台風の中でふたりきり
*****
咲耶の父さんとの電話を切って、すぐに玄関まで転がるようにして駆け込み、コート掛けに吊るしてあったレインコートを羽織り、戸を開ける、瞬間――――
「うわっ……!」
吹き込んで来る風で、一瞬押し戻されるような感覚すらした。
板一枚下、ならぬ板一枚向こうの目の前では横殴りの風が吹き荒れて、木の枝どころか幹までもしなって揺れる有り様だった。
更には小粒の雨も混じり始め、まるで洗濯機の中に飛び込むようなものだ。
それでも、俺は……居ても立ってもいられなくなり、どうせすぐに剥ぎ取られるだろうフードを気休めに頭に引っかける。
念のため着込んだパーカーのフードも重ねて……少しでも、と。
分かっている事はひとつしかない。
咲耶が村のどこかに消えて、帰っていない。
それでも手がかりは――――ある。
それは、咲耶が残したメモの内容。“探しもの”だと言っていた。
俺は今日も、行き帰りを咲耶と共にした。当然、学校でも一緒だったから…点普通に考えれば、何か落としたり忘れたとすれば……俺と学校を結ぶ線上のはずだ。
特に寄り路もしていない。
ならば、まず学校まで、行ってみるのが手っ取り早いと思えた。
そこで咲耶が身を隠しているのなら、それが一番いい。
「く、っ……! 何、だ……この風……!」
踏み締め、踏み締め、一歩ずつ歩くも……まるで、進んでいる気がしない。
どこをどう曲がっても向かい風になるような、名も知れない悪意のような強風を必死で遡る。
すっかり刈り取られた田んぼのど真ん中に取り残された
まるで綿毛みたいに木の葉と小枝が吹き飛ばされて行く様も見える。
俺は、そんな中をただ一人で歩いているのだ。
そして、きっと――――咲耶も。
歩く間も、
叩きつけてくる雨粒の中、顔を上げて必死で周囲を見回しながら、いつもの通い慣れた登校ルートをひたすら辿る。
バタバタとはためくフードの音に紛れて、サイレンの音と役場からの放送が聴こえた。
『神居村の皆様に、ご案内申し上げます。咲耶 怜さんが―――― もし見かけた方が――――』
俺は、その放送を訊いて――――ほんの少しだけ、苛立ってしまった。
サイレンに続いて呼ばれるあいつの名前が、どうしようもないほど、イヤな予感を思い起こさせてしまって。
雨を吸って重たく肌に貼り付くデニムの生地の不快さも忘れて、俺はまた一歩、踏み出す。
学校が見えてきたが――――まだ、あまりに遠い。
その間にある田んぼの中に、一かたまりの雨がまるで一つの巨大な雨粒のように群がり、俺に真っ直ぐ向かってくるのが見えて……思わず、体を庇う。
「ぐっ……!」
レインコートを叩くそれは、もはや衝撃といっていい。
息が詰まり、庇いきれなかった顔には痛みが走り、まるで散弾銃で撃たれたような衝撃が、骨まで軋ませてくれた。
肺に残っていた息を吐き出し切って、咳き込みながら、吐き気を堪えてさらに一歩。
サイレンの音、放送の声、激しい雨音、うなるような風の音。
その中でも耳を凝らし続け、目を凝らし続けなきゃならない。
探さなきゃ、探さなきゃ、――――探さなきゃ。
見つけないと、見つけないと、――――見つけないと。
「痛っ……!」
歩いているうちに、少し前に“人形”にやられ、絆創膏が取れたばかりの頬に鋭い痛みが走る。
それを堪えて数歩歩くうち、頬に生暖かい感覚を覚えて、手をやると――――べっとりと、血で濡れていた。
きっと、枝か、葉か――――飛ばされてきた何かで、切れたのだろう。
更に、歩く。
田んぼに沈む自転車を見つけて、どきりと心臓が跳ねて辺りを見回し、畦道へ降りてそれを確かめる。
――――何度か見た事のある咲耶のものじゃない。
ばかりか、どれだけ載っていないものか……車輪に錆が浮き、ベルもチェーンも粉が吹いたように錆びているガラクタだった。
何一つ見逃せないまま、手がかりを少しでも集めながら、朝に通ったばかりの登校路を辿ると、ようやく……着いた。
吹き荒れる風雨の中、それでも佇み続ける“神居高等学校”の、木造校舎。
縋るように、俺は踏み入る。
玄関でそれを見つけた時――――ようやく、安心できた。
まだ真新しい濡れた足跡を辿ると、そこにはぐしょぐしょに濡れた咲耶の赤いスニーカーが……靴箱に押し込んであったから。
きっと、雨に濡れたはずだ。風にも吹かれたはずだ。
でも、咲耶は――――ここまで、辿りついていてくれた。
それだけで、俺は……救われた、気がした。
雨に濡れたレインコートを脱ぐと、惨憺たる有り様だった。
風に乗って飛んできた葉っぱや小枝が貼り付いて、泥まで跳ねて……更には巻き込まれたトンボの
校内まで着て上がる訳にはいかず、ついたゴミを払ってから玄関へ置き去りにして、靴を履き替えてから教室を目指す。
乾いた上履きに履き替えてようやく、今まで履いてきたそれがずぶ濡れになっている事が分かる。
すでに外は日が沈む寸前で、もうじき闇が訪れる。
軋む床板を踏み慣らし薄暗い廊下を歩いて教室に向かうと――――かすかに物音がした。
――――戸を思いきり開けると。
「きゃああぁっ!?」
ようやく、会えた。
「きょ……キョーヤ……!? どうして、こ、ここにいるの……!?」
「……そりゃお前だ。……咲耶」
自分の机の中を、電灯もつけずにゴソゴソと探っていたのは――――間違いない。
濡れて波打つ髪、びっしょり濡れた、ブラウスの上に着込んだ体育用ジャージ、黒タイツの脚の伸びるスカート。
驚きを隠せない、見開いた目は――――怯えたようにまっすぐ俺に向いていた。
*****
――――窓をびたびたと横殴りに叩くデカい雨粒、ガタガタと窓を揺らし、それだけで割ってしまいそうな勢いの強風。
それらに閉じ込められながら、薄暗い教室で咲耶の弁解を聞く。
なんとなく、いつもの席に座りながら椅子だけは横へ向け――――小さく背を丸めて座る咲耶へ向き合いながら、じっと言葉を待った。
怒っているか、と訊かれれば――――間違いなく俺は、怒ってはいる。いくらなんでもこれは無鉄砲すぎた。
だけど、それ以上に安心の方が強い。何事もなく、無事に咲耶を見つけられたのだから。
どう伝えたものか、と考えあぐねていると、咲耶がぽつりと呟く。
「……キミに、貸してもらった……あれ。置き忘れちゃったんだ」
「あれ?」
俯いたままの咲耶が差し出す掌の上には、イヤフォンを巻いてまとめた、古くて小さい、たったの四ギガしか入らない傷だらけのMP3プレーヤーがあった。
「なんでこの天気の中飛び出してまで取りに来るんだよ」
「……今日さ、帰る前に花壇の様子見てた時。ボク、これ聴きながらちょっと休んでたんだ。だから、もしかしたら……外に、置き忘れちゃったかと、思って……」
「だからって!」
――――分かっていた。
それを咲耶に渡したのは、俺だったから。
罪悪感、怒り、責任、安堵、いくつもの感情が
目の前から椅子が揺れる音がする。これじゃ……俺の、みっともない八つ当たりだ。
「……ごめんなさい」
消え入りそうな声が窓を叩く風雨の音に混じって、それでもはっきり聞こえた。
謝られても……どう返せばいいのか、分からない。
言葉が繋がらないまま、数分。気まずい沈黙の中で俺は、耳をそばだてて外の様子に気を配る。
「小降りになってきたな。風も落ち着いてきた。……また降り始める前に、少し歩けるか?」
「……うん……」
ほんの少しだけ……風と雨が落ち着きを見せた。
降ってはいるが、いつまでもここにいるわけにいかない。
誰もいない学校、保健室も職員室も施錠されているとあっては、どうしようもない。
何より、咲耶はひどく雨に濡れていた。
また外を歩かせるのも酷だがともかく仕方がない。
人を呼ぶにも携帯電話は言うに及ばず、職員室の電話さえ使えないのだから。
教室を出て玄関に辿りつくと、そこには俺が脱ぎ捨てたレインコートがそのまま残っている。
遠慮する咲耶にそれを着せ、互いにびしょ濡れの外履きに履き替えて出ると……来た時よりは遥かにマシでも、相変わらずの風雨が田園風景を襲っていた。
無意識のうちに、咲耶の手を引き寄せて握る。
冷え切った感触が手の中に広がると同時に、気休め程度のパーカーのフードをかぶり直す。
「手、離すなよ、咲耶」
「……うん」
そしてまた、嵐の中の強行軍が始まる。
今度は一人じゃなく――――ふたりで。
*****
間の悪い事に、到着する五分前に再び強まった雨に容赦なく打たれながら――――ようやく、俺の家に辿り着けた。
途中ですっかりと暗くなってしまい、避難で閑散として灯りの無い家々を抜け、街灯すらつかない微妙な時間の中でほとんど勘だけを頼りにする、帰巣本能じみた帰り路を俺達は歩ききった。
水を吸って重たくなったパーカーは肌に貼り付き、下に着こんでいたシャツまでずぶ濡れだ。
スニーカーも、ズボンも、靴下も、何一つ濡れていない衣類がない。
それは咲耶も同じ事で、レインコートである程度防げはしても……そもそも、学校にいた時点でひどい有り様だった。
「咲耶……! 大丈夫か!?」
「……う、ん……少し……」
見れば、唇は紫色に変わっていて血の気も失せかけていた。
握っていた手もまるで暖まらず……ずっと、冷たいままで、かたかたと震えている。
脱ぐ事すら難しくなったずぶ濡れの靴と、もたつきながら格闘する咲耶を見て、どうにか体を暖めてやれないか、考える。考える。考える――――
――――そうだ、あれがあった。
「靴脱いだらそのまま台所に行ってくれ、咲耶。場所わかるよな? 奥だ」
「う、うん……でも、何が……」
「いいから。俺は少し探す物があるから。ゆっくりでいいから」
玄関に咲耶を残して、俺は居間を目指した。
少し前、“あの人”が置いて行った風呂敷包みを見つけて、引っ掴む。
それと掛けてあった洗い替えのバスタオルと、ハンドタオルを一枚。
玄関から上がった彼女を追って、台所へ向かうと……そこには
「え……!? キョーヤ君……これ、何……?」
「見ての通り、シャワールームだよ。……透明ガラスなのは柳に文句言ってくれ。それと、碧さんの置いてった着替えだ。この際仕方ないから、使っちまえ。あと、これがタオル」
「え、と……いいのかい? でも……ボクより、先に……キミが……」
「いいから早く使え、咲耶! ……ゆっくりでいい、俺は部屋暖めとくから」
台所の一角に鎮座する、電話ボックスサイズのそれに尻込みする咲耶を置いて、俺はさっさと台所を出て、戸を閉めた。
俺もさっさと暖まりたいけど……流石にそんな事は言えない。
居間に戻って濡れた服を着替え、髪をタオルで拭いている間に――――おもむろに、電話が鳴った。
「はい、もしもし。……何だ、柳か」
『何だ、じゃねェよ! さっきから電話かけてんだぞ、お前!』
柳にしては珍しい語気――――いや、怒気だった。
「悪かった。……俺たちも、今帰ってきたところなんだ」
『……“たち”?』
「ああ、咲耶も一緒だ。そこは寄り合い所か?」
『……ああ。クソ……寿命が縮むだろ、バカ野郎。俺も今、一旦戻ってきたトコだよ。ともかく今、リョウが一緒にいるんだな? いったいどこにいた』
「学校。忘れ物取りに行ってたらしくてさ」
にわかに、受話器の向こうで歓声が上がるのが聞こえた。
その中に、聞き覚えのある、祝杯を挙げようと主張する女の声があったが……それは、今はいい。
『ともかく、お疲れだ。体冷やすなよ。役場とリョウの家には、俺から連絡しておく。後でまた折り返すかもしれないからな』
「ああ、分かった。……どうする? 俺達もそっちに移ろうか」
『いや、家にいるならいいんだ。外に出るのはやめた方が良い。予報だと……おい、そこ 何チャンネル変えて――――野球見てんじゃねェ、シゲさん! は、打った? だから、予報――――おい、碧さん雀卓出して、何して……!』
「柳、柳。わかった、もういいって!」
『……悪いな。ともかく、今から暴風圏に入るらしい。雨戸を閉めてやり過ごすんだ。もう一度言うが、外に出るなよ』
「ああ、ありがとう。それじゃ、田んぼの様子でも見て――――」
『おい』
「カントリージョークだよ」
『……俺みてェな事言うな。それじゃ、何かあったら電話しろ』
柳にひとつ文句を咲耶に代わって言おうかと思ったが、一拍遅れて切られた。
受話器を戻すと、台所の方からぱしゃぱしゃと水音が聴こえてくる。
――――頭に浮かんでくるイメージを必死で塗り潰しながら、ストーブに火を入れる。
時刻はもう、六時を回った。
いよいよ酷くなってきた雨に混じり、遠雷が聴こえた。
「落ちないでくれよ、頼むから……」
テレビをつけて頭にタオルを引っ掛けたまま、まんじりともせず過ごしていると、ようやくストーブに火種が入る。
古くて危なっかしい、間違っても乳幼児のいる家には置けない見た目のストーブだが暖かさは折り紙付きだ。
その時、台所の戸が開く音、次いで……廊下を歩いてくる足音。
「お待たせ、キョーヤ君……今、電話あったの?」
「あ、ああ。柳だった。役場と咲耶の家には連絡してくれるって……無事だって伝えといた、から……」
――――目線が、定まらない。
シャワーから上がったばかりの咲耶が、今近くに脚を折りたたんで座った。
同じシャンプー、同じリンスを使ったとは思えないような甘い匂いが
ほかほかと上気した顔は、さっきまでの血の気のなさとは大違いだ。
それはさておき、何よりも咲耶の格好が、問題だった。
碧さんが“着替え”と称して置いて行ったその中身だろう、花の紋地が入った
丈が足りずに脛の下、細く白い足首から指先までが惜しげもなくさらけ出されていた。
抱き幅に締めた帯から、なめらかな、しかし間違いなくある胸……の曲線を首まで描く。
着こなしも所作も、咲耶は
そこで咲耶の視線を感じて、目線をテレビへ戻した。
「……つ、使い方……分かったか?」
「うん、流石に分かるってば。……でも、あれだね。ちょっと……恥ずかしかった、かな」
どくんっ、と心臓が跳ねる。
何度も、何度も頭にちらついた光景が――――また、蘇る。
必死でそれを悟られまいとするだけ、更に必死さが伝わりそうだった。
「……もう一度、言うけどさ。文句なら柳に言ってくれ。あの野郎、絶対わざと……」
「……キョーヤ君になら、覗かれても怒らなかったよ?」
「っ! お……お前な!」
くすくす笑う咲耶はどこまで本気なのか、掴めない。
ふと、思い出した事があって――――この空気を変えたくて、切り出す。
「聞きそびれてたな。……そのプレーヤー、結局どこにあった?」
「……机の中」
「何だそりゃ……締まらねーな」
じゃあ、結局――――血相変えて飛び出して行く事なかったんじゃないか。
「ね、キョーヤ君。……ありがとう」
「何が?」
「……今日の事、全部……だよ。それと……いつも。いつもさ」
「“いつも”って……」
テレビ画面を何気なく眺めていたままで――――少し、咲耶の気配が近づいていたように思う。
「……キョーヤ君は、覚えてないかもしれないけどさ。……いつも、キミがボクを助けてくれてたんだよ。昔から……いつもさ」
「……そんな事、ないだろ」
「思い出したんだ。神居北小に探検しに行った時の事さ。あの時も……ずっと、ボクの手を離さないでいてくれたよね」
「ああ……そう、だな」
――――はっきりと分かる。
――――咲耶が、近い。
――――テレビから視線を剥がして、体ごと向き直ると――――気付けば、手を伸ばすまでも無いほどの距離に、咲耶が座っていた。
「……“花子さん”を呼んじゃった時も。ボクの手……ずっと、握っててくれた。……いつの事を思い出しても、いつも、いつも……ボクの傍にいてくれた、キミがいるんだ」
――――きっと、俺とは違う回想が咲耶にはあったのだ。
――――俺が思い出すのは、いつも、いつも、いつも何か引っ掻き回し、やらかして巻き込まれる日々の光景。
だけど、咲耶が見るそれはきっと角度が違う。
何をやらかした時も、何が起きた時も、ずっと、ずっと――――俺と咲耶は、最後まで一緒だったのだ。
あの事件をきっかけに離れ離れに、なるまで。
何もかも忘れていた俺も。あの日に置き去りにされたままの“俺”も――――本当は、ずっと。
“リョウ
“
「――――――」
もう、咲耶の言葉は聞こえない。
すぐ先に咲耶の顔があるのに、それでも――――もう、何も聴こえない。
テレビの音も、雨音も、吹き込む風も、近づいているはずの雷も、――――咲耶の声も。
さっきまでの青みを帯びた紫色じゃなく、薄いピンク色をした、ぷるっとした唇がすぐそこに。
鼻の下にかかった吐息は、温かくて――――焼き立てのマドレーヌみたいに甘い香りだった。
心臓が、また跳ねる。全力で走ってきたように心臓の鼓動が聴こえていて――――その音も、やがて遠くへ離れていくような感覚がある。
「……
――――初めて、咲耶の名を呼んだ。
“リョウ姉”でも、“リョウちゃん”でも、“咲耶”でもない。
今の俺が――――初めて呼ぶ、咲耶の名前。
それを待っていたように、怜が……蕩かせたように目を薄く閉じた。
かすかに震える唇が、ひきつるように蠢いたのはほんの一時。
その後はただ静謐に、合わさるだけだった。
怜の喉の奥に生じた小さな喘ぎが、そのまま唇を伝って響いてくる。
怜の体温が、唇の粘膜を通して流し込まれたように、顔が熱い。
不思議なほど、唐突に。
心の準備もできないまま、すんなりと。
――――怜の唇を、知った。
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