初めての吸血衝動化
急いで戻り、いつもの森にまで戻って来る。先ほどの気配は、感じなりどうやら上手くまいた様だと思いながら屋敷に戻る……
屋敷に戻ると、みことちゃんがおかえりと言ってくれるが、様子が少し変だった。
「みことちゃんどうかしたの?」
「まもるちゃん何故か解らないだけど、す、凄く喉が渇きが酷いだよね……」
「水も飲んだけど、全然渇きが引かないだよ!」
「みことちゃん原因解ってるからちょっとまってね」
俺は、人差し指を右の牙で指を刺すと血がぷっくりと出てくる事を確認してからみことちゃんの口に、人差し指を入れてあげる。
「美味しい、それと少し渇きがひいた感じがするだけどなぜ?」
「説明は、落ち着いてから話すから――」と言って、一度指を口から出してから服のボタンを上から順番に外していき左肩を出して、みことちゃんに一言声をかける。
「みことちゃん、俺の左首筋をその牙で、吸血すると原因が解るから……」
みことちゃんは、そのまま俺の首筋にかぶりつく――
「あっ、何だろうこの感覚は……」
「おいひぃ~」
「まもるちゃんの血が果汁のジュースを飲んでいるようで、美味し過ぎる」
「ゆっくり味わって、飲め!」
少しぐったりとしてくるが、可愛い弟のような……。あれ、違うみことは、俺の物で恋人でと血を啜られながらゆっくりと考えてしまう。
「まもるちゃん?」
「有難う渇きが無くなった」
「みことちゃんは、吸血衝動化していたんだよ?」
「それでも同族同士での吸血行為は、出来ないのが吸血鬼じゃないの?」
「俺とみことは、特別に出来るように転生する前に、設定してもらってるから他の者から血は、飲まずも二人で生きられる」
それにしてもまもるちゃんの血凄く美味しかったな……
僕が、今度血を上げるときには、美味しく飲んでくれるのかな?
そんな事を内心思いながら、心からお礼をまもるちゃんに言う。
そして、僕が落ち着いた事が解ると話があると言ってきた。
「この屋敷から二時間ほど行った森付近に、湖があるだけどそこで人間の少女に見られた」
「見られたて何を?」
「湖に浸かっている所をそして、俺を捕まえようとしていた」
「だからみことちゃん対策考えるまで、少し外に出るの気を付けるからと話す」
「まもるたんが、一緒に居るなら別に場所は、こだわらないけど?」
「俺もだ」
みことちゃんとお風呂に入りさっぱりした後に、書庫に行きあの周辺の情報を調べる為に、本を漁ると結構な量が出て来る。
どうやら、あそこに人間の街がある事が解る。そして、そこの貴族が女性が偉いと書かれている。ある意味権力者て意味なんだろうと思いながら他の本も漁っていくとどうやら自分以外の種族を奴隷にして道具として見ている事が解る。
俺は、早とちりをしたらしいあのまま人間として振舞ってから逃げ出す事も出来た筈だったが、容姿で違う種族だろうと自分自身で思い込んで居た事が始めあらの失敗なんだろう……
そして、少女は、冒険者と言っていたて事は、俺達も冒険者になれるのかを本で調べたところなれるらしい、種族は関係なくなると本に載っている。
冒険者の特典は、結構よさげだが、この二人だとかなり目立ってしまうだろうと内心思いながら冒険者がある街で、種族が争わない所を探す事になる。
解った事をまとめて紙に記入して、みことちゃんが解りやすく説明を聞けるように、柔らかい文章を書いてみことちゃんの居る場所に戻る。
そして、説明をするとどうやら理解してくれた様子だった。
いつ行くかは、少し時間を空けてから考えようと言う事で話は終――二人仲良くソファーにて横になって眠るのだった。
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