「カーバンクルは人参が好き。」あとがき


「余は人間界の『兎』ではないのだから…人参を美味しいと思うわけが…ホンマや!」

 と、あまりの美味しさに関西弁になってしまうカーバンクルが居たら楽しいだろうなと思って書いた謎の短編です。

 まず、カーバンクルが人参を好きだと書いている文献はございません。創作です。



 もっとふざけた文章を書く予定だったのですが、書いている途中で何だか真面目な感じになってしまいました。結局関西弁も喋っていない…。

 アンナと言う少女は、思い付きで書いたので「いったい何者なんだこの子は…」と思いながら書いていました。まさかの読者目線。

 書きながらどんどん物語のカギを握りそうな人物になっていきました。

 そうか、こうして物語は作られていくのですね。

 果たして、幼馴染のアンナはいったいどんな子なのか…主人公や図書館との関係はいったい…こうご期待(※続編の予定はございません)



 話は変わりまして、みなさん「カーバンクル」と聞くとどんな姿を思い浮かべますか?

 調べてみると、「あれ?あんまり兎に似てないな」と思いました。ネットで検索をかけてみると、めちゃくちゃモフモフのイラストが多数。なんやこのモフモフの塊は…

 もし自分が異世界に転生したら何をするか考えていましたが、ハーレムとか最強とかどうでもいいので、まずカーバンクルをモフモフしに行きたいと思います。


 カーバンクルを相棒にする主人公とか良いなぁと思ったりもします。個人的には、「モキュ!」ってかわいい声で鳴くのではなく、低い声で普通に喋ってほしいですね。大賢者感、長老感を出してほしいです。いったいどんな設定なんだ。

 そして小さい体から大きな魔法を行使してほしいですね。氷柱をバンバンだしたりとか。下手すると主人公よりかっこよくなってしまうな…



 今回の短編では、「この時、カーバンクルは宇宙を感じていた。」と言う文章が気に入っています。無限の可能性が広がっている状態や組み合わせがあると、某ゲームプレイヤーは「これは宇宙だな…」と表現しており、今回の文章でもそういったニュアンスを含んでいます。

 カーバンクルが宇宙を感じている状態ってなんだよ。って書いた自分自身が一番笑ってました。


 他にも、「カーバンクルは苦虫をかみつぶしたような顔をしている」と言う文章も書いていて面白かったです。このカーバンクル表情豊かすぎでしょ。相当変な顔をしているに違いない…


深く考えずに、夢中で文章を書くのは楽しいですね。

それではまたどこかでお会いしましょう。

 

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またたびのみかん箱 マタタビ・ネコフスキー @matatabi6785

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