ビルド実践

エンジェルハィロゥ/キュマイラ 隠密白兵型

「シンドローム解説:エンジェルハィロゥ」の項でほんの少し触れた、《光の舞踏》を使わない白兵型。そのビルドの一例である。とはいえ、これ以外の構成はあまりおすすめできないが。

経験点は130点(初期作成)、サプリメントは「基本/上級/EA/HR/LM」を採用する。《光の舞踏》はHR掲載でそれを使用しない訳だが、リミットエフェクトの取得に結局HRが必要となっている。


HRが採用できない環境でこのビルドを運用するならば、後述の《血に飢えた跳躍》を外し《ハンティングスタイル》のレベルを下げ、後は《完全獣化》や《マスヴィジョン》辺り取得していけばよい。

LMについてはDロイス「羅刹」の攻撃力ボーナスが若干変わるだけなので、採用できなくても火力が微量減少するのみで構成には問題ない。


さて、感覚特化のエンハイに肉体特化のキュマイラ。「何だこの組み合わせ!?クソビルドじゃないか!」と思われる方もいらっしゃるだろう。

そして実際イロモノであるが、これがなかなかどうして奇跡的なレベルで噛み合うのでここにまとめることにした。

ぶっちゃけキュマイラならもっと簡単により強力な構成が可能だが、あくまでこれは「そこそこ強いネタビルド」として大目に見て頂きたい。


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シンドローム:エンジェルハィロゥ/キュマイラ ワークス:UGNチルドレンA

能力値:肉体4/感覚3/精神1/社会1(0点) 技能:白兵2/回避1/RC1/情報:UGN1(0点)

Dロイス:羅刹

特にこれを取得しなければならない、というDロイスは無い。なのでとりあえず火力を上げることにした。無論好みでダイス数を稼ぐなりしても良いだろう。

採用可能であれば遺産継承者から「夜の小鳥」を取得してもよい。この場合《陽炎の衣》分の経験点が15点ほど浮くことになる。

エフェクト:

《陽炎の衣》3(25点)

マイナーでメインプロセス中隠密状態になる。隠密状態のメリットについては後述。

《ハンティングスタイル》3(25点)

マイナー戦闘移動。リミットエフェクトのために最大レベルで取得している。

《破壊の爪》1(15点)

素手のデータを変更。Dロイスを別のものに変えるならば、浮いた経験点で別の武器を常備化してもよい。

《コンセントレイト:キュマイラ》2​(20点)

いつもの。《陽炎の衣》が切れると《見えざる死神》を使えなくなるので、念の為シンドロームはキュマイラにしてある。

《見えざる死神》3(25点)

係数3の火力+ダイス増加の一見すれば超優秀エフェクト。ただし隠密中にしか使えないので普段は見向きもされない。

《血に飢えた跳躍》3(25点)

HR掲載。《ハンティングスタイル》のリミットエフェクト。係数3の火力で、隠密中だとダイスにおまけが付いてくる。


コンボ1:陽炎の衣+ハンティングスタイル+破壊の爪

タイミング:マイナー 技能:- 対象:自身 射程:至近

ダイス:- C値:- 攻撃力:- 侵蝕:7

備考:シーン中素手のデータを変更。戦闘移動。メインプロセス中隠密状態になる。


コンボ2:コンセントレイト+見えざる死神+血に飢えた跳躍

タイミング:メジャー 技能:〈白兵〉 対象:単体 射程:至近

ダイス:7D+2 C値:8/7 攻撃力:33/40 侵蝕:8

備考:隠密状態でのみ使用可能。


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・解説

簡単に言えば隠密状態になり、後は隠密時のみ使用可能、あるいは隠密時に恩恵を得られるエフェクトをしこたま積むというごく単純な構成。

コンボを見ての通り、装甲無視がなくダイスもやや不安だが攻撃力固定値は余裕で30を越える。その分《陽炎の衣》が切れると悲惨なことになるのはご愛嬌。


なお、隠密状態中は敵の妨害―――具体的に言えば《時の棺》すら無効化してしまうので、そう考えればうまあじが全くないというわけでもない。

ただし味方のオート支援の対象にもならず、言うまでもなくそれ以外のデバフは普通に食らうのでそこだけは留意するべきであろう。


成長についてはガード不能の《光速の剣》、あるいは《ピンポイントレーザー》《マスヴィジョン》などエンジェルハィロゥのシンドロームエフェクトが候補に上がる。

他にもダイスを補うために《完全獣化》、そして《フルパワーアタック》を筆頭とするキュマイラのバ火力エフェクトを順当に積んで、好みに合わせて育て上げればよい。

難点を挙げれば範囲攻撃を行う手段がほとんどないため、Dロイスやユニークアイテムなどに頼らざるを得ないという点だろうか。

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