初めての冒険の討伐③

 少しの休憩を入れていざ再開する。




 まもるは意地悪なことを言いながらも、僕が乳首を押しつけると、ちゅくって吸ってくる。ただ撫でていたほうの乳首もくにゅくにゅって押し潰してきた。




 「はぁ……あん……ん……」




 「そんなに気持ちよさそうな声をだして……ちゃんと弄ってほしかった?」




 「ん……うん……」




 クスッて笑われたけど、僕はこくこくと頷いて、まもるの頭をぎゅっと抱きしめた。するとまもるは乳首だけじゃなく、胸全体にちゅっ、ちゅっていっぱいキスをして……。




 「は、はぁ……ぁっ……まも、まもるぁ……」




 まもるの身体を挟み込むように脚でぎゅっと締めつけて、身体を小刻みに震わせていると、まもるは空いている両手で僕の身体を撫で下ろす。




 「あ……」




 身体を起こしたまもるが、はぁはぁと浅い呼吸をしている僕を、蕩けるような表情で見下ろしてくる。




 「可愛いね、みこと。身体中がピンク色に染まってすごくキレイだ。乳首を弄っただけで、そんなに感じちゃった?」




 「ん……」




 そんな恥ずかしい質問には答えられなくて、きゅっと目を瞑ると、まもるはクスクスと笑いながら、ふわりと覆い被さってきた。そして鼻にキスをしてくる。




 びっくりして目を開くと、今度は口唇にもちゅってキスをして、身体を密着させてきた。




 「ぁっ……」




 痛いくらいに張り詰めて勃ち上がっているアレが、まもるのと擦れ合って思わず声をあげた。するとまもるはもっと擦れるように何度も押しつけてくる。




 「みことがあんまり可愛いから、俺のもこんなだよ」




 「んっ……あつ……」




 「みことのも熱いね。それにもういっぱい濡れてるし」




 まもるは僕をぎゅっと抱きしめると、ゆったりとしたリズムで腰を揺らしはじめた。




 「あ……あ、あっ……」




 やだ……アレの裏側がまもると擦れ合って、ものすごく感じちゃうよ。それに括れも引っかかるから、余計に気持ちいい。




 「う、ん……まもるぁ……」




 気がつけば僕もまもるにぎゅっと抱きしめて腰を揺らしていた。




 くちゃっ、くちゃっていう粘ついた音が響いて、耳を塞ぎたくなるくらい恥ずかしいんだけど、腰をいやらしく動かすのを止められない。




 身体中の熱がアレに集まっていくみたいで、つま先がピンと張り詰める。




 「あっ……あ、も……ッちゃうよぉ……」




 「……もう?」




 「あっ……!?」




 腰をクン、と突き上げて擦りつけていると、まもるはふと身体を離していった。




 あと少しでイけそうだったのに、それをはぐらかされて涙目で見上げると、まもるは苦笑を浮かべて目尻にちゅってキスをしてきた。




 「もう少し我慢して。あんまりいっぱいイッちゃうと、みことが辛くなるから」




 「やっ……」




 ふるふると首を振ってまもるに抱きついたけど、まもるは宥めるようなキスをくれるだけだった。




 「今からいっぱいするからね。何度もイッちゃうと、みことが泣くことになるんだよ?」




 「それでもいいからぁ……」




 先のことなんかより、今はこの熱をどうにかしたいっていう気持ちのほうが強くて、僕はまもるの首筋にちゅって吸いついてお願いした。するとまもるはふとため息をついてきて……」




 「しょうがないな。だったらこっち向いて」




 「え……?」




 よくわからないうちに身体を裏返されて、草原に俯せにされた。そして腰だけを高く掲げるポーズを取らされる。




 「やっ……」




 ただイきたかっただけなのに、まもるにすべてを曝すような恥ずかしい格好にされて、咄嗟に腰を落とそうとしたけど、それより早くまもるにお尻を摑まれた。




 「やだ、まもる。こんな格好やっ!」




 「だめだよ。イきたいんだろ? みことはもうお尻だけでも感じるようになったからね。俺がいつでも入れるように、こっちでイッて……」




 「やぁっ!」




 お尻を開かれて、そこにふぅって息を吹きかけられた。そしてきゅっと窄まっていた孔を指先で広げて、そこにまもるの舌がぬるりと触れてきた。




 「んぅ……ん、……やぁ……舐めちゃだめ。そんなとこ舐めちゃだめぇ!」




 だめって言ってるのに、まもるは舌先で周辺をちろちろと舐めてくる。指とは違う柔らかい感触に、背筋がぞくんって震えた。




 やだ。やだ……お尻なんて舐めちゃだめって思うのに、ものすごく気持ちいいよぉ。




 だけどだめ。お尻を舐めるのなんて、そんなの汚いよっ。




 アレを初めて舐められた時もショックだったけど、それ以上に信じられないっ!




 「やっ……まも、まもるぁ。だめ。お尻舐めちゃだめぇ。そんなの汚いよぉ……」




 「汚くないよ。みことはどこも……すごく美味しい。いいから気持ちよくなって」




 「んぁっ……あっ? あー……」




 舐められているうちにひくん、ひくんって反応するようになっちゃった孔の中に、まもるの舌がするんって入ってきたのがわかって、目を大きく見開いた。




 「は……あ、あんん……も、やぁっ!」




 身体の中まで舐められるっていう奇妙な感覚に、心がついていけなくて涙がぼろぼろ零れた。なにに僕の身体はまもるの舌を受け容れていて、アレも萎えるどころかふるふると震え、先端からとろりと密が溢れさせていた。




 「ふぇ……っ……んん……だめ。もうお尻舐めないで。舐めちゃだめだよぉ……」




 「……わかったからそんなに泣かないで。もう舐めないから」




 「ふ……ホ、ホント……?」




 クスン、と啜り上げながら恐る恐る振り返るとまもるは苦笑を浮かべて、僕を宥めるようにお尻を撫でてきた。




 「あぁ、もういっぱい濡らしたからね。ほら、もう簡単に挿入る」




 「やン……!」




 お尻を撫でてうた手がするりと奥まで滑って、指がするん、と入ってきた。




 「……ね? 根元まで一気に入れたけど、いっぱい濡れてるから痛くなかったろ」




 「んんっ……」




 指を中でくねくねと動かされると、自然とくぐもった声が出ちゃって、口唇を噛み締めた。だけど気持ちい所を擦られちゃうと、声を抑えられない。




 「ふ、あっ……ん、んっ……」




 「気持ちいい?」




 「ん……もちい……」




 くちゅん、くちゅんって濡れた音をたてながら出し入れされると、どんどん気持ちよくなってきちゃって、僕は草原を握りしめながらこくこくと頷いた。




 「もう一本増やすよ」




 「ふっ……」




 いったん出ていった指が、今度は二本になって入ってくる。




 ほんの少し圧迫感があったけど、まもるが言ったようにいっぱい濡らされているせいか、いつもよりも簡単に奥まで辿り着いた。




 「やぁあん!」




 揃えた指をクッと曲げられた途端に一番感じる所に引っかかって、恥ずかしい声をあげていた。それと同時にまもるの指をきゅうぅって締めつけたら、なんだかどんどん気持ちよくなってきちゃって……




 「んっ……ふ……」




 「気持ちよさそうだね。腰がいやらしく動いているよ。物足りない?」




 「や……」




 そんなことないって首を振ったけど、まもるは指先で意地悪く一番感じる所を擦ってくる。




 「ここ好きだよね。すごく柔らかくなってきた」




 「あ、あん……んん、だめぇ……」




 指先でコリコリと擦られるとものすごく感じちゃって、腰がガクガク震えた。勃ち上がったままのアレも、まもるの動くのと一緒に、蜜を零しながらぴくぴく反応してた。




 「すごいよ、みことの中。俺の指に絡みついて、ちゅうちゅう吸ってくる。ほら、わかる?」




 「んん……あ、だめ。そんなふうにしちゃ……っ」




 何度も搔き回されているうちに、ものすごく気持ちよくなってきちゃって、腰が自然と浮き上がっていく。するとまもるは揃えた指で、まるでアレを出し入れしている時みたいに、ゆっくりと突いてきて……。




 「あ、ん……ん、んっ……」




 「……ね、みこと。このまま指でいたずらされてイく? それとも俺でイきたい?」




 覆い被さってきたまもるに耳許で囁かれて、僕は潤んだ目でまもるを見つめた。そしてこくん、と唾を飲み込むと、乾いた口唇を舐めた。




 「んっ……まもる。まもるがいい……」




 熱に浮かされたように呟くと、まもるは嬉しそうに微笑みながら、目尻に溜まる涙を吸いとって、そのままちゅっちゅって頬にくちづけてきた。




 「良かった。みことがあんまり可愛いから、実は俺も限界だったんだ。一緒に気持ちよくなろうね」




 まもるはそう言うと、僕の腰を摑んで、お尻に熱くなったアレを擦りつけてきた。そして何度か滑らせると、タイミングを見計らってゆっくりと押し入ってくる。




 「あ、あ……ふあぁぁんっ!」




 まもるがぐいっと奥まできた瞬間に、僕は我慢できづに射精してた。足がガクガク震えて、まもるが腰を摑んでいなかったら、崩れ落ちていたくらい感じちゃって――。




 「……っ……みこと……」




 僕が締めつけちゃったせいで、まもるも息をのんでいた。それでもイくのを堪えて、僕を突いてくる。




 「あ、んっ……んふ……」




 突かれる度に僕はぴっくって少しずつ射精してた。




 そしてすべてを出し尽くすと僕は、意識をうしなってしまう。




 まもるちゃんがしっかりとささえてくれる。眠った事で少し休憩して、作ったお風呂にてと後ほど入ろうと思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る