第3話 泣き虫
「...ふぇっ(泣)」
「泣いてねぇで掃除しろや、このクソアマ(怒)」
「...和也くん、二股してるからそうしてるんでしょ!」
「はぁ?二股?誰から聞いた?」
「美代ちゃんが知らない女とデレデレしてるのみたっていってた(泣)」
「あーそういうのうざい。」
「ほんと...なんだ...(泣)」
ピッピッピッ
「あ、美菜子?和也なんだけど今から合わね?」
『今、彼女と居るんでしょ?』
「あ、今さっき別れたから」
〝別れたから〟
一方的に言われた一言が原因で掃除もせずに飛び出した彼女は公園へと足を走らせた。
流れる涙も気にすることなく、幾度となく転び足から血が出ても走り続けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます