書庫に資料を漁りに行く
先ほど屋敷内を探検した時に、書庫をみかけていたので、そのままみことちゃんを放置して向かう。
あのままだとベットから抜けられない状態にしてあるから、問題はないはず――
技能に、異常状態耐性があったけど、あれには、適合しない事は、解っていたから試しにやってみた。
問題なく発動しているから放置しておいて問題ないだろう――
そんな事を考えながら道を進んで行くと?
書庫の入り口が見える。扉をゆっくりと開き中に入る――
中は、とても薄暗くて見づらいので、窓がある所を探すとカーテンらしき物がある。
そっと開けてみると?
厚めの窓で、デザインされた綺麗な窓が見える――
部屋に光がはいるのだが、そのデザインによって眩しい光ではないが、電気として使うには、十分な光だった。
全部のカーテンを開けて、部屋中の本棚が見える様にする。
少し好奇心で、窓から外を覗いてみたが、加工された窓で外の景色は見えなかったのが少し寂しく思えた。
そして、生活に欠かせない料理と材料が載っている本を探したり、肉か魚系が載っている本も探し、ここがどこなのかも載っている本を探し出す。
窓近くに、大きな図書館にあるような立派な机があったので、そこに本を集めて行ったり来たりを繰り返している。
だいたい五冊くらいの本が集まる。植物編・歴史編・モンスター編・料理編・肉と魚の世界編などがそろった。
先に歴史編を目に通す事から始める。
住んでいた場所より歴史は、浅いがそれでもこの辺に住んでいて治めている王は、いまだ健在と書かれている。
今この時代は、約460年ほど続いていると書かれている。
統一している王は、あった事がある者は、少なくそれでも見た目はあまり変わらない事が書いてある。
そして、この屋敷は、西にあたる盆地で、森や砂漠が広がり、自然の湧水で過ごせる場所と書かれているが、この本の作成日を見ると?
80年と言う年月が過ぎた事になるだろう。
ここは、伯爵貴族の屋敷のデートリー貴族と書かれている。
長く続いた獣族が治めていた土地と書かれているが、大事なページが破かれてみれず内容が読めない状態になっている。
探検した時の屋敷内は、誰もおらず使われていない事は、確認しているので、俺達が目覚める前に何かがあったのだろう。
簡単に周辺の地図を頭に入れて行き、次の本に手を伸ばす。
次は、植物編と書かれている本を手に取ると?
薬草・食べれる植物や木の実・生活に使える材料などがかなりの数で書かれている。
歴史もそうだが、薬草などに書かれている内容は、何故か翻訳されて解る内容に変換されている。
きちんと写真入りなので、見てて覚えやすかった。
時間は、解らないがたぶん一時間くらいは、経っているだろうと内心思いながら続けて違う本へ手を伸ばす。
料理編の本は、俺が持っている知識の方が上で、アレンジとして使える料理がいくつか載っている。
その中には、肉関係と魚関係などが書かれている事があった。
これを頭に入れて後で、肉と魚の世界編を読んで内容を照らし合わせて行けば問題ない事が解る。
そして、本が読み終わり先ほど言っていた肉と魚の世界編を手に取り読み始める。
魚と肉は、モンスターから取れる物と自然の物が示されている事が解る。
自然の物は、値段としても安く叩かれているが簡単に手に入るが、モンスター系の魚と肉は、種類によって高級食材として認識されていると書いてある。
ここの知識で手に入れるモンスターの種類を覚えながら強さや剥ぎ取り方などを書かれている一覧を見ながら頭に入れて行いく――
昔から本を読むのとそれについての本を作りみことちゃんに、教える事をしているうちに、読書愛好家と呼ばれるようになる。
ま、呼ばれていた時は、一部の人だったがやはり本は、知識の塊だと言っても良い。
そして、最後の一冊であるモンスター編を手に取る。
今までの本の中で一番厚みがあり結構重い本だったりする。
ページを捲ると東西南北に存在するモンスターが記載されている。
ページの色事に、書かれており、細かい詳細が結構かかれてたりする。
たとえば、北の奥地に住むユニコーンは、出会うのが困難で、なかなか自分以外の種族とは、逢わずひっそりと暮らしていると書かれている。
それ以外にも、食材になる魚と肉のモンスターが書かれている。
たとえば、ラビットペンギンと書かれたモンスターは、飛び跳ねて移動しているが、危険を感じると羽を広げて通常の速度より早く動きだすと書かれており、東西南北で発見されているが、希少の数でしか見かけないと言うモンスターらしい。
モンスター編を読み始めてから他の本よりかなり時間が経つ――
頭の中で整理しながらと周辺のモンスターを脳内で照らし合わせながらの作業の為かたぶん二時間以上は、読み込んでいたはずだった。
技能とかには、関係ないが元々本を読むことが多かった為か、本を読むスピードがかなり速かったと言う事が出来たので、知識を頭に整理しながら作業が出来る。
そろそろ時間も結構たったので、みことちゃんの事をすっかり忘れていたとは、内緒だと内心俺は思っていた。
ま、疲れてば眠るだろうし、せっかく知識を手に入れたのだからここは、外に出て食材と使うための材料を集めに行くかと心躍らせながら外へと通じる扉へと向かうのだった。
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