※スタブです

羅什三蔵法師が天竺より経典を長安に持ちかえってから約２００年後。

震旦首都長安。

長安大興城、謁見の間。

「陛下、烏巣睨下、謁見中のところ申し訳ありませんが、緊急報告です。長安中心部に正体不明の化け物が現れました。」

「なんだと！」

突然の報告にあたりはてんやわんやの騒ぎになった。

「陛下、今すぐ兵とともに私に討伐をお申しつけ下さい。私に策があります。」

「そなたがそこまで言うのなら考えがあるのだろう。李将軍の部隊にそなたを随伴させよう。」

烏巣は謁見の間を去りながらひとり自問自答していた。

「・・・馬鹿な。<運命の日>まではまだ３年の猶予があったはず。」

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