あらすじ+箱書きプロット(12話まで)
##あらすじ##
海外では熱狂的なプレイヤーが出るまでに進化しようとしているイースポーツ。しかし、日本では発展途上と言わざるを得なかった。
その状況下で、ゲーマーである照月アスカは知人である秋月千早の勧めでヒーローブレイカーをプレイする。
ゲームの内容及びストーリーを検索した照月は、このゲームに秘められた大きな事件に巻き込まれようとしていた。
ゲーマーの照月、ヒーローブレイカーの生みの親であるヒュベリオン、この二人がヒーローブレイカーだけでなくイースポーツに対する考え方を変えていくきっかけを生み出していく。
舞台は埼玉県のARゲームエリア、そこで日常を非日常へと変貌させる出来事が起こったのである。
##導入ナレーション(大和による動画の冒頭語り)##
※語尾の「~のじゃ」は言わない。おそらく、語尾で人物特定を恐れていたのと思われる。
西暦2020年代、世界的にもイースポーツが爆発的な人気スポーツとなった。
戦争や紛争、テロと言った物が全て過去の物となり、海外でもありとあらゆる命のやりとりが関係する紛争は禁止。
その中でマスコミの暴走等が問題視され、SNS上のフェイクニュースを鵜呑みにして拡散する様なまとめサイトが現れていく。
だが、そう言った情勢は『彼ら』にとっては無縁だ。『彼ら』はイースポーツプレイヤーになる為に様々なゲームをプレイするからである。
そのプレイヤーの一人でもある一方で女子高生ゲーマー、彼女の親友でもあり幼なじみに勧められたゲーム、それこそが『ヒーローブレイカー』と呼ばれるタイトルだった。
2人はゲームをプレイしていく流れで、ある大きな事件に遭遇する。それが『ダークフォース』と名乗る勢力のヒーローブレイカー炎上計画だった。
人気作には宿命とも言えるSNS炎上、それを行おうとしている彼らの暴走を止める為に2人は『アルストロメリア』を結成する事になる。
しかし、その人気が本当にマッチポンプではないのか――と疑問視する声がネット上でもリアルでも言及されていく。
イースポーツに対する姿勢と炎上行為への警告、ゲーマーのモラル等が問われる事態となった今回の騒動は、ある人物によって作られたシナリオとも噂される。
本当はゲーム内の出来事だけであったはずのSNS炎上、マッチポンプ、まとめサイト騒動と様々な部分がヒーローブレイカーのストーリーと現実がリンクしていく事で、大きくゲームは動きだす
。
普段と変わらないような日常は、ヒーローブレイカーの出現で非日常空間へと変化していたのである。
君たちは、かつてWEB小説上のフィクションと切り捨てていたシナリオを――。
(ここで動画は時間切れで終了)
##各話共通で挿入するシーン##
※全話に挿入するシーンではありませんが、一種の「お約束」で。
・学校
:放課後バトルがメインなので、学校の下校シーンや部活動のシーンが描かれる。ちなみに、照月と秋月は帰宅部。
:授業シーンは特に必要がないので省略。照月と秋月の通う高校は売店があるが、弁当持参がメイン。
:教師や他の生徒の描写は最低限、居残りとか部活の体罰、いじめを連想するシーンは全く入れない方向に。
・各メンバーの家
:ヒーローブレイカーのパーツカスタマイズ、他プレイヤーのプレイ動画視聴
:イカヅチ、大和、島風であれば動画投稿風景、動画投稿後の反応調査などをする事も。
:照月、秋月はその他のゲームをプレイしての気分転換をしている。
:まとめサイトを調べたり、大手ニュースサイトでイースポーツの背景を調べる事も。
:そこでの調査がきっかけでヒーローブレイカーの攻略法等が見つかるケースあり。
・竹ノ塚
:ビスマルクのバイト光景(ビスマルクがゲーセンのバイトを始めてから)
:センターモニターで他プレイヤーのバトル観戦。メンバーはモブだけではなく、中にはセンチュリオンやアルビオンも観戦する。
:その一方で、ダークフォースメンバーと思わしきモブが姿を見せる事も。ただし、顔は意図的に見せない外見。中にはARゲーム用メットを被っていたり、帽子を深く被って目を隠す事も。
:ガーディアンはモブ。彼らが他のゲーマーに対し、マナーを守るように注意するような場面も。そこでもいじめ等に見えるような表現は避けて、平和的に話を進めようとしている。
:平和的に解決する場合もあれば、決裂してARゲームモードを作動させて実力行使をする事もある。ガーディアンは軽めの服装をしている人物でも、ARゲームモードではパワードスーツを装着したり、武装化する事が多い。
:実力行使はARゲームのフィールドを使用、今回はヒーローブレイカーのステージを使う事が多い。
・草加市
:コンビニでパンやスイーツを選ぶ光景。放課後の学校帰りだけでなく、ゲーセンへ行く前に立ち寄る事も。
:フードコートでの食事。自宅で炊事が出来ない人は皆無ですが、特にメシマズの人物はいない。(照月、長門は逆に料理上手で驚かれてしまう光景も)
:草加駅の大型モニターでの中継光景。雨の時はギャラリー数もまばらだが、晴天時は警備員が誘導をするレベルで混雑する事もある。
:電車でゲーセンへ通うプレイヤーも一部で存在するが、そうしたプレイヤーはゲストキャラやモブが多い。
:主要メンバーの大半は徒歩か自転車のどちらか。
・ゲーム会社
:ヒュベリオンの表の顔。台詞は少ないが、表向きは仕事をしている事が多い。
:それ以外のスタッフはモブ扱いだが、上層部や役員もモブ扱い。その中にダークフォースのメンバーは混ざっていない。
:サーバールームでは、ヒュベリオンが暗躍する事もある。
・ダークフォース
※ケース1(頭領が倒されるまで)→ケース2(ホワイトスナイパーが倒されるまで)→ケース3(終盤)の順番で話が動く。
ケース1:SNS上でのやり取りがメインなので、掲示板で集まる事が多い。基本はモブなので顔は出てこない。
ケース1:そのやり取りでチートデータの交換や炎上させるコンテンツの話し合いも行われているようだ。
ケース2:一部のまとめサイトにフェイクニュースを拡散、ヒーローブレイカーをオワコンにしようと動く。
ケース2:しかし、こうした動きは一部のダークフォースを神格化しようという連中には邪魔者なので、ハッキング等の殺傷行為以外の手段で排除する。
ケース3:ヒュベリオンからの連絡も来なくなり、放置ムードになっていく。その頃にはダークフォースの名を借りただけの炎上行為を行う連中が増える。
ケース3:遂にはヒーローブレイカーの最大とも言える「レイドバトル」を生み出すきっかけのデータを発見し、それを使用して大炎上をたくらむ。
###第1話
・導入
:大和のナレーションによる日本を取り巻く情勢紹介。上記ナレーションは導入の語り。
:情勢紹介を軽く切り上げて、その後はヒーローブレイカーのゲーム画面紹介に入る。
:その後、前期オープニングが流れる。
・本編前
:1話のタイトルコール前に、冒頭のナレーションが改めて流れる光景が挿入される。
:そこには、パソコンで該当する動画を視聴している女性の姿が確認出来た。
:その人物こそが秋月であり、彼女はヒーローブレイカーをプレイしようと考える。
:そして、第1話タイトルコールに。
:その後、この動画が実はバーチャル動画投稿者(大和)による動画と判明する。
・草加市
:照月がゲーム(ヒーローブレイカーではない)をプレイしているシーンに。
:ただし、プレイしているのは学校から帰る途中のコンビニ前。学校ではゲーム禁止ではないが、一応は優等生で通している為。
:しばらくして秋月が姿を見せる。そこで、場所を移して特殊なフィールドに案内された。
:そこで、目撃したものがヒーローブレイカーだった。
:その時はプレイをしなかったが、プレイの光景を見て興味を持った様子。
:以前にもSNSでそれらしき情報を仕入れていたので、実物を見るのは初めてという認識だが。
:そう言う経緯もあってか、驚くような様子はスケールが小さめ。しかし、実物を見て驚いているのは間違いなかった。
・草加市
:このプレイでヒーローブレイカーをプレイしているプレイヤーは上位プレイヤーのような動きを見せるが、特にプレイヤー名の描写なし。
:その中で2位にランクインした人物が、後にアルストロメリアに入る島風である。
:この段階の島風は台詞なし。他のプレイヤーに迷惑を書けない程度の叫び声とか出したりはしますが――。
:1位のプレイヤーは、さりげなく大和。あくまでも上位プレイヤーと言う立ち位置を強調させる形で登場。
・???
:エンディングテーマ終了後、ヒーローブレイカーの公式ホームページをタブレット端末で確認する人物がいた。
:その人物は私服の女性、場所は竹ノ塚を思わせるような電気外だが――詳細はこの段階では不明。
:「また繰り返すのか――ARゲームとVRゲームの論争は――」
:彼女はエンディングクレジットでは謎の女性扱いだが、バイトを受けるゲーセンの前にやってきた際に一言つぶやく。
:「この私、ビスマルクの出番が――来たみたいね」
###第2話
・導入
:イースポーツを巡る日本の動向が語られる。
:そして、その過程でヒュベリオンと思わしき人物も描写され、重要人物だという事が記される。
:その中でARゲームとVRゲームを意図的に区別しようという勢力が、過去には存在していた。その勢力の名はダークフォース。
:彼らの起こした騒動は別の意味でも都市伝説として語られ、周囲からは脅威と見られる動きもある。
:何故、このような事を彼らは繰り返すのかは不明。しかし、彼らはSNSを炎上させて世界を混乱させようという気配を見て取れた。
:まるで、それはリアルの戦争や力による圧力が時代遅れである事を証明する様な――印象を抱かせる。(ただし、ここに関してはぼかす形で表現)
・草加市
:このプレイでヒーローブレイカーをプレイしているプレイヤーは、特に重要なプレイヤーではない。
:しかし、今回のプレイは別の意味でも炎上狙いな箇所が見て取れる様なプレイでもある。それは、チートツールを使用していた事。
:チートツールを巡る争いは過去に何度もあり、その度に規制やガイドライン強化が繰り返されているが、ヒーローブレイカーでも状況は同じだった。
:フラッシュモブを利用してコンテンツを炎上させようという勢力は、どの世界にでもいる――と皮肉な一言をつぶいやくのは、一連の様子を見ていた三笠である。
###第3話
・草加市
:しばらくして、様々な動画を見ていく内に興味を持って照月はプレイを始める。使用クラスはパワードアーマー。
:秋月からは「パワードアーマーは動きづらい」ともアドバイスをもらうが、それでも意思は固いのでそのままプレイさせた。
:最終的にはチュートリアルを経て一連のプレイ方法を何とか覚えようとするのだが――苦戦の一言だったのである。
:次のプレイでは既にアカウントを作成済みの秋月と組んでチームを作る事に。チーム名はアルストロメリアに。
:しかし、思いついた頃にはチーム名の入力をしようにも時間切れだった為、仮チームとしてエントリーした。この時は店舗内マッチング扱い。
・???
:三笠、大和が1話以来の再登場。ここではゲーセンの偵察程度の行動しかしていない。
:しかし、周囲のプレイヤーが2人の入店を確認して注目する等の有名なプレイヤーである事が示唆される。
:そして、別のセンターモニターで中継で流れているバトルの様子を見学した。そこには、照月と秋月の姿が確認されており――。
・???
:アルビオンがメール経由でダークフォースの噂を知る。そこで参戦するかは様子を見る事になった。
:類似したメールは様々な人物に拡散しており、それに同調した者が次々と集まり始めている。これが、ある騒動の予兆でもあった。
:ネット上のまとめサイトでセンチュリオンもダークフォースを知るのだが、この段階で参戦はしない。一応、様子見である。
###第4話
・???
:長門がリズムゲームをプレイする。その目つきは真剣そのもので、照月や秋月がヒーローブレイカーで見せたものと似ていた。
:その一方で、長門は別のゲームに客足を奪われているとも考えだし、2プレイする予定を1プレイで切り上げて様子を見に行こうとする。
:しかし、この時は行列状態で見学どころではなかったので諦めた。帰宅後にネット上で噂のVRゲームがあるという情報を手に入れ、これだと判明。
:ゲームタイトルは特に書かれていなかったが、ヒーロー物であるらしいのは記事に書かれている。しかし、これはヒーローブレイカーではなく別のヒーロー物ゲームだという事には気付かない。
:この記事自体、あたかもヒーローブレイカーであるかのように書かれており、明らかにフェイクニュースと言われても文句のいえない物だった。
・草加市
:秋月がソロで照月にシステムを教えるついででプレイ。
:この時はモブプレイヤーのみで、特にランカーは未登場。
:ARのシステムでプレイしていたのだが、このゲームにはVRシステム版がある事をマッチング時のプレイヤーを示すアイコンで確認。
:秋月もVR版がある事はSNS経由で知っていたが、実際にマッチングするのは初めてと話す。
:何故にVRとARという別々のシステムが存在し、それが疑似マッチングに近い方式でマッチングが可能なのか――疑問がありつつも、今はプレイに集中した。
###第5話
・草加市
:照月はパワードアーマー以外も試そうかと考えるのだが、人気機種と言う事で10分待ちだった事もあって連続プレイはしない。
:他のプレイヤーが割り込みをしようと言う場面もあった事も影響しているだろう。
:そちらの方は自分勝手なプレイヤーと言う訳ではなく、実はフラッシュモブによるSNS炎上狙いだった。逮捕の光景を2人は確認しておらず、逮捕されたのも店外だったのが理由だろうか。
:プレイ待ちをしていたプレイヤーの中には、島風の姿もあったが――。
・草加市
:自宅に帰った照月は、動画サイトに大量の動画がアップされている事実を知る。
:それらの動画を見ていく内に、パワードアーマーで進めた方が良いのでは――と考えて、現状では変更なしとなった。
:実際、秋月が使うESPやヒーローに関しての動画もあったが、どれも自分のプレイスタイルにあうかと言われると微妙な状態だったのもある。
:その後、店内で起こった割り込み騒動を調べていたが――そこで一連の騒動がフラッシュモブによる炎上行為だと判明して驚く。
・草加市
:モブCPU戦。チュートリアルをプレイしても感覚を掴めなかった事もあり、翌日に再プレイをするのだが――。
:そのプレイ光景をあるプレイヤーにチェックされた事により、乱入される事に。その人物こそがアシュラだった。
:アシュラは自身で名乗るものの、その後の発言は明らかに電波な物が多く、2人は頭を抱える事になる。
:しかし、その発言の内容の一部こそ――ストーリーモードにも記された物である事に、この段階では気付かなかった。
###第6話
・???
:アシュラと照月、秋月のマッチングを別のゲーセンに設置されたモニターで見ていたのは、あるゲーセン店員(ビスマルク)である。
:彼女としては、ヒーローブレイカーよりも別のゲームを設置した方が客足が入るのでは――と店長に進言するが、それが聞き入れられる事はなかった。
・草加市
:アシュラ戦。2人で何度かプレイはしているものの、対人戦は未体験だった事もあって最初は苦戦する。
:しかし、相手プレイヤーに攻撃をしても大きくスコアは上昇せず、どういう意味での対戦化も困惑していた。
:後に逆転のきっかけを発見して、何とかアシュラを撃破。きっかけはチートツールの発動タイミングであり、その隙をついての勝利だった。
:対戦内容はボスバトルで、アシュラはボスのライフを削る事だけに専念してチートツールを使い過ぎた結果、発動タイミングを読み取られる結果になって自滅――。
:その後、アシュラの口からダークフォースの名前が出てくるのだが――最初はSNS上で有名なダークフォースと同じとは2人とも気づかない。
・???
:島風のプレイ。ある種の魅せプレイに近い物を披露するが、そのプレイには何かありそうだとギャラリーは思う。
:その意図を確認する事は困難だった。SNS上でも様々な憶測記事はあるのだが。
###第7話
・草加市
:2人だけでチームを作れたのだが、モードによっては色々と不都合が出てしまう。それを解消する為にも3人目のプレイヤーが必要と考え始める。
:パワードスーツの2人乗り等も検討した一方で、やはりプレイスタイル的には3人チームの方が何かと都合がよいという考えに。
:実際、検討していた際にチェックした動画でも3人1組モードの存在が指摘されており、ソロプレイオンリーを決めていない限りは組んだ方が有利とも。
:その後もガジェットのカスタマイズ、メンバー募集の掲示板等をチェックして下準備はしていくが、人的要因はどうしようもない。
:最終的にはチーム名もアルストロメリアで仮エントリーし、チームプレイを始めていく。しかし、この時にある設定を忘れていた事がとある場面で判明する。
・草加市
:モブCPU戦。2人チームのデビュー戦だが――3人目としてCPUが組まれ、そこで3人1組が基本と言う事を知る。
:動画の方はロケテスト段階のものが公開されていた為、そちらを参考にしたのが驚きの理由だった。
:最終的にはCPUアバターとパートナーを組んだ中でも勝利するが、入手出来るアイテムのグレードやスコアリザルトを踏まえるとプレイヤーが必要だという結論に。
:CPUでもAIレベルを上げたりは可能だし、カスタマイズ次第では対応できなくはないというゲーム内説明だったのだが――。
:帰宅後、秋月があるコスプレイヤーの動画を発見し、その人物と接触しようと秋月が考える。それが、木曾だった。
・???
:木曾を動画で発見した翌日、ゲーセンを訪れるとそこには全く知らないようなプロゲーマーが姿を見せていた。
:ホワイトスナイパーはFPSでは有名だが、秋月も知らなかったのである。当然だが、照月も名前を知っている程度。
:彼は2人に対して、チートプレイヤーだったアシュラを倒したお礼として何かのヒントを与えた。
:その謎解きとも言えるようなヒントに、二人は困惑するのだが、その内の一人は秋月が機能の動画を思い出し、木曾だという事が判明する。
###第8話
・竹ノ塚
:木曾に関しては動画で存在を確認するも、リアルで遭遇できるか保証がない。そもそも、草加市で活動しているとも限らないだろう。
:秋月も、リアル遭遇が保証できない中で、SNSでも目撃情報がある竹ノ塚駅近辺のゲーセンへと向かった。
:そして、ゲーセン内で木曾と遭遇、そこである勝負を秋月が持ちかける。
:そのゲームとはヒーローブレイカーのスコアトライアルだった。木曾の実力が不透明な中で挑むのは無謀だったが、最終的に勝利した。
:その翌日には、3人でチームを組む事になる。照月も勝利した当日にSNSでメールを見て驚いてはいたのだが――。
・草加市
:チームを組んだ後、照月は別の動画をチェックし――そこに出ていた傭兵アバターの人物に興味を持つ。
:このアバターの人物が、実はアサシン・イカヅチなのだが、現段階では名前は気にする様子がない。
・竹ノ塚
:その一方で、長門がリズムゲームの遠征先で木曾と遭遇、リズムゲームでマッチングを試みるのだが失敗に終わる。
:結局、木曾はヒーローブレイカーの方をプレイした為にマッチングできなかったのだが、長門も木曾がプレイしている光景を目撃し、ゲームの方を気にし始めた。
###第9話
・草加市
:1回目のイカヅチ戦。この時のマッチングでは、アルストロメリアと偶発マッチング。イカヅチとしては想定外の物だった。
:この段階で照月と秋月はARでのプレイ、イカヅチはVRでのマッチングでシステムの方は根本から違っている。
:アルストロメリアとのマッチングは彼自身も希望はしていた物だが、今回に限っては対策を整えていない状態でのマッチング。
:個人的にもイカヅチは万全の態勢で挑もうと考えていた中で――偶発的なマッチングになってしまった。
:前半こそはFPSでのスキルや今までのプレイにおける経験値で3人を圧倒する。しかし、木曾の方がイカヅチ対策をしていたことに気付かず、トラップにはまってしまう。
:イカヅチ対策を仲間のプレイヤーも把握はしていたが、それを阻止しようと動く前に次々と倒され、自分ひとりになったイカヅチが捨て身とも言える戦法で照月を狙うのだが、木曾と刺し違えで敗北。
:木曾としてはイカヅチ対策は万全だったものの、最後の最後で彼らしくない動きを見せた事で「パターンが通じない?」と動揺を誘い、刺し違えと言う場面となった。
:木曾の方は自分が足を引っ張ったのでは――と思い、秘密裏に練習を始める。その時に長門と再遭遇し、アルストロメリアへの加入を要望するのだが――。
・竹ノ塚
:バトルの翌日、長門がVRでプレイをしていたのだが――そこで木曾とマッチング、マッチング後のチャットでアルストロメリアの存在を知る。
:長門自身も興味はあるのだが、ヒーローブレイカーが敷居の高いゲームとSNS上で言われており、それもあって一度は態度を保留。
:メンバーの方も5人となって何度かのマッチングで腕を磨いていく。
・草加市
:2回目のイカヅチ戦。ここで照月、秋月がイカヅチの行動を見破ったことで勝利。木曾も前回の結果からは進歩して生き残る。
:イカヅチはリザルトを見て、若干納得のいかない箇所もあったのだが――これも自身の未熟さと認識し、負けを認めた。
:そして、イカヅチがアルストロメリアに参戦すると約束し、無事に参戦して6名体制となった。
:6名体制の場合、3名と3名のチームに分ける事も可能だが、現状では特に変更は行っていない。
###10話
・竹ノ塚
:イカヅチがホームゲーセンでVR版ヒーローブレイカーをプレイしていると、別の店舗から乱入者が確認される。
:その人物はダークフォースの頭領であり、そこでダークフォースが様々なSNSで暗躍している現状を改めて知った。
:頭領の方は、ヘッドセットマイク経由で秋月と照月に様々な発言を行うが、それをスルーし続けてバトルを続ける。
:しかし、スルーされて続けた頭領が激怒し、遂にはヒーローブレイカーがごっこあそびの延長戦だと暴露。
:この暴露は一種のストーリーモードの台詞とも考えたが、レイドボス以外の対戦相手が存在する事とPC表記で照月はプレイヤーと気付く。
:とどめには「これは所詮ゲームだ。俺は現実で目立ちたい」と特大のフラグを立てた結果、スコアでも圧倒的な差で敗北した。
・草加市
:5人になったアルストロメリアだが、それを倒そうと考えて動き出したダークフォースモブを撃破していく。
:一連のバトル動画を見ていた島風が興味を持ち接触を図る。しかし、接触と言ってもメンバー募集をしているアルストロメリアの偽チームはあったが、本物は発見できない。
:しばらくして、アルストロメリアのチームIDを別の対戦動画から発見、そこで本物だと確認して接触を図った。
:最終的にはメンバーも島風を歓迎し、メンバー入りを果たす。
:その後、島風が参戦して6人となったアルストロメリアだったが、ここでイカヅチと島風がプレイのあれこれで衝突したり、FPSあるある等でもめたり、プロゲーマーやイースポーツのニュースで様々な反応をする事もあった。
:そうした良い出来事や悪い出来事も吸収していくことで徐々に成長、アルストロメリアは上位ランカーにも警戒されるグループとなる。
:その一方で、ダークフォースもアルストロメリアを邪魔と考えて排除しようと考えるが、ヒュベリオンは迂闊に手を出さないように指示を出す。
:しかし、悪目立ちをしようとする勢力等は指示を無視してアルストロメリアに挑み、次々と倒されていく。
###11話
・???
:草加市で聖地巡礼PRと思われる動画を発見。それを作った人物のハンドルネームは「ヒュベリオン」だった。
:この動画自体は草加市が依頼して制作した公式動画であり、フェイクニュースの類ではない。これには公開されてからの反応で動揺もあった事からも一目瞭然。
:動画投稿者があのヒュベリオンなのか? 真相を探ろうとする三笠と木曾はある人物の存在をSNS上で発見。お互いに毛色は違えど、発見した名前は共通して天津風だったのである。
:三笠はWEB小説で聖地巡礼などを題材とした作品を探している途中、木曾はヒーローブレイカーに使われているARゲームのシステムが気になって調査していた際に発見した。
:しかし、天津風の名前を発見しても実際にこの人物がダークフォースと関係があるのかは把握できない。まとめサイトでもフェイクニュースが多いので、信用できない部分が多い為だ。
・???
:島風のコスプレイヤーとしての光景、大和のバーチャル動画投稿者としての一面、ビスマルクの料理シーン、三笠が同人楽曲の動画をチェックするシーン等の日常がメイン。
:島風のコスプレイヤーとしての一面は他のメンバーも知っていたが、実際に動画で見るのは初めてだった。衣装のセクシーさもあって、照月と秋月は赤面するが。
:それ以外でも様々なARゲームやVRゲーム等をプレイする長門、イカヅチのFPSゲーマーとしての側面も再び描かれる。
:その一方で、別のゲーセンではアルビオンが過去に出演していた特撮作品を題材としたカードゲームが稼働しており、それをプレイする子供たちも――。
:しかし、そちらの方にイカヅチが視線を合わせる事はなかった。帰り際に筺体の前を通過した際に「何処かで見覚えが――」と思うのだが。
・???
:数日後にはアップデートが控えている中、メーカーの方では準備が行われていたが、ある行動をきっかけにして情報は思わぬ場所へ拡散する。
:その行動とはサーバーのハッキングだった。モブのハッカーによるハッキングで、その目的は「規制に該当するチートを特定する事」である。
:そのデータを探している際に、発見したのが数日後に更新を控えたストーリーだった。しかし、その人物はストーリーに興味はなく、更なる情報を求める形で匿名性の高いサイトへアップした。
:これを発見したのが、実はビスマルクであり――。
###12話
:ヒーローブレイカー公式でアップデート告知が発表。レイドバトルの追加、ラグの一部解消、チートプログラム対策強化等の要素が発表された。
:その一方で、ストーリーモードもしれっと更新されており、その内容に驚くプレイヤーが多かった。デスゲームではないのに、「デスゲームだ」と誤認識させるようなユーザーもいたが。
:実際、ストーリーモードの内容は我が目を疑い様な内容でもあって、この内容で許可が下りたと考えるプレイヤーも少なくない。
:本当にこれでゲームが成立するのか? もっと楽しくなるような設定に出来なかったのか? 様々な意見のぶつかり合いが激化して区内にSNS上では炎上と言えるような予兆が現れ始めていた。
:その中で、ある人物が掲示板やSNSを見て「何か良くない事が起きそうだ」と懸念を抱く。その人物こそ天津風なのだが――。
:公式アップデートが数日後に控えた中、様々な改善策も発表になるが、今度は一部の仕様変更でもめ事が起きる事に。
:この仕様変更によって挙動が変わるのは明らかで、中には「必勝パターンが使えない」等の発言も。このパターンとは、一種の「パターンハメ」に転用されている挙動であり、特定プレイヤーがゲームを辞めた原因でもあった。
:これに文句を言っているのは、大抵がまとめサイトで「プレイヤーの行為でヒーローブレイカーが炎上」の様なテンプレで使われている一種のモブであり、これに苦言をしたのが動画投稿サイトでの自身の動画で指摘するイカヅチだった。
:「一連のアップデートがチート及び不適切な挙動をしていたのが理由なのは明らかだ」という正論の一方で、「今回の仕様変更は唐突過ぎるのも確かだろう。バグと決めつけるには――急すぎる」とも。
:実際の理由としては、運営側が日本で行われる可能性のあるイースポーツの大会でヒーローブレイカーを選んでもらうように、明らかにバトルを盛り下げる要素を削るのが目的のようだが、それはネット上での噂に過ぎない。
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