2nd

急にトラックが私の目の前に突っ込んできた。

避けるなんて出来るわけもになくそのままトラックにぶつかる。

あぁ死ぬな。

頭は意外にも冷静だった。

アニメでよく見るスローモーションで見えるようなこともなくトラックは私を引きずり電柱に突撃した。

僅かに息のある私。

最期くらいカッコつけても許されるだろう。

だからキモいぐらいカッコつけてみよう。


こうして後味悪い上にラストへの過程までは面白いけどラストが雑な小説のような、オチが思い付かなくて適当に取って付けた交通事故という形で十四年の摂津せっつかなうの人生は終わりを迎える───────はずだった。

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