材料を取りに初の外へ
扉を開けて外に出ると、屋敷以外は、壊れた廃墟となっている。
誰も住んでいない町が広がっている――
何がここであったのだろうと町の中を探索し始める。
壊れた建物の中に入れば、割れた食器や壊れた家具などがある。
不思議な事は、建物内に入っても血の匂いがしない事とそれらしい血痕がない事くらい……
ただ物が壊れている事しか情報が拾えない事だった。
町の外にでると、二百メートル先は、森が見える。
その周辺には、何かが居る気配は、少しするが目で追う事が出来ないので、試しに近づいてみる。
近づいて行く周辺には、植物があり読んでいた知識が不思議な事に、▽の文字で表示される事が解る。
これは、かなりの便利な機能だなと内心俺は思ってしまう。
材料は、使える物なので、とりあえずあるだけ綺麗に切っていく――
切る物は、さっきの街にあったガラクタを製銑して、武器を作り短剣と刀を作成している。
何故短剣と刀かと言うと短剣は、食材の切り取りや剥ぎ取りに特化した作りになっている作りになっている。
刀の方は、転生する前は、護身術として、居合切りや他にも切る技術を学んでいた時期があったり、それ以外は、みことちゃんを守るために、独自の鍛錬と知識で武術を覚えた結果それなりに狩りが出来る様になり、たまに森や山などで経験値を積んだりしていた。
そんな経験もあるが、魚に至っては、捌きから釣りも色々と知っている。
それに合わせて、今回に生息しているモンスターにあった武器と植物編にあった植物を採取する為の武器と言う訳だ。
ここの森にいるモンスターで生息しているのが、ハニーベアと言う大型の熊みたいなモンスターが居る事が解る。
こいつを倒せば肉が食材として手に入るのと、他にも家具などに使える材料がでに入る事が解っているので、探しに来ている。
そして、その気配の場所に、奴がいる。
木の上に大きな密がある蜂の巣がある。
周りに飛んでるモンスターは、中型クラスのビーンブラックハニーと言うモンスターだ。
黒色の蜜を作り、普通の蜜より甘さが五倍と言われている密で、これもかなりの良い材料になる。
モンスター事態も剥ぎ取って色々な物に使えるから凄い事である。
そして、やっぱりモンスター編を見た事で知識に加わり表示が▽が出ている。
気になった事は、この身体になってからどれくらい動けるかが解らない事が一番だったが、試しに近づいて倒してみる事にする。
駄目だったら霧になるなりして、逃げればいいやと思いながら近づくとあちらもこっちに気づき凄い殺気を出すがあまり怖くなかった。
たぶん生きている時の状態が状態だった為か、その部分が欠落しているようだ。
まず初めに、風魔法で身体を強化して、蜂の巣を落しながらビーンブラックハニーを攻撃すると?
びっくりな事が起きる――
身体の調整なしに動いたものだからかなりのスピードで一瞬で、周辺の蜂の駆除が出来てしまう。
なんて言うか、知識で学んだ方法と昔の狩りで培ってきた事がここで完成された技術となって現れる。
そのままの勢いで、ハニーベアを串刺しにする事に成功して、モンスターは、駆除できてしまう。
これが、俺の身体能力かと内心かなりびっくりしてしまう。
凄いワクワクしている気持ちを抑えて、モンスターの剥ぎ取り解体を始める。
各解体した物をブラッドボックスに収納していく――
すると近くに、群れの気配を感じる。
一瞬霧の状態になり様子を見ていると?
二十体のビーンブラックハニーが戻って来るのが見える。
蜂たちは、自分の住かが綺麗になくなっている事を見て羽から変な合図をする音が聞こえる――
するとそこに、大型のビーンブラックハニーレディーと言うモンスターが召喚されたかのように、現れる――
あれが居れば、黒蜜が取れ放題になる事が本に書いてありレアな存在と書かれている事を思い出す。
弱らせて、血の契約でもするかと頭にそんな事がよぎる。
少し離れた場所にて、霧化を解除して、気づかれないように、ブラッドチェインを発動させる。
蜂たちの周りに、真っ赤な鎖が召喚され捕縛される――
蜂たちにしては、何をされたのかが不明だが身体が動かない訳なのでそのまま地面へと落ちる。
俺は、近づいて雌の蜂の首付近に牙を立てて、血の契約を発動させる――
初めのうちは、かなり鎖を千切ろうとするが終いに、身体が動かなくなり動きが止まる。
そして、それを支える為だけに残りの蜂を必要な分だけ残して血の契約をして、それ以外は全て解体する。
初めての狩りにしては、なかなか良い物が手に入ったので、今回の狩りを終わりにして家に戻る事にする。
途中使える植物などを採取しながら自分が住んでいる屋敷えと戻る。
屋敷にもどり、そとにある木を斬り巣の木箱を作り、そこに命令して蜜を作らせて、その場を離れる。
これで、砂糖類の甘い物は、家で採取出来るだろう。
ちなみに、血の契約によりハニーベアが近づいて来たら楽に倒せるように強化してある。
これで、一石二鳥かなと思いながらみことちゃんが寝ているベットへと足を運んだのだった。
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