『神居村へ、初めての夏を』の続編となる物語です。怪異や都市伝説が当たり前のように出現する田舎にて、村出身だったことを思い出した主人公『七支杏矢』が過ごす、秋の出来事を描いた青春ストーリーでした。
ボクっ娘ヒロイン『咲耶怜』との関係も前作の一件から更に進み、台風の夜のシーンではコッチまでドキドキしました。
前作ほどの大きな波乱や衝撃の事実の開示はありませんでしたが、台風が訪れて過ぎ去り、それと同時に季節や物語も進展する構成が良かったです。
短い秋における景色や匂いがギュッと凝縮されており、そうした描写力や空気感は相変わらずズバ抜けていました。
そして嵐のような新キャラ中二病デストロイヤー少女モコちゃんも個人的に好きです。彼女の活躍シーンや怪異との遭遇、そして怜とのイチャイチャを……! もっと、もっと見せてくれ……! となりました。
『冬』の物語にも期待です。