力が強いというのは初めて聞いて驚愕しました。

すり潰されるって…(((; ゚Д゚)))


怖い話を聞いて、事前に心の準備をしておけるようにしよう!の気持ちで読み始めたんですが、このエッセイでは微笑ましいお話もたくさんしてくれます。

赤ちゃんの眠そうな顔が石原裕次郎に似てて、男の子に間違われるお話。

赤ちゃんに協力(利用?)して貰っての筋トレ方法のお話。(絶対効果バツグンだと思います!)

赤ちゃんの事を本当によく観察されていて、本当にすばらしいお母さんだと思いました。


作者様も言っておられますが、妊娠や出産までの書籍や情報なんかは色んな所で目にするので、このエッセイで語られるのは主に出産直後からになります。

きっと1つは、聞きたいけど教えて貰ってない事、知りもしなかったあんな事、があるのではないかと思います!


このエッセイは女性向けではありません。男性女性両方ともが、ぜひ一読しておくべき内容だと私は思います。

自分の子供を持つのはもっと先ですか?

子供を持つつもりはないから必要ないですか?

そんな事はないと思います。


街を歩けば赤ちゃんはいるし、親戚や友人にも子供が生まれる事があるでしょう。

あるいは自分の身にも起こる事かもしれません。

人はどんな風に生まれて、どんな風に育っていくのか。その最初の一歩目が、赤裸々に書かれています。


現在は2人目も出産されているとの事!

おめでとうございます!!


すごく真面目な感想を書きましたが、エッセイの文調としてはとてもフランクで面白い読み物です。笑

油断してると電車の中で噴き出す事になるので気を付けてください(;´∀`)笑


【乳様には勝てねェや】へのリンク

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881089007

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