第92話 文化祭2日目 ③
涼香
「え!? 盗撮!?」
「ああ、不埒な輩がクラスの喫茶店に来ていたそうだ」
「最低です」
私たちは文化祭を一緒に過ごすためにスケジュールを調整して一緒にいられる時間を作って会っていた。これから4人で演劇部の公演を見に行く予定だ。
静蘭の演劇部は結構レベルが高い。
生徒の親御さんからも人気でチケットはすでに完売している。観月の友達が演劇部に所属していて私たちの分も手に入れてくれていた。
夕葵からクラスで盗撮騒動があったことを聞かされて、女子生徒みんなが肌に粟を生ずるのを感じて二の腕をさする。
「なんでも歩波さんを中心に狙っていたようだ」
「歩波は大丈夫なの?」
「ミイラ男と歩先生に恫喝されると逃げ出したようだ。歩波さんも大丈夫らしい」
「ミイラ男?」
「ハロウィンのコスプレだろう。もしかしたら一緒に参加してくれる一般のボランティアの方かもしれない」
ミイラ男と聞いて、そういえば喫茶店が来ていたのを思い出す。顔はわからないのに、妙に印象に残る人だった。
一般のお客さんの中にも今日のパレードに参加する人いて、あまりの多さに人数制限をしたほどだった。それにしても、防犯のことも含めてフルフェイスの仮装は禁止されているはずなのに、知らずに参加したのかな。
歩波さんは高城先生と一緒に職員室に行ったそうだ。今回はデリケートなこともあるし、身内だけの方がいいという判断だと思う。
「そういえば、涼香は準備はいいの?」
「え? 何の準備?」
「なにって、パレードの準備。ミスコンの上位は強制参加じゃん」
「…………あ~」
そう言われると去年のことを思い出す。
必要以上に露出の多い衣装に着替えさせられて、恥かしい目に合うところを天候の関係で中止になってくれたのは正直助かった。
去年助けれくれた雨は今日は晴れ晴れとしていて今年は助けてくれそうにない。
観月が今日は大変だって言っていたのはこの事だったんだ。夕葵も今日のことを思い出したみたいで顔を青くしている。
「ま、まあ、パレードまで時間もあるし」
「そ、そうです!」
「何で私なのよー……」
それに、観月とカレンが選ばれていないのはどうにも納得いかない。
2人とも男女関係なく人気があるし、かわいいし友達も多いのに。
「何で二人は選ばれてないのよ」
「え? だって、アタシたち元々このパレードには出るつもりだったし」
「それといったい何が関係あるの?」
パレードとミスコンという2つの共通点が見つからない。
「昔は今ほどハロウィンの文化も浸透していなかったから、パレードを華やかにするために、可愛い子に参加してもらおうってことでミスコンが開かれたんだよ」
「なにそれ!?」
聞かされたミスコン事情に私は驚きを隠せなかった。
そんなのだったら、私だって最初からパレードに参加していたのに。余計なやっかみを受けることもなかった。
私は来年こそは最初からパレードに参加することを心に決めた。
「そういえば観月、弓道部に陽太君が友達を一緒にきくてくれたぞ」
「知ってる。迷惑かけなかった?」
「私より、歩先生にべったりだったな」
「あぁ~、それは昔からだよ。今も目離したら歩ちゃんのところに行ってるし」
「ほかの子供たちにも人気だったぞ」
「陽太が幼稚園に通っていた時に迎えに行ってくれてたりもしたから、みんな知ってるんだよ。本人も子供好きだし」
やっぱりというべきか私たちがたちが集めると話題は自然と高城先生のことになる。
「…………」
そんな中でカレンは会話に参加することもなく顔を赤くしていた。
髪をいじったり、耳元を軽く触れるとふにゃりと笑う。
「カレン、どうかした?」
「はうっ!」
私が声をかけると驚いて跳ね上がる。
「……もしかして、カレンも変な事されたりしたの?」
観月はカレンを心配して声をかける。
「ち、違いますよ。それに、どちらかといえば……」
「カレンが問題ないっていうのならいいんだけれど」
せっかくの文化祭に嫌な思い出として残ってほしくない。
「あ、歩波さんです!」
話題をそらすようにカレンが自分から視線を歩波さんに向ける。
高城先生と一緒に職員室に行ったと聞いていた。盗撮の件もあって店には出ない方がいいという判断がされて、今は自由に行動しているみたい。
「一緒に遊べます」
「あっ、待って」
一人で行動しているのかと思ったら違った。
歩波の隣には透さんがいた。
どうやら一緒に文化祭を回っているみたいだった。
歩波さんは今まで見た中でも飛び切りの笑顔を透さんに向けていた。
透さんも歩波さんが笑うと自分のことのように嬉しそうに頬を緩める。
「あー、あれは邪魔しない方がいいかな」
「そうだな」
「です!」
一緒に演劇部の公演を見に行こうかと声をかけようかと思ったけれど、やめておいた方がよさそうだ。
私たちは4人で演劇部の公演を見に行くために行動へ向かった。
講堂へ向かう道すがらは人が密集していて、実行委員会の子たちも手伝いに参加していた。列の整理をしている同じ実行委員会の子たちを申し訳なく思いながらも私は講堂の中へと入っていった。
「すごいな、満員だ」
夕葵の言う通り、講堂はすでにお客さんで満員だった。
座席はちょうど真ん中に近い席で、結構いい場所だった。
照明が落ちて、舞台の幕が上がる。
私たちはしばらくの間、劇を楽しませてもらった。
……
………
…………
「今年の演劇部すごかったね!」
「本当、思わず手に汗握っちゃった」
劇を見終わったお客さんのほとんどから称賛の言葉が聞こえてくる。
私も演劇部の公演をなんどかみたことがあるけれど、今年のは何だが違う気がした。素人目でしか話すことができないけれど、とにかく役者たちの一挙手一投足から目を離すことができなかった。次にどんな動きをするのか、観客もワクワクしていたと思う。
「じゃ、アタシはそろそろ自分の持ち場に戻るね」
「私もだ。カレンと涼香は?」
「シルビアさんと一緒に文芸部の方へ行きます」
「実行委員会の仕事があるから」
みんなそれぞれの予定があるということでパレードまで解散となった。
講堂前でみんなと別れた。
「お母さーん……おかあさーん」
講堂近くの空いたスペースに女の子が泣いているのを見つけた。
あの様子からしても迷子のようで、近くに親さんらしい人の姿は見当たらない。人が密集する場所は人とはぐれやすい。周囲の人もあまり関わりたくないのか女の子に話しかけようとしない。女の子は顔を上げずにすすり泣き続けた。
「ねえ、お母さん見つからないの?」
「……うん」
私に声をかけられると女の子はちょっと驚く。
こういう時に難しい顔をするとかえって子供は怯えてしまう。
私は精一杯の笑顔をして女の子の目を見る。
「大丈夫だよ。おねーちゃんが連れてってあげる」
「ほんと?」
「うん、一緒に行こうか」
私は女の子に手を差し出すと、女の子はおずおずと涙でぬれた手で私の手を握ってくれる。
こういう時のマニュアルで迷子の子は本部に報告することになっている。こういったマニュアルを考えてくれたのは高城先生だ。
本部に使っている教室に女の子を連れていくと、本部から放送室へ連絡が行き迷子のお知らせをしてくれる。
「おかあさん、来る?」
「うん。もうちょっと待ってようねー」
女の子が泣かないように傍にいて話をする。
「あ、うさちゃんのかばん可愛いね」
「うん! おかあさんが買ってくれたの! おるすばんしてくれたからって」
「すごいねぇ」
そこから女の子は嬉々として自分のことを話してくれる。
「あーあ、迷子の子のお世話で委員会の仕事休めるなんていいよねー」
「ちょ、やめなって」
「何あれ、子供相手に猫被って周りに点数稼ぎでもしてんの? 「子供の面倒見る私って可愛いでしょ」って」
私に聞こえる声でそんなことを言う女子がいた。
声で誰が言ったのかはすぐにわかった。
でも、この子を不安にさせるわけにはいかないからそれを表に出すわけにはいかない。黒い感情は内に秘めておく。
「おねえちゃん? おなかいたいの?」
「え、ううん。大丈夫だよ」
その後、先生と一緒にやってきた元やってきた母親に女の子は飛びついた。
これで一件落着。
「ばいばーい」
女の子の手を振って別れる。
「ふふ、子供相手にもやさしいんだね、涼香。相変わらずだな」
「!?」
私の名前を呼ぶ声にぞわっとする。
本来ここに居るはずのない男性の声だ。
「わ、イケメン」
「桜咲さんの知り合い?」
「なんだ~彼氏いたんじゃん」
「あの制服って秀逸学園でしょ、頭もいいんだろうね」
文化祭実行委員会の本部にいる女子たちの間に想像もしたくない誤解が広がっていく。制服を着た古市君が本部として使っている教室に入ってきた。
「……ここは関係者以外は立ち入り禁止よ」
「そうなんだ。涼香は真面目だな。でも実行委員会の仕事も頑張っているみたいだし、ちょっと休憩してもいいんじゃないかな」
「……休憩をもらったから大丈夫よ」
「ずっと泣いていた子供の相手をしていたじゃないか。疲れただろ?」
「……」
ここに来てからあの女の子をは泣いてはいない。
つまり、彼はあの子が迷子になっていたのを見ていて何もしなかったということが分かった。
「なら、涼香の次の休憩時間はいつ?」
「さっきもらったばかりだから当分は先。それにまだ仕事もあるし」
さっき演劇部の公演を見に行かせてもらったし、パレードの時間も迫ってくるからパレードの服にも着替えないといけない。今年はどんな衣装なんだろうか。着ぐるみとかだったら気が楽なんだけどな。
いつもなら、「(あなたに付き合う)時間がない」と伝えれば離れていってくれる。
けれど、今日は場所と聞いていた人が悪かった。
「ええ~!」
「桜咲さん、そんなの私たちがやっておくから、行ってきなよ!」
「そうそう!」
「せっかくの文化祭だし」
女子グループの無責任なはやし立てが私を追い詰めてくる。
その中にはさっき私が迷子の子の面倒を見ていた時に嫌味をいっていた谷本さんも混じっている。
彼女の考えていることは手に取るようにわかる。
『いい加減にさ、その辺の誰かと付き合って私たちを安心させてほしいよね』
きっと彼女らは昨日言っていたことを自分たちの手でしようとしているんだろう。
現に愉快そうにしている視線、そしてどこか安堵したような視線を投げてくる。
それを彼女たちは自分の利益もあれば、私にも「素敵な彼と一緒に文化祭をまわる」などという利益があると思って話をすすめようとしているから余計に性質が悪い。
私は、古市君にも実行委員会の女子たちにも何か言ってやりたくて結んでいた口を開こうとするけれど、何も言うことはできなかった。
「じゃあ、みんなの許しも出たことだし、行こうか涼香」
「じゃあね~」
「後で話聞かせてねー」
本当は行きたくない。
けれども、断ることができなかったのは私の弱さだ。
それに、彼女たちの素振りだと実行委員会の仕事にもあまり携わっていないみたいだ。
自分の本当の言葉で話さず空気を読んでしまったから、自業自得といってしまってもいい。
促されるまま、私は古市君にと一緒に文化祭を回ることになってしまった。
「どこから回ろうか」
「ねえ、私やっぱり実行委員会の仕事に戻りたい」
「だから言っただろ、少しは休憩するべきだって」
休憩ならさっきさせてもらったといっても彼は聞いてくれない。
もう彼の中では私は疲れていて、無理をして仕事を頑張っているということが決まっているのだろう。
「でも静蘭学園の文化祭って結構すごいよね。僕の学校だと勉強以外のものは必要ないからって1日で終わりさ。でも、こういう余計なことも息抜きにはちょうどいいかもね。ウチもちょっとは見習ってもらっていいと思うんだ。だから……」
あ、あそこの装飾壊れてる。
多分人がぶつかった拍子で破れてしまったんだろう。壁に貼り付けてある飾り文字がはがれてしまっていた。
「ねえ、涼香聞いてる?」
「あそこの装飾直してくるね」
「そんなの涼香がやらなくてもいいじゃないか」
やるのは誰でもいい。
それなら、気が付いた人がやってもいいはずだ。
私は壊れた装飾の部分に持っていた糊で簡単に修理をする。うん、綺麗に元通りだ。
「……僕といる時くらいちょっとは気を抜いてくれてもいいんだよ」
「別に気を張っているわけじゃないわよ。私の仕事だからやるの」
まあ、警戒と意味で気を張っている。
けれど、古市君はそんなことには気が付かないだろう。
私は脳内で本部にいた彼女たちの見回る部署を思い出して見回りに行こうと決めた。古市君を置いて先に進もうとすると、彼はすぐに私の隣に並んで歩く。
「……別についてこなくていいよ。古市君には関係のない事だから」
やんわりと彼を拒否するがそんなものが彼に通じるわけがない。
「気を使ってくれてありがとう」
私が別の意味に気を使っているのを気が付く様子もない。
その後も彼は私の後をずっとついてきて、普段よりもずっと疲れた。
そして、案の定本部にいた彼女たちはやはり実行委員会の仕事をすっぽかしていたようで、結構な苦情を言われることになった。
次は展示スペースに移動することになった。
展示スペースは午前中にピークを過ぎたのか、すでに人気もなくなっていた。
「……そういえばさ、あの先輩とはどうしているの?」
広い空間に古市君の声が響く。
私は「先輩」と聞かれて疑問符を浮かべたがすぐに高城先生のことだと気が付いた。そういえば、まだ古市君は勘違いしているんだ。別に訂正する謂れもないので何も言わないでおく。
「……別に何もないわよ。何かあった?」
自分の言うのもなんだけれど、あれから特に何もないといわれて何か進展のあることはない。
「いや、涼香に文化祭の仕事を任せて姿を見せないから、何をしてるんだろうって思ってさ」
要は先生が仕事していないって言いたいの?
彼の言い方にカチンときたけれど、何も言わない。
先生には迷惑かもしれないけれど、このまま勘違いしてもらった方がむしろ都合がいいかもしれない。
「私よりも忙しいのよ」
色々大変なことは先生の仕事ぶりを見ていればわかる。
私たちが行う催しだけれど、一番大変なところはやっぱり大人の力が必要だ。
「庇わなくてもいいんだよ。彼がいないから涼香の負担が増えているんだから」
その負担を増やしたのはあなたと一緒に文化祭を回って来いって囃し立てた実行委員の子なんだけれどね。
「それに、あの先輩はちょっと女性にだらしないんじゃないか?」
「はい?」
私は古市君の言葉を聞き間違えたのかと思い、振り返って彼の顔を見る。
「あの人が涼香じゃない別の女の人と食事をしているのを見たんだ。もしかしたら、涼香は騙されているんじゃないか?」
彼の言い分には最初呆れて、最後には笑ってしまいそうになった。
もちろん笑うといっても不快感の方が強い。彼の口から高城先生を悪く言われるのは予想以上に気分が悪かった。
でも、もしかしたら私たちの知らないところで誰かと一緒にいた可能性もある。
「なら、今度聞いてみるね」
ちょっと好きな人に意地悪したくなる気持ちがわかる。私がそのことを先生に聞いたら一体どんな顔をするかな。
「いや、涼香はあの先輩には関わらない方がいい。そんな不誠実な奴は涼香にはふさわしくない!」
真面目な顔でそういうと彼は壁際に私を追い込むと両脇に腕をついた。
逃げ場を防がれて、彼の顔がやたらを近くにある。
これは触れられるより嫌だ。彼の顔を見ないように顔を背ける。
「涼香は優しいからそれを好意があるって勘違いしてしまう人がいるんだよ。気をつけないと」
「なら、泣いている子供を遠巻きに見ていればいいの?」
私は嫌味を含めて言い返す。
「それは論点のすり替えだよ。僕が言っているのは男に、さ。僕は心配なんだ。涼香が汚されないかって」
「……」
「涼香。もし、もし涼香が望むなら僕は……」
「おい」
投げかけられた声だけで誰だか分かった。私が声のする方を向くと古市君も遅れてそちらをみる。
高城先生が険しい顔でこちらを見ていた。喫茶店での衣装のそのままで静蘭学園の制服だけれど、古市君は私に背を向ける。
「涼香。そこで何をしている?」
今になって私は古市君にされるがままになっていたことに気が付く。
心では拒否していたのに、身体は動くことができなかった。もし彼に暴力を振るわれたらと思うと怖かった。
そこまでのことはしないだろうけれど、彼は意外と沸点の低い。仕方なくも付き合いが長い分、もしもという可能性がどうしても捨てきれなかった。
要は、私は古市君に怯えていたんだ。
だから高城先生の問いかけにも応えることができなかった。
「す、すいません。何か用事ですか? 高城
とっさにあの時の呼び方で呼んでしまった。
けれども、古市君の拘束がはがれたのを幸いに彼の隣を横切り高城先生の横に立つ。
「……ちょっと、文化祭のゲストステージのことで変更があったからそのことを伝えに来た」
「わかりました。すぐに伺いますね」
高城先生が歩き出すと私はその後に続いて歩いていった。
今度は私が古市君に背を向けて歩き出す。
だから、このとき彼がどんな顔をしていたかは私にはわからない。
◆
展示スペースを出てからしばらく歩いていく。人通りも出てき始めたところで俺から口を開いた。
「大丈夫だったか?」
「……はい」
「なんだか、危なそうな雰囲気だったから声をかけた」
「……大丈夫です。ちょっと驚きましたけど」
応える涼香の身体はわずかに震えている、彼と接するのが精一杯だったようだ。
「私に要件というのは嘘ですか?」
「いや、それは本当。実行委員会の全員に集合をかけていたんだけれど、涼香が見当たらなかったから探してたんだよ。そうしたら、あんな場面出くわして……つい声が出た」
「……ありがとうございます。助かりました」
考えが浮かぶよりも先に声が出た。
なんとか結果オーライという形にもなったが、彼女と彼がそういう関係でお邪魔虫だった可能性もある。
だが、彼は以前商店街で見かけた涼香の苦手な知り合いだということも踏まえれば今回の対応は間違いはなかったはずだ。涼香の反応を見てもそうだろう。
「少し休むか?」
「大丈夫です。演劇部の公演を見させてもらったので十分休めています」
「なら、話せるところに移動しようか。これからのことで色々説明したいこともあるし、ここじゃ人の目もある。ゲストと一緒に説明したい。ここで話して広まると俺じゃあ収拾がつかなくなるから」
文化祭のステージはちょっと……どころか、かなり面倒なことになっていた。
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