森にて、怪しい人間を見かける

 昼ご飯を食べ終わるとみことちゃんは、眠り始める――入浴であまりにも疲れた為か、眠っている。




 俺は、食器を片付けながら掃除をして、木系の材料が少し欲しかったので、森へと向かう。季節的に、涼しい感じもするが、紅葉は見られない……その為か、モンスターの気配が全く今日は少なすぎる。




 俺は、奥に進み杉の様な強い木を探しに、奥へ奥へと進むが、中々しっかりした物が見つからないと言う訳で、いつもよりさらに奥に進む事約二時間が経過している。




 見慣れない木と湖で、広い場所にでる。俺は、二時間も走っていたので、湖で軽く汗を流すことにする。みことちゃんに貰ったゴシック系の服は、リボンでフリフリな為か脱ぐのがとても大変だった。ニーソを脱いで頭のリボンも解き髪がお尻の方まで解いた事で、髪が当たる。




 着替えをブラッドボックスに入れて、軽く背伸びをして湖にゆっくりと浸かっていく――「ひゃぁぁぁ冷たいぃぃぃ!」でもとても気持ちい冷たさだなと僕は、思いながらゆっくりと浸かる。




 軽く体を洗い流しながらまったりと湖に背を向けて、正面を空を見ながら水の上で浮いている。するとどこからか変な視線を感じる……




 俺は、潜水をして潜る。少し離れた草ないから視線を感じた方へと見てみると?




 剣を持った少女がいる――俺は、遠くからその少女に声をかける。




 「何かご用でしょうか?」




 「遠くから見てたけど、貴女とても可愛いわね?」




 「私が大事に飼ってあげるから出てきなさい!」




 「お断りします」




 俺は、はっきりと言うと相手は、気配を消しながらも俺の近くまで寄って来る。また潜り違う場所の草陰に移動して様子を見る……




 「あれ、この辺から声が聞こえたはずなんだけど?」




 「居ないわね、何処に行ったのかしら?」




 俺は、霧になり水面から出て、少女の後ろにある大きな樹の上で着替えてから様子を見ている。




 「私の近くにいるのは、解っているだけど……」どこにいるのかしら?と心で呟いていると視線を感じる――




 「あらあら可愛らしい服に、着替えましたね!」




 「裸もとても綺麗でみとれましたけど、その服でもっと欲しいと欲望がわきましたわ――」




 「私の物になりなさい」




 「俺は、人間に興味ない……だからかかわるな!」




 「おやおやこれは、女の子じゃなくて男の娘て事!」




 「もっとお持ち帰りにしたいわね~」




 「気持ち悪い人間風情が!」




 「私これでも冒険者で、レベル高い方なのよ?」




 「貴男を簡単に、手に入れるのもあれだから……逃げて、鬼ごっこしましょう~」




 「笑える、所詮人間事気が俺に挑むのか?」




 「挑むもなにも貴男は、私にかなわないわよなんたって見た目的に、十歳上か下のどっちかでしょうしっ!」




 俺は、無視して木を登ったふりをして、霧化してその場から離れる――




 「また気配が消えた――」さて、準備体操も終わったし他の方法でみつけますか?




 独り言を呟きながら身体に、魔力を纏い静かにさきほど居た場所をと木に登ってみる。




 う~~ん、なんかとても良い香りが残っているわね――」




 さっきの男の娘香りかしら、これに頼って後を追えばいいのかしら?




 それにしても良い香りね、何をしたらこんなに甘い香りがするのかしら?




 どっちでもあのこを捕まえれば解る事だし、匂いが消える前に、追わないと!




 かすかに、香匂いを追って、走りだす――「絶対に、欲しいわねあんなに可愛くて、男の娘だし――」珍しい種族ぽかったから、もしいう事聞かないならこれを使えば何とかなるかしら?




 手に持った黒い革の首輪を幾つか出す。




 俺は、霧になって、実は、上から見ている――気づいていない、それと香りか……




 匂いで追ってるなら色んな所に、匂いをつけてここから離れれば問題ないな?




 独り言を呟き、その場から霧で飛びながら木に香りをつけながらその場から立ち去る――




 「早く家に戻って、対策とらないと弟が心配だ……」




 途中から狼化に、切り替えてその場から離れる。戦っても勝てない相手ではないがどうしても何か引っかかるからそれが解ったらまた来るかと思いながら足は、急いで屋敷へと向かう――

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